1ー1初めまして?
この世界には、魔法の存在が科学で証明され、魔法は非科学ではないと言うものが、一般的な知識にある世界。
最強女神と呼ばれる最強な魔法使いがいた。
その名は月鈴 詩織。
魔法には属性があり、その属性以外の属性の魔法は使えるはずがないのだが、彼女は違った。属性関係なしに全ての魔法が使える少女である
その特殊な体質のため全知全能。敵対すれば攻撃しても手の特殊能力である魔法反発によってふれることすらできない。
魔法試験と言うのが月一であり、魔法をレベル付けするのである。彼女はMAXである1000Level。やろうと思えば地球を片手で荒地に出来る。
そんな彼女は今は全知全能ではない。相変わらずレベルMAXで、地球ぐらい滅ぼせるのは変わりないが、原因不明の記憶喪失のため初めは魔法が使えなかったらしいが、自力で三分の一まで覚えたらしい。
そんな彼女の前にレベル80(彼女的には雑魚)が調子こいて、自分よりも強い敵に戦をしかけたヤツを偶然見かけたら・・・。
青いセーラー服。結び目には球体の中に星が組み込んである水晶でちょうちょ結びをしていて、ロングヘアの美少女。
彼女こそが全知全能だった月鈴 詩織である。偶然通りすがりで雑魚が上の雑魚に喧嘩売ってる男を発見した。
「馬鹿だなあ。やめた方がいいと思うけど?」
男は振り向く。青いブラウスにネクタイ。どうやら詩織と同じ学校のようだ。
「偉そうにしてうるさい。」
詩織の脳は怒りでいっぱいになった。雑魚に偉そうにでうるさいって、偉いんだからいいんだよ。などと文句を浮かべていた。
急に彼女の片目が青白く光る。体も同じ光に包まれる。一瞬ピカと光ったかと思うと彼女の服装が変わっていた。結び目のところから白いマントがでていてその間からスカートがでている。それは長めで膝下まである。靴下が少しだけ肌を見せて伸びている。
そして一瞬もかけず魔語を書く。
「ぬわあ!!」
と叫び男が飛んで行った。また魔語を書く。雑魚怪物にイナズマを落とした。
「グォガァギゥアガァ!!」
と粉になった怪物を見て。
「久しぶりだな詩織。まあ、覚えて無いだろうけど。用があるんだ。」
おかしなヤツだと思う。お前のことなんか知らねえよ。
「手短に。」
男の表情が変わる。真剣であるのがわかる。
「学園長からの命令で、世界魔法守護公式会のものになり、魔法守護者ユーラシア・プラチナの指示に従えだってよ。何でも、未来の世界で副作用生物に支配されるとかなんやらあるから大元を倒すための戦争を近々やるらしい。俺は理事長の従兄弟の子だから行かされるんだ。あとは、りんごとユリナが来るらしい」
誰だよそのりんごとユリナって、と思いながらすぐ答える。
「ああそう。別にいいわ。」