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レビュー執筆日:2022/1/12
●ギラギラ感と軽快なロックサウンドで分かりやすく盛り上げる。
【収録曲】
1.Here We Go
2.Changes!!!
3.Tequila, Tequila, Tequila
4.Light Your Fire
5.New Phase
6.Get Away
7.Sleep Walk
8.Route17
9.Do the DISCO
10.Broken Government
11.Clumsy
12.Small Town Dreams
the telephonesには「分かりやすく盛り上げるバンド」というイメージがあったのですが、今作で初めて彼らの作品をアルバム単位で聴いたところ、まさにそのイメージ通りの楽曲群が並べられていました。彼らの楽曲の分かりやすい特徴といったら、ロックサウンドにシンセサイザーを絡めたスペーシーな音像が挙げられるでしょう。今作に収録されている『Do the DISCO』のように、彼らの楽曲には歌詞に「DISCO」という言葉が出てくるものが多いのですが、そういった言葉からイメージされる今からすれば前時代的な「ギラギラ感」と軽快なロックサウンドを組み合わせることによって彼らならではの「盛り上げ方」が構築されているように思えました。
シンセサイザーを抑えてギターリフを主軸にした『Here We Go』やベースを強調させた『Tequila, Tequila, Tequila』、比較的落ち着いた感じの『Sleep Walk』のようにそれなりにバリエーションはあるものの、基本的には先程挙げたサウンドやボーカル・石毛輝のハイトーンボイスを活かしたダンスナンバーがメイン。それゆえに若干一辺倒に感じられるところもありますが、良くも悪くも「分かりやすく盛り上げる」というイメージを裏切らないバンドであるということを感じられるアルバムでした。
評価:★★★★