Episode24「公爵」
四人は他の貴族たちに問い詰められていた。下手なことをいえば、偽物だとバレて即座に追放されるかもしれない。大ピンチだ。
「(ど、どうしよう…!)」
極限まで張り詰めた空気の中に、向こうから男性の大きな声が響いた。
「はっはっはっは!!これはこれは、ルーヴェン家の方々じゃないか!!」
その男は、バタンと扉を開けて貴族らしく優雅に登場した。
「さ、さ、サンドレ公爵!」
「彼らは、私の遠縁の親戚だ。まさか、私の知り合いを疑うつもりかね…?」
「いえいえ、そんなつもりは……!」
彼はヴェルサンドで絶対的な影響力を持っている、大物の貴族のようだ。
「さあ、長旅で疲れているだろう。どうぞこちらへ。」
サンドレは、四人を自分の屋敷へ招いた。
彼の屋敷は綺羅びやかで、庶民が想像する貴族の屋敷のような空間が広がっていた。
「ようこそ我が屋敷へ。遠慮はいらないから、ゆっくりくつろいでくれたまえ。」
四人は少し警戒していた。
「あ、ありがとうございます…」
「さあ、もう少しでうちのシェフ特製の料理が来る。存分に味わってくれ。」
数分後、豪華な料理が食卓に運ばれてきた。
「さあ、お召し上がれ!」
カイルが肉を頬張りながら言った。
「これが貴族の生活か… 毎度のことだが、ずっとここにいたいぜ。」
ローラが警戒しながら話した。
「本当にご親切ですね。でも、どうして私たちを助けてくださったのかしら?」
「理由がなければ、助けてはいけないのかね?」
そのあまりにも余裕がありすぎる態度に、四人は少し不信感を覚えた。
To be continued…




