ボクの歪んだ愛情は、曲がりくねって君に届く。
ボクの好きな女性。
君はまだ、ボクを知らない。
でも、いずれボクを知る日が来る。
ボクは、君が大好きだ!
でも? まだ君は僕の事が好きじゃない。
だから、必ずボクが君を本気で好きにさせてあげる。
ボクの“大切な君”
*
ボクが君と知り合ったのは、、、?
ボクの家の近くにある最寄りの駅だった。
たまたまボクはその日、寝坊していつも乗る電車に乗れなかった。
仕方なく、ボクは1本遅れの電車に乗る。
いつも乗る電車に居る人達はこの車両にはいない。
ボクの知らない人達が電車に乗っていた。
その日、ボクと同じ車両に君が乗り込んで来る。
ボクは、君を見てドキッとしてしまう。
ボクは、生まれて初めて女性にときめいたんだ。
こんなに、女性を好きと想った事は一度もない。
ボクはその日から、いつも乗る電車をやめ、1本遅れの
この電車に乗る事に決めた。
その日、会社に着いてもずっと彼女の事を考えていた。
毎日毎日ボクは、君の事だけを考えるようになる。
そして、ボクは一つの考えにたどり着く。
【彼女の事をもっと知りたい!】
それには、どうしたらいいのか?
彼女の後をこっそり着いていけばいい。
思ったその日から、ボクは行動に移す。
ボクは彼女の【ストーカー】になったのだ。
毎日、彼女の後を着け彼女が1日、何をしているのかを知る。
ボクが彼女を調べたところ、、、?
彼女の名前は、森澤ミク 21歳、彼氏は1年ほどいない
ボクが降りる1つ前の駅で彼女は降りる。
彼女が降りる駅は、『しもさば駅』
ボクが降りる駅は、『あゆやき駅』
ボクは、会社を有給を使って休む事にした。
しもさば駅で先に彼女が降りてくるのを待ち伏せして...。
彼女の後を着けていく。
家もしもさば駅から、徒歩10分の所にあるワンルームマンションに
住んでいると分かった。
どうやら? 彼女はペットに猫を飼っているらしく。
猫の名前は、マユゾウというオス猫だと分かる。
ボクは、マユゾウに嫉妬していた。
彼女とずっと一緒に居れるマユゾウ。
羨ましすぎる。
彼女の仕事は、“美容師”で外から見えるショーウインドでボクは
暇さえあれば、彼女がお客さんの髪を切る姿を隣の喫茶店から見ていた。
彼女には、仲がいい【ミオナ】という女の子がいた。
なんでも、彼女はミオナに相談する仲らしい。
・・・それと?
同じ彼女の職場で、彼女の事が好きなのか?
彼女に近寄る、イケメンの男がいた。
でも、彼女はその男性に興味がないのか?
何度も、断っているところをボクは見ていた。
ボクの歪んだ愛情は、曲がりくねって君に届く日が来るのだろうか。
ボクは、今日も君を遠い所から見続けている。
きっと、これからもボクの君への想いは変わらないだろう。
ボクは、君を感じる為に君が出すゴミまで漁る。
もっと、君を近くに感じたい!
ボクの君へのストーカー行為は、やめる事が出来なくなった!
君のにおい、君が使ったモノ、君のぬくもり。
今日も、またボクは君を感じる。
最後までお読みいただきありがとうございます。