第四話 ステータス開示回
字数がなかなか増えない…
無限鎖を獲得した。これならこいつも無力化できる!
「くらえ!無限鎖!」
そう言った瞬間、相手に向けてかざした手から俺を今まで縛っていた鎖の色が赤黒くなったものが飛び出し、相手の…相手の脳天をぶち抜いて行った。
別に無力化だけで良かったんだが…すまんな。
《地獄の住人を殺害しました。ユニークスキル 強奪を発動。
ステータス、及びスキルを加算。十万を超えたので、ボーナスで数字を二倍します。また、ステータスの大幅上昇につき、肉体の最適化を行います。》
血を噴き出しながら崩れ落ちた死体に、少しばかり悪かったかもなぁー、ごめんなーという気持ちを持っていると、変なアナウンスが入った。
最適化?何それこわi
「う、がァあああああああああああああああ⁈」
急に、おれの体がとんでもないほどの熱を発し始め、激痛が走った。
説明のしようがないくらいの…何だろう、本当に形容しがたい。
「ああああああああ⁈……………………………はぁ、はぁ…し、死ぬかと思った…いや、もう死んでるんだけどさぁ…」
声が枯れんばかりに絶叫したせいで、焼けるような痛みを発している喉を擦りながら、自分でも笑えないようなつまらんギャグを言う。
死が関係するジョークって、ブラックジョーク扱いになるんだっけ?
知らんけど。
そういやステータスがどうのこうの言ってたな。見てみよう。
「《ステータス》」
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名前 有月 魔裟斗 ♂ レベル2
職業 罪人 亡者 魔王の卵 etc…
体力 553622341
物理 7625394409
防御 263548197
魔力 9999999999
魔防 86574436
回避 9999999999999999999999999999999999999999
運 測定不能 (運に愛された者)
スキル
ノーマル 鑑定 異空間収納 料理 転写 速記 完全記憶 商談 交渉 短時間睡眠 錬成 錬金
ステータスブーストレベル13 天翔 放雷 剛腕 高速思考 並列思考 魔眼 威圧
ユニーク 強奪 フラグ乱立 ゲーム式表示 主人公補正 血盟契約 魔法解除 人心掌握 解析不可 波動衝砲 etc…
エクストラ 身体強化EX 魔法攻撃強化EX ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? 封印レベル9
大罪 憤怒 嫉妬 傲慢 怠惰 色欲 暴食 強欲
地獄 無限鎖
不明 ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■ ■■■
称号 神に喧嘩を売った男 異世界を望む者 永遠の厨二病 etc…
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「なに、このチート…もはやバケモンだよ…てかこれでレベル2か、いろいろ変わったけど、見にくいからよくわからん。」
最初っから見にくかったのに、さらにわかりにくくなっちゃったよ俺のステータス…
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名前 有月 魔裟斗 ♂ レベル2
職業 人の形をした化け物 魔王の卵
体力 六億
物理 八十億
防御 三億
魔力 百億
魔防 九千万
回避 すごい
運 測定不能 (運に愛された者)
スキル ノーマル19個 ユニーク29個 エクストラ13個 大罪7個 地獄1個 不明13個
称号 神の敵
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…えと…これは見やすくなったと喜ぶべきか否か…
「いろいろとおかしいが、まあいいだろう。ていうか、どうして見やすくなった?
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ユニークスキル 統一
自分の干渉できるものを統一し、整理する。ユニークスキル 人心掌握の劣化版
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これか…これ本来なら軍の統率とかに使うんだろうな。きっと。
まあ、あまり気にしてたら負けだ負け。気を取り直してレッツゴー!
「でも、どっか行くのはいいが、どこ行きゃいいんだ?これ?」
俺、さっきからこれって言いすぎだよな。思ったけど。
とりあえず、直進しつずけるしかないか。
こうして、歩を進める俺だったが、無限地獄に終わりとかなくね?と、しばらくたって思いつき、後悔するのだった。