表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/94

からのなか‐8‐

「う、うわぁぁぁっ!」


椛の連れていた男が逃げ出す。鏡太郎もそれにならったほうがよさそうだ。


「椛っ!!」


鏡太郎は椛へと手を伸ばす。

そして──


「え!?」


──椛はその手をとった。


もっともそのことには、手をとってしまった椛が驚きの顔を浮かべていた。

とった手は離さない。指の先に命の熱を感じた。鏡太郎と椛は下卑たネオン眩しい猥雑なホテル街を駆け抜けた。


走る。走る。走る。


走り抜いた先は、終電を見送った無人駅だった。


「はぁ……はぁ……はぁ……!」

「椛は体力がないな」

「あんた……鏡太郎……」

「落ち着け、新呼吸だ。自販機で買ったジュースでも飲め。乾いた喉が潤う」

「ありが……」


桃の缶ジュースのプルタプを開け、椛へ渡した。鏡太郎は小腹が空いていたが、この駅にある自販機では、食べ物は売っていなさそうだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ