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Chronosphere 〜貴方を殺めた世界に、花束を〜  作者: サム
第五章「自由都市」
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Episode41「翼」

「飛べるのか!?」

「……やってみる!」


エリスは3人を掴み、風の魔力で浮かび上がった。宙を舞い、バルザへ向かって滑空を始める。


「うおおおお!?マジかよ!!!」

「やっぱりエリス、さすがだわ!!」


「飛ぶってそういうことか!?落とすなよ!!!」

「頑張ってるのよ、こっちだって!!」


気づけば、バルザはもう目の前だ。

「や、やっと慣れてきたかも…!」

「いやいやいや、今更かよ!もうバルザが目の前だぞ!?」

「お前、意外とセンスあるじゃん!」


バルザ近くの海岸へ向かって降下し始めたときだった。

「あ、危ない!!!避けて!!」

ローラがなにかに気付いたようだ。


「どうしたの、ローラ!」

「今度はなんだよ?!!」


数秒後、エリスの肩に1本の矢が突き刺さった。

「っ…!!!!」

「エリス!!」

「おい、しっかりしろ!!」

エリスの魔力は制御不能に陥り、ふらふらと横に揺れながらバルザの街へ墜落する…


To be continued…

【エリスの犬好き】

・エリスは根っからの犬好き。特にゴールデンレトリバーに目がない。

・旅の途中、どんなに急いでいても、犬を見かけるとすぐに駆け寄ってしまう癖がある。

・撫でたり抱きついたりする姿はまるで少女のようで、仲間たちも思わず和んでしまうほど。

・なお、犬はだいたいエリスに懐く。逆に、カイルはよく吠えられる。



(とある農村にて)


エリス「わっ、見て!あの犬、可愛い!!!」

ノア「うわ、すごい勢いで行ったな…」

カイル「おい待て、今こっちは急いで…あああ!!なんで俺だけ吠えられてんだよ!?」

ローラ「ふふっ、エリス、本当に嬉しそう。ああいうとこ、見習いたいなって思うよ」

ノア「……たしかに、ちょっと癒されたかも」

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