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黄昏の神女と執行者  作者: 神木 蒼空
第1幕 少女と記憶を失った剣士
39/49

6章―3 消えた二人

誰かモチベーションの上げ方を教えてください…

「お嬢様がいない!?」


 ソルファは驚愕の色を見せながらその言葉を聞いた。

 時は少し遡る。

 観客席で試合が始まるのを待っていたソルファは、開始時間を過ぎても始まらないのを疑問に思った。

 何かあったと考え、リルノに「確認してきます」と伝えてからまずはじめにフィーナのいるはずの控え室へと向かった。

 途中、慌ただしく過ぎ行く教師を見て何かあったと確信した瞬間、なるべく最速で疾駆した。

 フィーナの控え室の前には二人の教師及び警備員がいた。


「フィーナお嬢様に何があったのですか?」


 実は、と教師が切り出してはじめに戻る。

 控え室からステージに続く廊下で待機していた彼は、開始の時間になっても控え室から姿を表さないフィーナを不審に思って、教師が確認に行ったところ控え室はもぬけの殻だったという訳だ。

 控え室へ続く廊下には警備員がいたため、何かなかったかと話を聞いてみたが特に異常はなかったということだった。

 対戦相手のアネットはというと何事もなく控え室にいた。模擬戦に勝利する気でいたフィーナが一人でどこかへ行ったとは考えにくい。つまり行き着く答えは、


「やはりこれも一連の事件と関係が」


 一人の男性教師が呟くように声にする。

 すかさずソルファがそれに口を挟む。


「一連の事件というのは誘拐事件のことですか?」


 教師及び警備員は驚いた顔をする。教師陣は何故それをと、警備員はそんなことがあったのかと。


「ええ、その通りです。我々は誘拐とは決めつけていませんが」


 この期に及んで隠す必要はないと判断したのか、男性教師が答えた。

 なぜ誘拐と決めつけていないのか、ソルファが問おうとするとその前に答えは返ってきた。


「決めつけていない理由は行方不明の生徒は全員家族へ何かしらの用件を伝えてから消えているからです」


 図書館へ行くことや友達の家へ泊まりに行くなどと様々な用件があったと続けた。

 それに犯人側からの連絡もない。つまり現状は失踪という訳だ。

 この街の住人に不安を与えない範囲で捜索は行われているが、手掛かりは見つかっていない。


「ソルファ先生こちらにいらしたのですね」


 背後から聞こえた声に振り向くと走ってきたのか、小さく方を動かしながら息を整える生徒会長キレナの姿があった。


「キレナ様どうしたのですか?」

「もう一つの会場で生徒が、セラ=フェルディルがいなくなったのです。もしかしてその様子だと…」


 控え室の扉の前に教師と警備員、そしてソルファ。これだけいれば何があったかの予想は安易だ。


「ええ、フィーナお嬢様もです」








 


 

前回の投稿から2ヶ月も間を開けてしまいすいません!

今回ばかりは言い訳の余地などありません。なんて言ったってただサボっていただけなのですから。

テストやらなんやらはありましたが時間はしっかりとありました。しかしスマブラspやらGE3といったゲームをずっとしていたことなどがあり(11月発売のソフトではないです)、書く意欲が湧きませんでした。

現在は冬休み期間のため何とか書き続けることが出来たらいいなと思っております。

約1年間書いていない僕のもう一作品も出来れば書きたいと思っていますのでよろしくお願いします!

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