表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/97

学校に向かいましょう①

ご飯を食べ終えた私たちは休む暇なく、学校の準備をして学校に向かう。

唯一ゆっくりとしていたのはまだ学校の始まらない舞姉さんと、時差出勤で夜遅くに帰ってきた伯父さんは未だに疲れて寝ている。

そんな二人を置いてという感じで、私と悠里と乃絵ちゃんは家をでる。

伯母さんは先に仕事に向かっている。

学校は家の近くで、私たちは徒歩で学校に向かっていた。

「あの、美佳おねえちゃん。あれはちゃんとつけましたか?」

そう言った乃絵ちゃんは私の胸元を見ていた。

「つけてるよー。触ってみる?」

「いいよー」

だからそんな乃絵ちゃんをからかってみたのだけれど、その効果は予想以上にあったらしく、乃絵ちゃんはそっぽを向いて恥ずかしがった。

あー、乃絵ちゃんカワユス。

「こらこらからかわないの」

そしたら悠里に怒られた。

そんな普段のやりとりを行いながら学校に向かっていく。

学校にほど近くなると横にいる二人の雰囲気が変わる。

私も先ほどよりも少し身を引き締める。

「おはよう、乃絵ちゃん」

横を通り過ぎようとしていた中学生の男の子が乃絵ちゃんに挨拶をして、乃絵ちゃんも笑顔でおおじる。

「おはようございます」

そこには優しげな笑顔が浮かんでいる。

「おはよう、悠里さん」

今度は悠里の方に高校の女の子が挨拶をして、悠里も笑顔を作って。

「おはよ」

そにはにこやかな笑顔が浮かんでいた。

そう、ここでわかると思うように、乃絵ちゃんは家では甘えん坊の中学生だけど、外に出ると優しいお姉ちゃんのようなキャラになり、悠里は家ではお菓子作りが好きで家ではよく本を読んでいるような文学少女だけど、外に出ると運動をメインに行う少し体育会系で部活も陸上部に入っているというキャラになる。

家と違うキャラに萌えるけど、私含めてまだまだ自分の本当を前にだすのが下手な家族たちだった。

ちなみに私はというと、全力の営業スマイルです。

360度どこを見てもね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ