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姦しいってうるさいって意味って知ってた?

「…ん、夢か、、、」


目を覚ますとそこは見慣れたいつもの教室だった。


俺は黒崎拓彌、特にこれといった特技のない

高校3年生。趣味は読書と料理くらい。

あとは、まぁライトなオタクだってことくらいか。


「おう黒崎、起きたか。今の夢ってなんだよ」


こいつは北村誠人(きたむらまさと)。高校に入って

出来た友人の一人だ。


「いやなに、ちょっと昔の夢を見ていただけだよ」

「あぁ、前言ってたあの"番犬”ってやつか?」

「そそ、小学生ん時のよくわからんあだ名が着いた時のだ」

「そかそか、まぁ何にせよ、夢でよかったじゃねえか」

「まぁな」


そう、俺はあの夢の日以来、番犬というあだ名がついた。

なんでもいじめられていた幼馴染を守り

めちゃくちゃ力の強いいじめっ子3人に殴りかかり

ノックアウトさせたらしい。


そう、らしいのだ。

俺自身にその時の記憶はなく、気がつくと人が、血が

という感じで、その時の話も、クラスメイトから

聞いただけなので本当かどうかも解らない。

ただ、次の日から番犬と呼ばれるようになってしまった。


「しかし、番犬ってーのは笑えるよな」

「アホ。こっちは笑えねぇよ。なんもわかんねぇのに

教師にはこっぴどく叱られるし、あいつはあいつで

アニキって呼んでくるし」

「やべぇww腹痛えwww」

「笑いすぎや、落ち着け」

「おうwすまんすまんww」

「いい加減にしろ」

「あぁ、すまんの。ところでアレ、持ってきた?」

「ああ、Ang〇lBe〇tsのDVD、全7巻。ほらよ」

「サンキュー!やっべぇ超楽しみ!」

「テンション上がりすぎだろ」

「今夜は天使のオールナイトぉぉぉぉ!!」


相も変わらず騒がしい奴だった。

自分の過去を書くって恥ずかしいね。

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