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黄昏の神女と執行者  作者: 神木 蒼空
第1幕 少女と記憶を失った剣士
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6章―11 事件の結末

お久しぶりです!

 キレナが悲鳴の元、フィーナとセラのもとに着いた時には騒動は収まっていた。


「お姉ちゃん!」

「セラさっきの音は!?」

 

 どうやら二人に救出を任せた生徒たちは無事なようだ。先程の爆発音から想定できる被害もないように見える。

 セラはキレナに事の終始を伝えた。

 攫われた生徒たちの救出に向かった二人は、苦労することなくすぐに生徒たちを発見した。

 十数名の生徒が無機質な部屋の中の隅の方に固められて眠らされていた。少し高めの場所の窓からは仄かに夕焼けの橙色の陽光が差し込む。

 二人は見知った生徒──メグを見つけて起こそうと試みた。その時、眠らされている生徒たちの中で何かがもぞもぞと動いたと思ったら先の爆発が起こった。

 悲鳴はフィーナによるものだった。

 爆弾を仕込んでいたのか、はたまた自爆したのか最後の抵抗とばかりに。

 しかしそれは未然に防がれた。

 風の障壁の発動を構えていたセラによって爆風は広がることなく収まった。


「そうだったの。よく皆を守ったわね」


 キレナの微笑みに対してセラは照れながら「うん」と答えた。

 てっきりまたキレナへと飛び込むのかと思ったフィーナは、その様子を微笑ましげに見ていた。目が合ったセラは恥ずかしそうにそっぽを向く。


「二人とも皆の状態の確認を」


 姉の表情から生徒会長のそれへとぱっと切り替え指示をする。

 先程の爆発によって皆目を覚ましているが、意識が朦朧としているようにみえた。精神干渉系の神光術を施されているのか、声だけでは反応が微弱。だから一人一人直接起こすことにした。

 通例、体内の神素は外から取り込まれる神素の中で、異なる神素には拒否反応を起こす。今回はこの性質を利用する。

 一人また一人と意識を覚醒させていく中で気づいたこと、皆記憶を失っていることだ。

 ここに連れてこられた前後の記憶が曖昧になっているようだった。だったら無理に混乱させる必要もないと判断して、キレナは上手く不安を与えないように生徒たちに説明した。

 流石生徒会長というところか、学院トップの実力を誇るキレナがいるという安心感で皆を満たした。


「お嬢様ご無事ですか?」

「もちろんよ!あなたも無事だったのね」


 程なくしてソルファも合流した。双方事のあらましを話し合い、今回の事件は収束したと判断した。

 ソルファは今回の事件の目的については話さないことにした。かえって混乱させてしまうことになるし、自分でも理解出来ていない事柄だからだ。

ひとまずは学院へ戻ることとなった。

 夕刻と言えど多少なりとも人通りはある。なるべく人通りのない道を通りながら学院へ着いた。

 正面から生徒たちを率いて入るわけにもいかない、と考えていたところサレカが待っていて案内してくれた。

 模擬戦だが、一年生の部はフィーナとセラは棄権扱いとなった。それを聞いた二人はガーンという効果音が聞こえそうなほど気を沈めた。貴族クラスの生徒と戦える機会はそうそうないだろうから、ここで実力を見せたかったのだが問題が発生したのだから仕方がない。

 その問題━━━誘拐事件については生徒たちには広まらず、学院では何事もなかったとの事だった。

 連れられた先は学院の保健室だった。まずは一人ずつ状態の確認をするとのことだ。

 その後の対応だが既に教師内で話はまとまっていて、ひとまず帰宅させようということになった。

家族も心配しているだろうし、誘拐されていたのだから事情聴取するにも、すぐには話しづらいだろうということだ。

 帰宅の際には教師が引率し、家族に説明をするらしい。


「サレカ先生おまかせしてしまってすいません」

「いいよいいよ、治療術師(ヒーラー)の仕事だから。それにソルファ先生は事件の解決に頑張ってくれたでしょ?」


 話しながらもてきぱきと生徒の状態確認を行い、次々と確認を終了させていく。


「はいこれでおしまい。みんな異常なさそうね」

「先生ありがとうございます!」「ありがとう!」「サレカ先生好き!」


 生徒から口々に感謝を伝えられる。サレカは容姿が美人なこともあり、学年問わず人気があった。


「じゃあ私はこの子たちを他の先生たちと送り届けるから」

「ええ、ではここでお別れということで」

「うん、また明日」


 サレカは先頭にたち生徒たちも誘導して保健室から出ていった。


「ソルファ先生、私たちもここで」


 そう言って一礼したキレナとセラもまた保健室から出ていった。仲良く並んで出ていく姿はまるで姉妹のようで。


「あの二人って姉妹なのかな?」

「どうなんでしょうね。気になりはしますが家庭の事情には触れないでおきましょう」

「それはその通りね。今度セラに聞いてみるわ」


 その通りではないのかと指摘したくなったが我慢。


「では俺たちも帰りますか。突然いなくなってリルノさんも心配しているでしょうし」

「そう言えばそうだった!早く帰りましょ!」


 お嬢様と家庭教師もまた保健室を後にした。






とりあえず一言

遅くなってしまい申し訳ありません!

夏休みは何故か毎年執筆の意欲が失せてしまう…

そして、ただ投稿しようという一心で書いてたらいろいろと飛ばしすぎな変な文章になってすみません!

今回の話は流石に改稿しないとほんとにヤバいぐらい文章ですよね…時間がある時にでもします

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