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ラーメンが食べたくて 異世界転生ハードモードとんこつ味  作者: ぱちぱち


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第117話 女の子を紹介してくれるって!!!

「君かい! 女の子を紹介してくれるって!!!」

「違います」



 半日ほどかけて俺たちはクラピエス湖に入り、クラピエス湖で漁をする漁師の村に到着した。今日はここで一泊して明日はクラピエス湖の対岸、クラピエス山脈の麓へと向かう予定だ。


 流石に100人規模の人員が寝泊まりできる場所はないため今夜の寝床は各自で準備となるため夢想具現で創り出したでっかいテントをさっさと立てて、オリオという先輩テイマーに挨拶に向かうと、リューターに何を言われたのか開口一番にこう叫んできた。



「じー」

「いや待てネネ。違うって。薬学部の人を紹介するって話で女の子をって条件はないから」

「ホント?」

「本当。信じられない?」



 ジト目でそう尋ねてくるネネに、目を真っすぐに見てそう応える。こういう時は相手の目を見て感情に訴えかけるのが最善手。ここはキャバクラで履修済みだ。案の定、ネネは俺の視線の圧に負けて目を逸らし、気恥ずかしさから顔を赤らめて「ううん。信じる」と小さい言葉で言った。


 その姿を見て、突如オリオが地面に膝をついた。



「師匠と呼ばせてください」

「いやだが???」



 俺とネネのやりとりがどうやら彼の琴線か何かに触れたらしい。いや、まぁ別にいいんだけどこの流れで師匠って呼ばれるのはなんか嫌なんだよね。





「それで、テイマーについて聞きたいって?」

「ああ。実は俺も低レベルだけどテイマーなんだ」

「え、本当かい!!? うそだろ、同年代で初めて見たよ!」

「同年代? 俺はまだ10歳だけど」

「え?」

「え?」



 オリオはカルデラ周辺にある農村の牧場主の三男坊らしい。家畜の世話をするのは好きだが実家に居ても長男の顔色を気にしなければならないため、一念発起して状況。冒険者になり、教会でステータスを出してもらい、そこで自身のスキルに気付いたのだという。



「昔から家畜とかの気持ちが分かったんだ。だから、スキルを見た時にストンって自分の中で納得できたっていうかね」

「なるほど。やっぱり牧場での経験がスキルに影響してたと」

「実を言うと、やってることは牧場に居た頃とそんなにやってることは変わらないんだ。生き物であれ魔物であれ、世話をして代わりに働いてもらう事に変わりはないだろ? だからそれこそがテイマーの基本にして全てなんだよ」



 そう言ってオリオは「こんな話で役に立ったかな?」と怪訝そうに首をかしげるが、テイマーという技能で伸び悩んでいた俺からしたら十分すぎる情報だった。彼にとってテイマーとしての自分は生活の一部みたいなものなんだ。彼と違って俺が伸び悩んでいるのは近くにテイムした存在が居ないってのも大きいが俺自体がテイマーという職業にそれほど向き合っていなかったのが原因ではないだろうか。


 ……馬、だな。移動にも使えるしパチン・コ流の道場に厩舎を作ってそこで世話をすれば「ああ、あそこの流派は馬を世話出来るくらいに余裕がある」というステータスにもなる。それに前世でも車両が発展するまでは馬こそが移動手段の最上位だったんだ。それは当然この世界でも同じことだろう。


 移動手段というとバイクがあるが、アレは流石に一発でキンタロゥ=俺だとバレちゃうから使えないしね。



「猫とかも良いんじゃない?」

「猫ぉ? ううん。まぁ、道場生が可愛がるだろうし。福利厚生って事で良いかなぁ。それだと番犬とかでも良い気がするけど」



 ネネの言葉にペットというものもあるなと思い至り少し考える。まぁ、俺個人が可愛がるというのはないが道場で飼えば指導員や道場生のモチベーションアップにつながる、かな? 実用性のある馬は兎も角あくまで愛玩目的であるなら道場の皆の意見も聞かないと。


 そんな俺とネネのやり取りを見ていたオリオがガクッと膝を地面につき、縋るようなまなざしで俺を見上げる。



「師匠と呼ばせてください」

「嫌だってば」



 キラキラした目で見上げられてもダメなものはダメだ。そう呼びたいならうちの道場に来て入門しなさい。パチン・コ流というサニムから入ってきた新手のナウい新興流派があってだね。





 一晩が空けて、翌朝。手早くテントを片付けたら依頼主である薬学部の人々の手伝いに回る。ちょっと意外だったが、薬学部に通っている学生はネネと同年代だったりちょっと年上という位が多かった。それとネネのようにフィールドワークに秀でた人が意外と少ないみたいで、自分のテントの片付けに難儀している子が結構多いみたいだ。



「ん。ふつう森で薬草を摘むくらいだと寝泊まりまではしない」

「まぁ、そりゃそうか。でも、ネネは野営の準備とか出来たよね」

「私は森番の娘だから。お父、父上に野営の技術は仕込まれてる」



 そう言ってネネは褒めて、と言いたげにじっとこちらを見てくるので、ぐっと親指を立てて返す。それを見たネネはふんす! と自慢げに胸を張って親指を立てて返した。



「ネネちゃんにはほんとに助かるよぉ! 最近の薬師はさ! おばちゃんたちもあんまり外での活動を重視しないなって思ってたんだよね! だから今回のフィールドワークはいい機会だったんだ! おばちゃんもビシバシ指導して皆が野外でも困らないように教えるから頑張っていこうね! ビシバシ!」

「ビシバシ言ってないで指導してください教授」



 ネネと教授のやり取りを眺めながらまだ片付けが出来てない学生の手伝いを行い、彼女たちの荷物を持ち上げて船に積み込んでいく。一気に荷物を持ち上げたりすると学生たちが「きゃー!」だとか「すごーい!」だとか囃し立ててくるのでザンムと一緒にどこまで荷物を持ち上げられるか競争などをやりながら船に荷物を積み込んでいくと、ネネの学友たちともそこそこ話が出来るくらいの関係は築くことが出来た。


 よし、これでオリオに紹介するときもネネに頼り過ぎずに行けるかもしれん。ええと、山脈のふもとに着いたらメインキャンプを設営するから、その時に『清らかな乙女の鈍器』に手伝ってもらおうか。あいつらは今回、船の運航のために雇われたみたいなものだから特定の学部を手伝う必要はない。向こうに着いたら自分たちの野営準備だけの筈だからこっちを手伝う事も可能だろうし、無理なく学生と繋げる事が出来るはずだ。


 そういう予定を組み立ててネネとリューターに伝えると、二人は少しだけ黙り込んだ後に互いに視線を送り合い、口を開いた。



「ネネさん、タロゥってもしかして結構な女たらし?」

「結構な、じゃない。タロゥはすんごい女たらし」

「なんだぁテメェら」



 折角考えた予定を罵倒で返されるとは。こっちは真面目に考えてるんだから真面目に応待しろよな、お前ら。



お気に入り・☆評価よろしくお願いします!


タロゥ(10歳・普人種男) 


生力67 (67.0)

信力130 (130.6)UP

知力51 (51.0)

腕力71 (71.0)

速さ68 (68.0)

器用58  (58.0)

魅力62 (62.0)

幸運36  (36.0)

体力71 (71.0)



技能

市民 レベル4 (77/100)

商人 レベル3 (100/100)ー

狩人 レベル4 (66/100)

調理師 レベル3 (100/100)ー

地図士 レベル3 (100/100)ー

薬師  レベル3 (48/100)

剣士 レベル6 (18/100)

木こり レベル2 (70/10)

楽士 レベル3 (48/100)

教師 レベル3 (74/100)

パチン・コ流戦闘術 レベル6 (100/100)ー

テイマー レベル2 (80/100)UP

絵師 レベル3 (90/100)

語り部(紙芝居) レベル5 (100/100)ー

水兵 レベル2 (45/100)

執事 レベル3(100/100)ー

乗馬 レベル0(23/100)




スキル

夢想具現 レベル3 (100/100)ー

直感 レベル5  (3/100)

パチン・コ流格闘術 レベル6(100/100)ー

パチン・コ流武器術 レベル6(100/100)ー

飛行術 レベル3 (31/100)

フォークダンス レベル5(100/100)ー

フォークマスター  レベル1 (100/100)

念話 レベル2 (72/100)

女たらし レベル6 (71/100)UP

野獣の眼光 レベル0(21/100)

ネゼ・カルデラ式マナー レベル3 (46/100)

釣り師 レベル4(3/100)



英雄スキル

夢想具現仏恥義理(ぶっちぎり)



カルデラ近隣地図

https://kakuyomu.jp/users/patipati123/news/822139845715828802


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