表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

妄想論

選ぶ探す事への嫌悪感

作者: とびうお君

 クックパッドについての記事を読んでいて、やっぱりかと思ったのが、レシピが多すぎる。心当たりがあるだろう。以前私はなろうをクックパッドに例えた。それは同じような問題を抱えるという事にも繋がると思う。レシピが多すぎるからなんだ?何を選べば良いか?分からないんだ。


 かつ、なろうはもっと困難だ。レシピと違ってたっぷり読み込まないと中身の意味が分からない。私はズット書いてるが、面白い面白くないの前に選ぶ事がそれに入ってると書いた。ランキングから選ぶだけの読者を批判するエッセイは数多い。スコップの大切さと、埋もれたものに面白いものがあると熱心に語る。


 ああいやだ本当にいやだ。数が多ければ多いほどそんなマニアックな読者は少なくなるんだ。いい加減選ぶのが辛いって声を聞いてくれとなる。私だけがずっとそれを書いてる。やっと同意見が出てきたと思ったらクックパッドだ。本当に大半の人間はサイレントなんだ。不満があれば黙って消えていくんだ。


 だからって不満を聞けって言ってるんじゃないんだ。大体の不満はサイレントな多数派の不満じゃないんだ。ノイジーマイノリティだ。小数派ほど煩いんだ。サイレントな多数派の不満にもっと耳を済ませよう。私はそうやって来た。私のエッセイの数々はそういう声をノイジーマイノリティに邪魔されずに拾い上げる行為だった。


 選ぶのが大変だって単純な話しじゃないんだ。面白いって結果の中にすでに選ぶ事が入ってしまってるってのが大事なんだ。選ぶのが困難ならもうそれはつまらないって一つの作品へのファクターとなるんだ。


 ランキングの勝ち組が人気が人気を積み重ねていくのがこういう原理だろうと私は見ている。あのとても不満な選ぶ行為から解放されるからだ。それ自体で面白さが上積みされる。


 じゃ他に方法が無いのか?それは残念ながら無い。私が常に言ってるのは、これを解決する方法じゃないんだ。多数派は選ぶ行為を避けるから、彼らとは関係ないランキングを創ったほうが良いと書いてる。これは別口の話しだ。今回の軸は、サイレントな多数派の声を聞けって事だ。それは面白さじゃないだろう?そうは思わない。


 セットになってて、それを切り離すことさえ感情的に不満だ。分析的に分けて考えるなんて行為まっぴらごめんなんだ。


 解決策が無いのに何故かいてるのか?いつも書いてる事は、それらの根本がこうして分かるから、助けられるものだけを助けるって事をしてる。現代の選択したくない多数派の大きな流れに巻き込まれないようにする。それをそのまま放置したまま改善案を述べる人達が多いが、馬鹿だと私は思ってる。


 全く別の流れなんだ。その代わり多くの人に楽しんで貰うって面は諦めないといけない。何かを得るには何かを捨てないと。


 実際解決策は無いのだろうか?ナイト思う。私も何度もランキング以外の機能を考えてみたけど思いつかないんだ。導線と言うより、こんな古来からあるありきたりなものってのがつまらないじゃないか?と思うからだ。多くの人が楽しむ娯楽としての機能として他にあれば、多分今の体制は変わるのだが、残念だが思いつかない。


 面倒と言う言葉じゃまだ足りない。不満と言うのじゃ漠然としてる。嫌悪感だ。そこまで言ってるんだ。間違いない、選ぶという行為は嫌悪感すら生じる。探すという行為も同様だ。


 解決策はあるのかもしれない。AIがこういうの得意かもしれない。あくまで暇なときで良い。AIの質問に答えていくと、自分の好みの作品を探し出してくれるかもしれない。ああだがこれは読む面白いと言うことに対するAIが確立できてからになる。かなり将来のものになる。書くのと多分似ている。


 マニア向けにはまだまだAIが書くのは無理だが、大衆=多数派向けならAIは可能かもしれない。この手のから発展してアドバイザーAIが出来ると随分楽になるかもしれない。まあこれは夢みたいなものだから、今の改善策としてはあまり良くない。


 そういえば私は自分の選ぶ行為がセットになった面白さから不満からライトノベルシリーズをやっていた。私は改善策を始めていた。ファンタジーはランキングが機能してるので、現代物にスポットを当てて、何が問題か?を考えたんだ。


 がっかり度が高くなるのが、ありがちな山谷の流れと絡んだ悲劇だと見た。悲劇がつまらないのじゃない。素人レベルが多いなろう作家じゃプロでも難しい悲劇の作品の水準が低いからだ。良いかな?プロでも厳しいんだ。彼らが合格点にあるわけじゃない、多分大半の書籍化の作家にはがっかりする。なろうならなおさらだ。


 だから、もうやめようと思ってるんだ。読む前と読んだ後の想定外ってのが悲劇に起こりやすいと見ている。そして人はどういう行動を取るか?もうそれっぽい作品は読まないんだ。そして最後にはジャンル自体がもう読まれなくなる。ファンタジーが選ばれてるというより、ファンタジー以外最初から選ばれて無いんだ。


 ランキングから選ぶ読者は馬鹿だと決めてつけてるが大きな間違いだ。読書に使う頭はとてもおそまつだが、それを選ぶのに使う頭は決してお粗末じゃない。


 ちなみに私のラノベSは自分でこれじゃ駄目だと現時点では思ってる。作家が競って淘汰されてからが本番だと思ってる。何故つまらないのか?皆が私の真似をしないからだと思ってる。選ばれないってジャンルを壊す作業が私の狙いだ。もちろんそれにファンタジーって別ジャンルを使ったジャンル詐欺は駄目だ。そこまで反則じゃない。


 ただ私も忘れていたようにあまり効果的だとは思ってない。選ぶ事への嫌悪感を知って欲しいが今回のメインテーマで、正直改善策は無いと言ってしまいたくなる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ