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Chronosphere 〜貴方を殺めた世界に、花束を〜  作者: サム
第四章「バルザ海の航海」
32/74

Episode32「大航海」

「次は、両国と盗賊団との関係を暴かなければならないな。どうも奴らは胡散臭い。」


「この航路図にもあるが、「バルザ」で情報を得るのはどうだ。」


「バルザ!知ってるわ。両国の支配を受けない要塞都市だよね?」

「そう。そこでは何か情報を引き出すことができるに違いないわ。」


一行は船で要塞都市バルザを目指すことにした。だが、計算するとバルザまでは、順調に航海が進んでも2週間程度はかかる見込みだ。かなり長い時間を要する。


「けっこうかかるもんなんだな…」

そしてもう1つ重大な問題があった。それは、この4人の中には、"船を操縦できる人がいない"ということだ…


「え、嘘でしょ?!」

「まじかよ…」

「だって、海に出ずに陸路で逃げていたら皆殺しだったぞ。」


そこで、最低限の操縦はできるローラが船長に選ばれた。

「私がキャプテンよ!!」


だがこの航海が始まってすぐ、エリスはずっと甲板で海に向かって戻していた。

「おええええええ…」


そう、エリスは元々船酔いがひどい体質なのだ。

「エリス… 最低でも2週間は耐えられるか?」

「無理…」


力ない返事に3人は参った表情を見せた。少しでも彼女の苦痛を減らそうと模索していると、船の倉庫の中から「ミコ錠」という薬を見つけた。


「頓服 1回1錠 これは船酔いの吐き気や不快感などを和らげる魔法がかけられた呪薬です。上記の症状が現れたらすぐにお飲みください。」


「エリス、これを飲んで。きっとすぐによくなるわ。」

飲ませると、エリスはだんだん元気になっていった。

「ふう、よかったよかった。」


To be continued…

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