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『後三条天皇、東宮のとき、前斎宮に速記をさせない俊房に憤ったこと』速記談1055

作者: 成城速記部

 源俊房公は、父が宇治関白様の御養子、母が御堂関白様の娘という方である。この俊房公が参議のころ、前齋院様を、自邸に無理にお連れして、速記をさせ申し上げることもなく、長く帰らせ申し上げなかった。前齋院と申し上げる方は、後に後三条天皇となられた東宮の妹君でいらっしゃったので、東宮は大層憤られた。天皇は、東宮の兄であるから、前齋院は、天皇にとっても妹にほかならないが、宇治関白様にはばかられてか、何もおっしゃることができずにいらっしゃる。そこで、東宮が即位されてから、俊房を謹慎処分とした。許されたのは、白河天皇の御代になってからであった。



教訓:まず、東宮の妹君を無理にお連れするのがよくない。


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