1.(仮)私は女騎士になる!
この日の天気は青々とした空がよく見える日だった。
「今日という日を迎えた諸君らに祝いの言葉をやろう」
私は今日、見習い騎士から正式な帝国騎士となる。
これでようやく皆に騎士と認められるのだ。
「マクラ・ビィラン」
「はっ」
「其方は女性でありながら男共に負けずよくやった。」
「激励のお言葉ありがとうございます。マルヒラ・ルンブ騎士団長」
「入学当初はどうなる事かと思ったが中々楽しいかったぞ」
私はとても大変でしたよと心の中で訴えていたが、つい癖で睨んでしまっていた。
「ははは、其方に王から最終課題が言い渡された」
笑声からの低い声の一言には私も含め周りの空気が一瞬で変わったのは言うまでもない。
「男騎士から1人とペアを組むこと、そしてアベックの証を付け実績を上げろ。」
「!?アベックって」
アベックとは「男女2人」「同じ行動をする2人」簡単に言えば「恋人同士」。
という事はアベックの証とはペアリングを作れって事!?
それって結婚しろとでも言うの!
「期限は2年だ。これを達成するまでマクラ・ビィランは帝国騎士候補とする」
この言葉を聞いた時王様のクソ野郎と当時は思ったものだ。
だけど目の前に、あと一歩というところに第一目標の帝国騎士があるのに私が諦めるわけない。
探してやるは、私の結婚相手を!!!!!
同じ設定で女の子主人公が違う3つのストリーを考えてたものの1つ。