表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/50

ミステリー同好会

茂奈香の所属するミステリー同好会、実は部員数は2名である。

部長の茂奈香、そして西原茜という3年生の少女だ。

西原は何やら霊感があるらしく、茂奈香がミステリー研究会を設立した後、彼女に興味を持って入会してきた。

その為学年は2年上なのだが部長は茂奈香が務めていた。

また、現在では大学受験を控えているため殆どは会に姿を見せておらず、茂奈香は壷の研究が学校でできなくなる事に関して、誰かに報告する必要は全くなかった。

皆が帰った放課後の教室、茂奈香の薄茶色の壷がぽつんと窓辺に夕日を受けて輝いている。

茂奈香はそれをそっと撫でた。


「お腹が減った。帰ろう。」


茂奈香は呟いた。

鞄の中から紫色の風呂敷を取り出し、丁寧に壷を包む。

大判小判がざっくざくの不思議な壷。

実際その壷を持ち始めてからというもの、茂奈香には何かと良い事が頻発していた。

例えば、テストで900点を取れてしまうとか。

テストの帰り道、まかない付きのカレー屋でアルバイトにスカウトされる、などなど。


「アランさんとこ寄って帰ろう。」


茂奈香は鞄と壷を抱えると、教室を後にした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ