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Chronosphere 〜貴方を殺めた世界に、花束を〜  作者: サム
第六章「王都編」
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Episode64「リハビリ」

王国軍の医療班の指導のもと、4人は回復を急ぐために必死に体を動かし始めた。


カイル → 歩くことすらままならない。

ノア → 右腕を負傷し、剣を握るのが辛い。

ローラ → 足を痛めており、まともに走れない。

エリス → 軽傷だが、カイルたちの世話と自分の訓練を並行して行う。


リハビリの一環として、彼らは基地の訓練場で基礎体力を戻すトレーニングを開始した。

「よし、今日は走るぞ!!」

「くっ……こんな走るだけで息が上がるなんて……!!」

元気だった頃の自分とのギャップに、全員が苛立ちを覚えた。


だが、それを見たエリスがカイルを煽る。

「ま、今はボロボロの負け犬ってわけね。」


「なんだ、テメェ、このクソガキ……!!」

カイルが挑発に乗った(笑)。


「だったら、負け犬らしく這い上がるしかないでしょ?」

その言葉に、カイルに再び火がついた。


「ぬおおおおおおお!!!!」

「勝つ、勝ァーーーーーつ!!」

痛みと戦いながら、血の滲む努力を続けた4人。そしてついに、ある日——


「……っ、カイル! 立てるのか?!」

ノアの声に、カイルがゆっくりと立ち上がる。まだ痛みは残るものの、剣を握ることはできる。


「……やっとここまで来たか……!」

「でも、まだ完璧じゃない。完全復帰にはもう少しかかわね。」

「それでも、前進はした……!」


2週間に及ぶ過酷なリハビリを経て、ついに4人は戦場に戻れる状態まで回復した。まだ完璧とは言えないものの、カイルは剣を握れるようになり、ノアは再び戦う意志を取り戻した。ローラとエリスも体調を整え、次の行動を決めるべく話し合っていた。


挿絵(By みてみん)


「さて、そろそろ行動を再開するか。」

「カイル、まだ痛みは残ってる?」

「多少はな。でも、戦える。」

そんな矢先、王国軍の司令官から、4人へ衝撃の依頼が舞い込んでくる…!


To be continued…

豆知識:王国の通信事情



王国では魔力式固定電話がすでに一般家庭にも普及済み!

水晶のような受話器を耳に当てると、魔力の振動で声が届くというハイテク(?)仕様だが、送信者と受信者の距離が極端に遠すぎると、魔力が届かず「プツンッ」と切れることも。もちろん電波とかは一切なし。

なお、「話の途中で相手が急に無言になる」といった怪談みたいなトラブルは日常茶飯事。


一方、手紙は今でも根強い人気を誇る。

ポストに投函された手紙は、郵便局の飛行魔鳥によって各地へ運ばれ、だいたい1〜3日で到着。

※ただし、魔鳥が道草を食うともっとかかる。


ノア「昨日電話してたらさ、声が急に『……』って途切れて焦ったわ」

エリス「あ〜それ、魔力の限界ね。うちの祖母、遠すぎて毎回“ピーッピーッ”って警告音鳴るって嘆いてたわよ」

ノア「……それ、何か物悲しいな」


エリス「でも郵便なら安心!カイルの手紙、ちゃーんと届いたもん♪」

ノア「魔鳥たち、意外と仕事できるな(笑)」

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