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Chronosphere 〜貴方を殺めた世界に、花束を〜  作者: サム
第六章「王都編」
58/74

Episode58「荒廃」

ノアたちは、内戦によって荒廃した王都を後にし、再び旅に出た。


戦争はすでに始まり、王国軍と帝国軍が衝突している。

国境付近では既に戦火が広がり、街や村が焦土と化しているという情報が入る。そんな中、4人は次なる目的地へと歩みを進める。


王都を出て間もなく、彼らは戦争の影響を受けた難民の集団と遭遇する。

道端には疲弊し、飢えた人々が行き場をなくして座り込んでいた。


「…お前たち、どこへ向かうつもりだ?」

ノアたちに話しかけてきたのは、顔に傷を持つ若い兵士だった。

彼は戦場から逃げ、今はただ生き延びるために戦っているという。


「どこへ行こうと関係ねぇ…!戦争を止める手段を探す? そんなもの、あるわけねえだろ…!」

彼の言葉に、ノアたちは戦争の現実の重さを痛感する。


難民たちの姿を見たカイルは、怒りを抑えきれなかった。

「くそっ…! これが“正義の戦争”かよ…!」

戦争を引き起こした貴族たち、帝国、そして何もできない自分への苛立ちが募る。


そんなカイルに、ノアは静かに言った。

「“できること”を探すしかない。」

今は前の道が見えない。それでも、進むしかないのだ…。ノア、ローラ、カイル、エリス!今自分にできることを探すんだ…!


To be continued…!

こぼれ話


エリスには両親と姉と妹がいましたが、全員戦争によって亡くしています。


唯一まだ意識があった姉から

「早く逃げて!…エリス、生きて…!!」

と促されたのが最後の会話でした。その直後、姉は絶命しました。

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