105.一人で出来……ない
〈ユリアン・エルフィネス・ルセル〉
キリシア選王国は西の海を越えて2時間ほどで沿岸到着。
王都はだいぶ北のほうらしい。
宰相のマテウスからもらった地図にはそうある。
このまま西へ進めばアテネ比定地のアテナに着く。まぁ、この国はソラを見せつけるだけで通過だ。
次のマケダニア選王国も。
ホント、この辺りの地名がニアリーでいい加減。覚え易いけどさ。
とは言えアドリア海、ではなくアゼリア海に面したマケダニアの地方都市に降り立ち、早めの宿をとった。
もうね、昼過ぎくらいからみんなしてソラを急かして超高速飛行でバルカン半島を横断して海沿いを北上した。
ホントは二日前に宿泊する予定だった街だ。
別に予約してるとかじゃないから迷惑かけてるとかではないんだけどね。
一番良い宿の一番良い部屋をフロアーごと貸切りにして、大金貨10枚を支払った。
宿が要求した金額の5倍だ。
すぐに食事をし、お茶もせずに部屋へ。
「今日は一人ずつ順番にしたい。先ずはクロエから」
みんな素直に受け入れてくれた。
先ずはキスから。
オレが前世において「普通」にやる手順で前戯をし、そしてユックリと挿入した。
それだけでクロエは登り詰める。
その後もスローなセックスを続けて、何度も登り詰めたクロエを最後の数分だけ激しめに突いて射精した。
激しくのけぞり声もなく叫ぶクロエ。全身を痙攣させながら……意識を手放したようだ。
その一部始終をみんなが観ている。
「次はハンナ。おいで」
クロエはベアトリクスに頼んで、もう一つあるベッドへ運んでもらった。
ハンナとの手順も全く一緒だ。
オレが思う普通を施す。これが良いのだと刷り込むために。
今の飢餓状態ならば可能ではないのかと。
クロエには通用した。
さて。
ハンナもほぼクロエと同じ反応だ。
挿入時に一時的に失神したのが例外か。
まぁ、最後はやっぱり失神したのだけれどもね。
「エイダ、おいで」
同様に堕とす。
「ヘルガ、おいで」
堕とす。
「ベアトリクス、おいで」
堕とす。
「マグダ、おいで」
堕とす。
「クラウディア、なんだ、まだいたのか?」
「クハァッ!」
ぷしゅあ〜、
「欲しいならこいよ」
ハァハァハァ……
堕ちた。
『ルサールカ、おいで』
「わたしもいいの?」
「絶好調だからね」
堕ちた。
遣りきった。見られながらという点を除けばまずまずなノーマルセ○クスで、一人一発で失神するまでイカせた。
省エネ。余裕のあるオレは搾取される側ではなく、施し制御する側へと到れるのだ!
但し、一つ問題がある。
ルサールカが憑依していなくともまぁまぁ絶倫なオレは……まだ収まっていない。
でもみんなおねんね中。
流石に寝ている子に突っ込むとか、倫理的にいかんよね?
起こす?
いや、みんな物凄く満ち足りた顔して熟睡してる。とてもじゃないけど起こせない。
……おかずはそこいらへんに転がっている。
やるか。
久しぶりの自家発電は力加減が難しかったが、昔取った杵柄だ。直ぐに感を取り戻した。
やはり素振りはいい。正に初心に帰れる。どれくらい初心かというと前世の中学生辺りだ。
あの頃はピアノかPCかメカニカルペンシルか倅かの何れかに触れていた。
趣味と勉学と欲求に邁進する純粋なる日々。
7枚のおかずを使い切り、まあまあの満足感を得てオレも寝た。
はぁ、スッキリ。
翌朝。
オレの聖剣に集る皆の衆。デジャヴ。
「なにやっているの?」
「あ、おはよう御座います。ユリアン様」
「おはよう、ヘルガ。で、何を……」
「ユリアン様は昨夜ご自分でなさいましたよね?」
「……うん、したね」
「そんな無駄遣いする余裕があるならもっと出来るはずと……クロエお姉様が」
無駄だと?
そんなわけあるかぁ!
あんなに満足度の高い射精はお前等に蹂躙されているときには得られないものだ!
一回一回絞り尽くすような搾取ではなく、内側から溢れ出すような射精。
正に射精。
絞り取られているのとは理由が違う。
毎日とは言わん。だがあれは必要なものだ。
睡眠が取れれば布団は要らないのか?
喰えれば不味くてもいいのか?
無人の荒野ならば裸でもいいのか?
オレの匂いなら靴下でもいいのか?
あ、ハンナとヘルガは好きだったな。
いや、今は置いておけ。ってか、例えが訳わからん。
えぇーい!
ビシッと言ってやる。お前等同様、オレだってやるんだよ、自慰!
「ちょっと、どいて……」
ぎゅうん!
ぐあっ! な、なにこれ!?
「い、痛い! 痛いよ! 何やっているのさ!?」
みんなが身体を避けると……向こうを向いたクロエの鞘に収められた聖剣が上下にドチュンドチュンされ始めたところだった。
但し余りに強く「拘束」されている為、上昇時に見えるはずの聖剣根元側が一切見えない。
その上オレの太腿上には何故かハンナが跨がって荷重を掛けているからいつものように下半身ごと持ち上がることも無い。だから聖剣のみが千切れんばかりに引っ張られる!
「クロエェ! 千切れるぅ!!」
後ろから一撃かましたいところだが、納刀したまま吹っ飛んでいくビジョンが浮かび、止めた。
と、止まった。
オレに跨りお座りした状態のままコチラを振り向くクロエは……憤怒の表情!!
挿入状態のままチビってしまう。
「クロエ……怖い」
あ、弛んだ。
挿入状態のまま器用にコチラへ身体を反転させると、再び……ギュンッ!
「ヒッ!」
ユックリと顔をよせてくるクロエ。
ヤンキーのガン付けなみの距離まで迫り、やっと口を開く。
「随分と余裕じゃないか? ユ・リ・ア・ン」
おぉぉぉ……クロエの中に全て放尿してしまった……
クロエの表情が動く。
「んぅ……」
小さなうめき声が……
「ワタシ達は全て貴方に捧げているというのに、貴方は我々のショーツに無駄打ちをする。7回も!」
「みんな寝ちゃったし、起きそうもなかったし、でもしたりないし……仕方ないじゃないか」
「寝ているワタシを抱いて放てば良いのです。そうすればもっと……」
「「「「「「その通り!」」」」」」
くっ、味方なし……あれ? ルサールカがいない……あ、中に居る。
「ボ、ボクに無理は強いないんじゃ」
「ええ、その通りです。これは躾です。その余裕は翌朝へ持ち越せばみんなが幸せになれるというのに……貴方は自分だけの満足のためにワタシ達を見捨てたのです」
「クロエ達だって自慰はしているじゃないか! ボクだってたまにはしたいんだ!」
よし、言った!
「申し出て下さい」
「は?」
「お手伝いしますから、ワタシ達へ申し出て下さい」
「それは……もぅ、自慰じゃないよね?」
「……貴方の貴重な種が、いくらワタシ達のものとはいえショーツに放たれ打ち捨てられるなどと……こんな屈辱は初めてだ! ワタシ達はお前のなんだ!? 妻であろう! 貴重な種は妻へ! 妻自身の胎内へ贈るべきものだろう!!」
あ、ある意味正論か?
かなりこじつけが過ぎるけど……
「くっ! ウハァ!」
ブルルルル……ビクンッ! ビビクン。
あ、イッた。くっ、締まる!
びゅるるるるる、びゅくん。
オレまで……ふう、なんだか良い射精だった。
ぺたん。クロエが糸が切れたようにこちらへ倒れた。
やっと拘束が解けた。跡ついてないか心配。
ベアトリクスがクロエを抱き上げて隣へ寝かせた。
聖剣にハンナが舌を這わす。
背筋がブルリと震えた。
そこからは女達主体の……但し、緩やかなまぐわいが始まった。
またも、一人ずつ抜けていく。
またしても最後になったクラウディアにはあえて後ろに挿した。
スパンキングしながら。
いろいろと噴き出しながら何度も登り詰めた。
そしてソコに出した。こちらでも効果は高いようだ。
新たな発見だな。
『ルサールカ、どうする?』
『ここで抱いて』
『オッケー』
『『……!』』
ふう。オナ禁か。




