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序章 「自由」とは

この世界は人間と神様が共存する世界。

しかし、数年前までは人間だけが自由に暮らす世界だったのだが…

まぁ、そんな話をする為にこの場を設けた訳ではない。

この世界の現実をはっきりと言ってしまおう。

この世界から人間の自由は奪われてしまった。

真っ当に生きる権利も死ぬ権利も…全て全て根底から奪われてしまったのだ。

まぁ、こんな話のスケールが桁違いな話し方をしても皆にはピンと来ないだろう。

だから、私が分かり易く身近な話をしようじゃないか?

まずは、今の世界を生きる人間の皆は昼間は特に外で自由に暮らす事が出来ないんだ。

神様によって殺されてしまうかもしれないからね?

そう、さっき私は「人間と神様が共存する世界」とこの世界を説明したが、そんなものは建前に過ぎない。現実は神様が人間から完全に自由そのものを根底から奪い尽くしただけには留まらず、人間を…同じ一つの命であるのにも関わらず、神同士の戦争の道具として使っているのだ。しかも、昼間に遊んでいる子供を集中的に狙って道具を集めているのだ。

……まぁ、この話はしたくはなかったが…

この残酷で悲惨な現状こそが、今の世界で起きている現実なのだ。

私もこの世界を統べる者としてこの凄惨な現実は認めたくはないが、もう私が手を出しても良い意味でも悪い意味でも事の事態は進展しないのだから、甘んじて受け止める他ないのだよ。

この世界では人間が毎日ゴミの様にどんどん死んで逝く。

雑に死ぬ事が人間の運命だと言わん限りに…

私はこう思うのだよ。この凄惨な世界をより良きものに変えてくれる革命の戦士が生まれて来る事を…もう見たくはないのだ。私が不甲斐ないせいで涙を流しながら死んで逝く者の姿を…


 さて、こんな暗い話はここまでにして…

この物語の主役になるのはある五人組の男の子達だ(嘘)。

この子達は幼少期に昼間の時間に遊んでいただけで神様達に拉致られて、神様を殺す術を叩き込まれた…言い方を分かり易く言うとアサシンだね?

神様キラーを持つ人間のアサシンだね?

でも、彼等も自身が置かれてる立場に疑問を持ち始める。

自分達がして来た事は、本当にこの世界の為になっていたのか、

神様を殺す事で得られるものは自分達にとってプラスになるのか、

アサシンとして生きるのではなく、普通に真っ当な人間として生きる事が出来たのではないか、

彼等はそんな疑問を大きな力に変えて神様が支配する世界を変える戦いを迎えるのだ。

さぁ、始めよう…人間が自由を勝ち取る一つの正義を守る為の…革命の戦いを!


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