原話 ばけもののつくりかた
初めて書いたので下手くそだと思いますが、読んでいただけたら嬉しいです。
人はなぜ死ぬのだろう? 長くそんな事を考えていた。
死ぬって言っても心臓が止まり活動ができなくなる死ではなく、その人が、その人ではなくなってしまう死。
とても優しい人が居たとしよう。その人は皆が嬉しがる事をし、他人の喜びが自分の喜びになる変わった人だった。だが、裏切られた。そうして人に尽くすというのが如何に愚かな行為なのかという事を、理解してしまった。
その後その人はどうなったと思う?死んだんだ。死ぬって言ってもさっき言った心臓が止まる死ではなく、その人間としての大切な部分が壊れてしまう死。人が壊れるっていうのは心が壊れてしまう事だと思ってる。
俺・僕・私・自分は、心はガラスのようなもので、一度割れると元には戻らなく、溶かしてまた作ったとしても、絶対に同じ作品(心)はできない。人間の心というのは、その人の生き様だから。壊れてしまったら、もう二度と元のその人には戻りたくても戻れない。
そうなると壊れた後その人間がどうなるのかが気になると思う。まぁだいたい感づいていると思うけど、別人になる。表面の皮を別の人間に被せたみたいに中身が変わる。
生きてきた年月をかけ作られたものが、破壊されたんだ。この程度で終わるわけがなかった。最初は全ての物や人に興味がなくなっていった。今まで自分が好きだったものや興味があったもの大切なものっていうのが、思えなくなる。人間の皮を被った別の何かになってしまったように感じる。そんな壊れた化物になった。
そんな壊れ化物にさせられてしまった人達
彼らはどうなったんだろう?
これはそんな化物のモノガタリ