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最強女神のデド・ユーラシア伝説  作者: 柚月カコ
第2話 秘密に迫る者たち
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3ー3 全ての記憶が揃ったのだと

眠い。眠すぎる!だがしかし寝過ごす訳にはいかない。なぜならバームストロングス会議だからだ。

本当はそんなのどうでもいい。地図によれば地下に完全立ち入り禁止区域があるらしい。そこにきっと私の最後の記憶のかけらがあるはずだ!


「というわけだ。ユラエスタラには前衛を頼む。異論は?・・・無いようだな。正直、時間稼ぎである。我らの王、魔神デド・バルバジャーネの復活の為のな。・・おっと少し変なことを言ってしまった。忘れておいてくれ。と、これで終わりだ。解散。」


いよいよ地下に行ける。相変わらずの仕事臭い匂いを無視して御手洗いに入る。その個室に入り瞬間移動。

完全立ち入り禁止区域へ到着だ。目の前にある光にそっと触れる。するとクロスワードが出てくる。が、すぐに答えを出した。


「神はまつろわず死に絶える」


すると光が小さくなって私の結び目にあるクリスタルの球体へ姿を消し、その中の星の先っちょ全てに光が宿り、星の中央に冠が描かれた。

それを心から喜ぶものの口には出さず素早く魔語を描いて家に帰ったのであった。


* * * *


「詩織のやつ絶対俺らのこと忘れてるな!」


愚痴?をこぼすザコをりんごやユリナは哀れな子供を見る目で見ていた。


「まあ、まあ、おちついてよ。忘れるのは結構当たり前だよ?家に帰ってるだろうし帰ろうか?ね、ザコくん」


そんな事を言いながら幼稚園児を見る目でいいこいいこしていた。流石のザコもイラっとしたらしく頭を撫でていたりんごに見えるように、林檎を握り潰した。そして手についた林檎を振り落としていた。相変わらずユリナはかわいそうな目で二人を見ていた。


「何遊んでるの?私も混ぜてよ。」


その姿を見て皆、肌が青白くなり、目は真っ白になった。

あぁ、何ということだ。きっと混ぜなければニヤリと笑ってあそこにある林檎と同じ姿にするのだろう。あぁ、なんて恐ろしい。


* * * *


「ねぇ、お腹空いたでしょ?」


豪邸?に響き渡る声。その返事は


「っえ、作ってくれるのか?マジか・・・おーいみんな起きろー美味い料理が出てくるぜ!」


「マジか!」


「うわ、美味しそー。」


とバカ三兄弟が起きた。詩織は急いでシンクへと行って料理を作る。

とんとん。

かたかた。

グツグツ。

チーン。


豪華なテーブルに出来たてドリアを4つ並べた。バカ三兄弟はあっという間に食べてしまった。が、そんなの御構い無し。ドリアをドンドンどんどん作っていくのだ。

この戦はザコが吐いたことにより全てが終わった。

美味しそうなパフェを作りテーブルに並べた。お腹が膨れたらしくこれもおわり。いままでの事はなんだったのか?と見返してみると悲しくなった

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