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マグニ

  挿絵(By みてみん)


・キャラ名:魔国(マグニ) 忌理(キリ)

・作品名 :マグニの肖像(N2436HZ)

・種族  :幽霊

・性別  :女

・年齢  :享年20(幽霊歴6年)

・誕生日 :2月1日

・身長  :151cm(480cm)

・体重  :42kg(0kg)

・好物  :彼と交際1周年記念のお祝いで行ったお店で出てきたチョコのデザート

・職業  :大学生

・ひとこと:「ゆうくん? ゆうくんなの?」

・紹介  :感受性豊かな大学生だった彼女は、当時付き合っていた佐伯佑輔とトンネルに肝試しに来ていた。

トンネルの中の下手くそなドラえもんの落書きに爆笑していると、いつの間にか佑輔がいなくなっていた。「ゆうくん? どこ? ゆうくん?」外の街灯のところに車が停めてあるので、とりあえずそこへ戻ろうとするキリ。すると突然車のライトが点灯し、発進した。

「ゆうくん、待って!」去っていく彼の車の後を必死に追いかけるキリ。しかし無惨にも彼はキリを置き去りにし、山中の闇へと消えていった。

5分後、戻ってきた彼は「テッテレー」と言いながら車を降りた。

トンネル前の街灯の下にキリが口から血を流して倒れている。

「キリ! 大丈夫か! キリ! しっかりしろ!」佑輔の必死の呼び掛けに、閉じていた目をゆっくり開けるキリ。

「わはし、そこでこほんじゃっへ⋯⋯」

血だらけの口から発せられた言葉は、「私、そこで転んじゃって」と聞き取れた。

キリの口内は、ぽっかり穴が空いたように空洞になっていた。

「キリ、お前、舌が! ⋯⋯めんどくせぇな。置いてくか」

放置されたキリはそのまま血を流し続け、明け方に死亡した。


今でも街灯には花やお菓子が供えられているが、心霊スポットとしても有名になってしまったため、肝試しに来る若者が倍増した。

彼らの間では、「夜中にトンネルに行くと女の幽霊が出る」だとか、「街灯に化けた女の幽霊が出る」だとか言われている。

☆ファンアート☆


  挿絵(By みてみん)

  作:歌川 詩季さん

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― 新着の感想 ―
[一言]  口の中は空洞でも、歯は並んでいるのですね。  都市伝説っぽい。
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