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最強女神のデド・ユーラシア伝説  作者: 柚月カコ
第3話 伝説の決断
17/24

4ー6 私の読み札

「どうなったのだ。

約束どうり教えろ」


とても高い声で叫ばれる。

その声に耳を傾けた瞬間、周りの風景はステージに変わり果てた。


その高い声は沢山聞こえる。

観客なのだろう。


「まず結論から、私はどちらにもつかないわ。

理由は真のヒーロごっこがしたいからよ。

ユーラシアやデドを復活させることは、真の伝説(しんわ)となり、必ず世の中に破滅をもたらす事は分かりきっている。ユーラシア側でもデド側でも、復活を目的にする両者につくわけにはいかない。伝説のkey personのわたしだけがこの伝説を変えれる。

私が単独で動き、この伝説を終わらせて見せようぞ。」

詩織が身振り手振りしながら宣言する。

その間はヤジも収まる。


「面白い回答を出したな、それなら正義に従い、必ず伝説を終わらせろ。良いな?」


高い声も少し低くなる。彼らは安心をしているのだろう。


「もちろん。良いですよ。プトン族。

まさか、女神の従属ではなく、時を歩む種族だとは思いませんでした。

貴方の望むシナリオに変えて見せましょう。」


ヤジは完全に止まる。彼らの安心は一瞬にして崩れゆく。


「我の正体を見破るか、我らのルールに従い、外に返そう。」



そこから光が入り込み、消えたと知ったときには、何もなかったかのように門の前に立っていた。


始まりを告げる鐘が鳴る。

詩織は手をかざし境界を作った。

宇宙のような色のする境界に詩織は飛び込んだ。

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