1ー3極秘任務開始
「ちょいと待てい!!」
ザコが部屋の扉を開けた。漫画のように片手を伸ばしている。
「俺は居ないのに説明始めんな!何なんだ?ネタなのか!?そうなのか??」
瞬間移動でテーブルの前に立つ。怒っているみたいだ。
「ザコだからしょうがないよ。まあ楽しくいじってるわ。」
ニッコリいやニヤニヤした詩織が言う。もっと怒る。
「そーだよねー。」
またもやニヤニヤして女装したユリナが言う。
「ところで話をします。」
まるでザワザワしている教室にいる先生がパンパンと手を叩いて静かにするようだ。すると詩織は魔語でnarasokonaiłł48;"@と書くするとザコの足元が落ちる。ここは宇宙と地球の境目。つまり
「うわあああ!!詩織てめえ!チョマジ死ぬ死ぬ死ぬ!!!」
と落ちて行く。
「で。任務は?」
普通に詩織は言う。ゴクリと飲む。
「副作用生物が世界を滅ぼす。と言うのはご存知ですね。そのために戦争を行いますが敵を知らなければ闘えませんので潜入調査官となり副作用生物の秘密など探りなさい。あと、詩織さんこちらへ。他は解散。」
何も言わずに詩織は行く。
「詩織さん。ザコの生活スタイルどうですか?」
んー?と考えてから詩織が言う。
「ダメね。一人暮らしの癖に家事出来ないのは。」
プラチナがニッコリ笑い。
「出番では?」
詩織もニヤリと笑い。
「そうね。」
だんだん詩織が怖いぐらい笑う。スーと紅茶を飲む。
「任せるわよ・・・。」
すると詩織は魔語を書く。daRrakawQłł48;"@と書き消える。
「ザコしっかりしなさい。」
ものすごい勢いで落ちているザコ。目をつむって何もしていない。そんなザコを見て。
「やりすぎた。記憶のかけらもないんだから瞬間移動は一人しか出来ないのに。あぁこまった。」
ザコの手を持って降りようとするけれどザコがどうしても落ちてしまう。しょうがないのでザコの両手を持つ。今にも落ちてしまいそうな雑魚を握る。魔語でザコの治療とゆっくり下降をしている。地に付く。
ほのかな春風が桜を乗せて踊る、そんな日だった。