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Chronosphere 〜貴方を殺めた世界に、花束を〜  作者: サム
第二章「交易都市」
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Episode16「最深部の闇」

まさか、ここまで順調に事が進むとは思っていなかった。

「マジか… 最深部はこんなに殺伐としたところなんだな…」

「とにかく探検してみよう。」

他の商人たちは、皆恐ろしい顔つきをしている者が多かった。

一行は、「市のボス」と言われる者の元へ案内された。


「ほう、お前たちがあの商人か。よろしく頼む。」

サルヴァというこの男は、この市場を裏で管理している者だという。つまり、こいつが真の黒幕ということになる。カイルが積極的に応じる。

「こちらこそどうも。」

「で、どこから来た?」

「伏せさせてもらおう。高貴な顧客を抱えていてな。」

「フン、なるほどなぁ… それで、何を求めている?」

思いの外、話が通じる相手だった。

「貴族向けの“特別な品”を探しているんだ。来る前に噂を聞いたが、表に出せない品も扱っているのか?」

「…お前たち、なかなか話が分かるようだな。確かに、簡単に表に出せないものも取り揃えているぞ。だが、ウチは信用第一で商売してるから、何か証明できるものはある?」


一行は、事前に用意しておいた「それっぽい」取引記録や商品のサンプルを提示した。

「なかなか面白い。それじゃあ、その特別な商品を見せるとしよう。」

「ついに来るぞ…」

サルヴァの部下らしき者が扉を開け、一行を案内した。まるで彼は市場の王のようだった。

「ここだ。じゃあゆっくり見ていってくれ。」

そう言われると、サルヴァたちは出ていった。

「こ、これは…!ただの武器じゃないぞ…!」

そう、最初に目に留まったものは「魔導砲」だった。魔力を凝縮させ、弾丸にして発射する兵器だ。実戦では使用されているが、取引は禁止されている。だが、ここまではまだ想定内だ。


次に見たものは、謎の書類だ。そこには、「人体改造や禁術に関する研究レポート」と書かれていた。酷い人体実験の記録や禁術の使用方法や呪文などが書かれていた……

「ま、まさかただの人をあの恐ろしい魔獣にするつもりなのか?!」

「そんな… そんなの許せないわ!!」

「私もここまで知らなかった…!」

To be continued…

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