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Chronosphere 〜貴方を殺めた世界に、花束を〜  作者: サム
第四章「バルザ海の航海」
39/74

Episode39「獰猛」

4人はスクァルスによって海に突き落とされてしまった。

「うわああああああ!!!」


そしてスクァルスの巨大な顎が開き、ノアたちはそのままスクァルスの口の中へ流されてしまった…


気がつけば、4人はスクァルスの胃にいた。そこは酸の匂いが充満し、飲み込んだ人の死体や物が散乱していた。


「いやぁぁぁ!! 私たち、食べられたの!? 食べられたのよね!??」

「マジかよ、こんな死に方だけは勘弁してくれ!!」

「…神様、助けてください!!!」

「いや、まだ死んでない…ってことは、抜け出せるはずだ!!」


4人はスクァルスの体内から脱出する方法を必死に考えた。

「そうだ!喉奥を刺激して吐き出させるのはどうだ?!」

「やってみるしかないか!」


4人は散らばっている剣や矢、骨などを喉奥に突き刺した。するとすぐに胃の奥から音が鳴り始めた。


「よし、行くぞ!!!」

そう言うと、まもなくスクァルスの胃から口へ、口から空へ勢いよく吐き出された。空へと放り出され、海へ一直線だ。


バッシャーーン!!

4人は勢いよく着水した。激しく叩きつけられ意識が朦朧とする中、4人は潮の流れに誘われていった…



「こ、ここは…」

肌に感じるのは生暖かい砂の感触だ。海流に流されて打ち上げられたのだろうか。


「……い、生きてる?」

「奇跡的にな。」

「よかった…」

「…けど、ここはどこだ?」


見渡すと、4人がたどり着いたのは小さな島のようだった。さらに、遠くにはバルザの都市の灯りがうっすらと見えた。

「バルザが見えてるぞ!!」

「意外と近い!!」


To be continued…

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