表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

プロローグ

「はぁ、はぁ、」

そこは校舎の裏手にある誰かの私有地である山の中・・

「はぁ、はぁ、な、んで、、」

わき腹を片手で押さえながら必死に山の中を走る。

「なん、で、僕がこんな目に、、っ!! っぐ....」

地面を見ずに走っていたせいで大きな石に躓く。軽くナイフを刺された脇腹からくる痛みで起き上がることができずにいると、刃渡り6cmの折り畳みナイフ持ったクラスメイトが後ろから現れる。

「、、す、須藤君、」

「逃げてんじゃねぇよ奴隷の分際で」

すぐに起き上がろうと体に力を入れるが、予想以上に血が出ていたのか起き上がることができない。

(くそっ!! こんな時はアドレナリンがドバドバ出て痛み感じずに動けるんじゃないのかよ!!)

悪態をつきながら必死に起き上がろうとしていると、後ろから足音を立てながら近付いてきた須藤が脇腹に容赦のない蹴りを入れる。

「うっぐぅ....」

わき腹を手で押さえてながら押し寄せてくる痛みと吐き気を我慢する。

(な、んで、ただ普通の生活をおくりたかっただけ、なのに、、)

(なに、もしていないのに、なんでこんなやつに、目を付けられるんだよ、)

近づいてくる足音。頭の中で警戒音が鳴っている。力が入らない体。震える指先。鼓膜が破れるんじゃないかと思えるほどに心音がうるさい。だんだん意識が薄れていくのを感じる中、近づいてくる足音と共にブツブツと小さく聞こえてくる声。

「お前が....お前が悪いんだ。お前が俺の、女に、手を、出そうとするから....!! そうだ....俺は悪くなんてない....!! お前がー!!!」

そうして倒れている僕に向かって須藤は背後から心臓めがけナイフを振り下ろした。意識が朦朧としていた僕がその攻撃を避けれるはずもなく背中に刺さりうるさかった警戒音が心音と共に鳴りやんだ。瞼が閉じる前に地面から光が爆ぜた気がしたが、もう、僕には関係ないこと....


そうして僕が知らない天井の下で目を覚ますのは

3日後だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ