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11話 魔法というもの その3

今回は時間魔法

 作「では、前々回から引き続いて魔法についてです。よろしくお願いします。匿名希望さん」


 女「だからなろう異世界というゲームで……」


 作「前回とまったく一緒じゃないか。もうそれはええっちゅうねん。魔法です魔法」


 女「今回焦点を当ててみるのは時空魔法について。これについては以前の属性魔法とはまったく仕様が異なってくる」


 作「ほうほう。具体的に言うと?」


 女「とりあえず時間に関する魔法から。時間を止める魔法。時間を遅らせる魔法。過去に戻る魔法。未来へ飛ぶ魔法。と大雑把にこれだけある」


 作「どれもこれも反則的な魔法ですね」


 女「そう。一つでもあればたいていの場面で、活躍できる万能魔法」


 作「まさしくチート魔法ですね」


 女「ただこの魔法、どうやって理屈をつける?」


 作「え、そのままなんでは?」


 女「バカ言わない。時間っていうのは世界共通ですべてに対して動いている。世界すべてを止めて自分だけ動けるとかどう理屈をつければできるようになる? それこそ世界を止める魔法という意味なら、世界を止めるだけのはるかに膨大な魔力が必要になることになる。わずか一秒止めるのも大変な魔力が必要だと思われる」


 作「あ、ある一部分だけ止めるとかなら……」


 女「一応それなら可能な話ではある。ただし、分子レベルで止めるということで結果としては凍結という結果になる」


 作「まさかの氷魔法に!?」


 女「分子レベルで止めるとこうなる。ただあくまでも一部を止めたということであり、時間そのものを止めたわけではないため、時空魔法とは呼べない」


 作「うーん。これは困りましたね。結構簡単にぽんぽん使っている作品多いんですが、理屈つけられないですよねー」


 女「一部分だけを結果的に時間を止めるのと同じ、時間を遅らせるのと結果的に同じっていう相手の行動を阻害する魔法があるからそれでいいんじゃない? 無理して時間にこだわらないくても一緒でしょ?」


 作「まぁ、戦闘ならそれでいいかもしれませんね」


 女「時間の流れの法則を自分の周りだけ変えるということが可能であれば自分だけ早く動くということも可能かもしれない。ただ、世界の法則を捻じ曲げることが果たして可能なのかどうか。そしてその後また元の法則に戻せるかどうか、それが可能ならそれこそ魔法と言えるのかもしれない」


 作「なかなかにトンデモ魔法ですね。あ、タイムリープとかの巻き戻しはどうなるんでしょう?」


 女「あれはかなり理不尽な部類に入る。そもそも時間は進むことしかできない。巻き戻しなんてことは超常現象中の超常現象。理屈の上では神しかできないようなもの。もし理屈をつけるとしたら巻き戻し時点での世界のすべてを記録したアカシックレコードのようなものがあり、いったん世界すべてを消滅させ、そのアカシックレコードの記録より復元するというある意味、世界創造をしていることになる」


 作「世界崩壊後に世界創造ですか。スケールが大きな話ですね」


 女「そのレベルのことになる。が、別の考え方でできないこともなかったりする」


 作「おお。そんな考え方があるんですか?」


 女「パラレルワールド。平行世界。時間の進みが今の世界から異なる世界があり、そこへジャンプすることができると仮定するなら巻き戻しや、仮想未来へ飛ぶということもできる」


 昨「無数の平行世界があって、そっちへ飛ぶということですか」


 女「そう。これなら時間が違っていても理屈としては成り立つ。ただ、本当の意味で時間を操っているわけじゃない。時間を飛んだ時点で別の平行世界。すべて元の世界とは異なる」


 作「ああ、そうなると確かに時間じゃなくて空間を飛び越える魔法と言えますね」


 女「結果として時間を飛んでいるが、魔法としては空間魔法の延長上となる。つまり真の意味で時間魔法を操る魔法ではないことになる」


 作「なるほどー。そんな風になってしまうんですねー」


 女「なんにせよ、時間というものは世界の法則であり、それを変えるということは神の力ともいうべきもの。簡単に使えるようなものではない」


 作「確かにそうですよねー。時を止まれとか考えたことありましたが、理屈をつけるのは難しいですよね」


 女「まぁ、時間魔法についてはこんなところ。次回は空間魔法について」


 作「え? まだまだ続くんですか?」


 女「魔法とは非常に深遠なるもの。そう一回や二回でホイホイ終わるようなものじゃない」


 作「いったいいつまで続くんだろうか……。では今回はこれで、次回もよろしくお願いします」


 女「またね」



 魔法。いったいいつまでかかるんだろうか? それは作者にもわからない。


 今回の話では時間を操る魔法というのは理屈つけるのが難しいし、つけても膨大な魔力が必要になったり、トンデモ理論になるという結論になりましたね。


 でも時間の異なる無数の平行世界ってそれもはや時間の違う世界と一緒じゃない? って思うんですが。


 まぁ、タイムリープものは違う動きをすることで世界が変わるわけだから、違う平行世界といっても間違いじゃないですねー。


 相変わらずおかしな話になってます。ある意味、魔法というおかしなものを扱っているからおかしな話になるとも言えますね。



 この話は独断と偏見でできています。


 当然のことながらこの物語はフィクションです。

次回、空間魔法から。

なんでこう、ツッコミどころが多いような話に。

まだまだ魔法はあるんですよね……。

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