2ー4 魔法試験 優苗 達也 りんご編
またまたその頃扉を開けて、あおいポロシャツの南子と同じ服をきている月鈴 詩織に出会う。間違えて踏んだ魔法陣が輝く。
気が付くと村の前にいた。霧がかかった山もあった。
「詩織。今回のミッションは?」
そっぽを向いたようにしながら詩織は言った。
「なんだろうねぇ!」
その笑顔はとても恐ろしかった。狂っているようにも見えた。でもけして狂っていない常人なのだ。何も言わずに僕を押した詩織はいつの間にか居なくなっていた。
しょうがなく村に行く。むらで歩いていた老婆に声をかけた。
「どんなに些細なことでも構いません。何か変わったことはございましたか?」
そう優しく丁寧に言ったおかげで老婆は心優しく話した。
「些細な事言うてもねえ。最近急にあの小山に霧がかかったことと、あの小山の神社 鳳来神社に何やら小町のように美しい女性がウロチョロしとるのと、この村に拉致事件が多いことぐらいじゃろうかな。ご丁寧に最近の若者の中では珍しいことじゃ。」
何か小山にあることは確実ではないかと思う。
「お忙しい中ご協力ありがとうございます。」
そう言って山の方に行く。老婆は優しいまなざしで見守っていた。
山に着いて門番らしき人を見かけた。
「老婆はとんな言葉をかけた?」
突然門番らしき人に話しかけられた。そしてこの言葉に対してさっきのことを思い出した。
「ご丁寧に最近の若者の中では珍しいことじゃ。」
そう言うと門番はスッと動いた。その中に入ると使いに会う。
「何の御用ですか?」
「お話がしたい。」
そう言うと使いもよける。その中に入ると小町のように美しい女性 月鈴詩織がいた。
「ごきげんようそして何のお話ですこと?」
そう聞かれた。直感が先に攻撃をしろと囁く。手を開いて光の玉ができて光ったと思うと剣になっていた。それを振りかざした。
気が付くとこう言われた。
「いい感じよ。今日から86Levelよ。」