表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/38

予告ホームラン

突入!人間ロケット

「凄い解釈ぞ。」




「いや違うだろ。感心するなよ。ツッコめよ!」






素の天然さで、三郎神(仮)の発言を、其の侭の通りに受け止める次郎神(仮)に、太郎神(仮)のツッコみの手が入る。






「俺、昇天決定??」




「だから言ってんだろー。むしろ地獄逝きじゃねーかって。」




「え?つーか、助けてくんねーの?」




「何処に敵を助ける莫迦が居るのだ?」




「俺、やっぱ、死ぬの決定事項なわけ??」




「地獄逝きもねw」




「俺、逃げて良い?」




「逃がすバカもいねーぞ。」




「バッキャロー!逃げなきゃ俺の命が危ねーだろ!!」




「「「知るか」」」




「ギャアアアアアアアアアッス!!!」




「此の、人でなし共め!!アア~~~~、やっべ、死期が近いせいか、地獄の亡者共の苦悶たる悲鳴が聞こえてき……ん?」




「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアッス!!!」






一同が何事かと、声のする窓へと、顔を向ける。






「風鵺?」






窓から見えたのは、こっちに向かってロケットの様に飛んで来る……ヘルメットを被った風鵺の姿。






「此方に向かって来て居るな。」




「来んなーーー!!」




「ギャァアアアッス!!誰かヘルスミーーーーー!!!!」




「「「「ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」」」」




「ヘルプミーが正しい言い方ぞ。」




「「「「呑気に訂正してる場合じゃねーだろぉぉおおおッ!!!」」」」






ガッシャーーーーーーーーーーン!!!!




ドカンッ、メリッ






凄い速さで突っ込んで来た風鵺は、其の勢いの侭、窓を突き破って喧花の腹に、ドカンッとヘルメット付きの頭突きを決める!






「グボエ゛エッ!!!」






腹にドカンッ…メリリッ!と、めり込む音が聴こえる程に、激突された喧花は、いやに醜い悲鳴と共に、勢い良く口から少量の血を吐き出す。


そんな瀕死の様な喧花に、追い討ちを駆ける様に、風鵺と衝突したせいで、砕けた窓の硝子の破片の一つが喧花の頭にグサッ!と、トドメと言わんばかりに突き刺さる。






「ツッ!!…チーン。。。」






頭から血をピューと噴出させ、顔を青くし、白目を剥いて、こてんっと、横の壁に頭を寄りかからせ、ご臨終となる喧花であった。











And that's all…?

(それでおしまい…?)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ