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Chronosphere 〜貴方を殺めた世界に、花束を〜  作者: サム
第一章「旅立ち、そして仲間」
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Episode10 「誤解」

「貴様ら、うちの店で何をしでかしたというんだ!!!」

普段は優しい館長の怒号が、廊下に響き渡った。

「おい、見たか、あいつら… 人殺しだ!」

「大人しくしろ!お前たちを今から拘束する!!」

周りは大騒ぎだ。パニック状態になっている人もいる。確かに、何も知らない人からしたらただの人殺しだ。疑われるのも無理はなかった。

「このままでは捕まってしまう… まずい…」

そうローラとカイルが諦めかけたときだった。


「ちょっと待った!!あ、ほら!この紋章を見てみてくれ!これはあの盗賊団の紋章じゃないか!」

「こんなやつが街をうろついているほうが危険だし、俺達は巻き込まれただけなんだ!」

ノアが必死に警備兵を説得した。

「たしかにこの紋章は、最近暗躍している例の盗賊団のものだ…」

「本当にこいつらは悪かったのか…?」

周りの人の間にも少し男を疑い始める様子が伺えた。

「騒ぎを起こしたのは悪かったよ!でもこいつは殺す気で来たから、仕方がなかったんだ!!」


「わかった、お前たちを釈放する。だが、こんな騒ぎはもう起こすな!」

警備兵は縄をといた。騒ぎが終わったので、周りの人たちも次第にいなくなっていった。

カイルが何やら男のメモをじっくり見ていた。

「カイル、何を見ているんだい?」

「交易都市 マルカス…」

マルカス。王国一番の交易都市だ。自分たちをやたらと狙う盗賊団の謎を解くことができるかもしれない。また、ノアの両親の死の真相について何か聞き出せるかもしれない。


舞台は王国最大の交易都市、マルカスへ移る!!

To be continued…

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