第74話 英雄の機転《きてん》と向上心《こうじょうしん》
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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
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リーダー格の女英雄狩りは収納魔法から剣を取り出すために後ろに下がったのだが、その間もフィリオーネに何度も何度もでっかい火の玉をぶつけられている。
そしてリーダー格の女英雄狩りが抜けた穴を利用して、ロロとルルがリーダー格の女英雄狩りの左右の女英雄狩りを高速フェイントの末に転ばせる。
そこにそれぞれの担当の一指拳の一族が素早く、転んでいる女英雄狩り2人の右腕の関節に一指拳の右手人差し指のコアを突き刺す。
コアを刺された女英雄狩り2人は残った左手で一指拳の一族の右腕をつかみ電撃をながして気絶させようとするが、気絶させたのは一指拳の一族1人だけでもう1人には素早く離脱された。
1番外側で闘っていた2人の両腕の関節を使えなくされていた女英雄狩りは一指拳の一族をそれぞれ1人と2人相手にしていたが、一指拳の一族1人を相手にしていたほうが一指拳の一族を足払い電撃で気絶させた。
残りの男英雄狩りと姫さまとメイドさん2人とぼくの闘いは、男英雄狩りはぼくのひざカックン電撃を警戒してぼくを正面にしながら姫さまたち3人の剣をさばいていたが、姫さまを攻撃すると男英雄狩り自身にも攻撃が当たるタイミングで姫さまを攻撃し剣による電撃峰打ちで姫さまを気絶させそのまま男英雄狩り自身も集中攻撃を受けて気絶した。
そしてぼくたち全員のいるアスファルトの道路が、ぼくたち全員を包み込み。
「捕虜は、英雄妖精2匹と護衛の人間7人! その内1人は姫なようだから、捕虜交換には十分だろう? 満腹知らずのまんぷくの洗脳をといて開放すれば、確認しだい捕虜の封印場所を教えよう! 待っているぞ!」とリーダー格の女英雄狩りの声が一方的にしゃべった後、ぼくたち気絶をしなかった仲間たちをおおっていたアスファルトが地面にもどっていく。
フロレーテとリリオーネのいる場所が一時的に地面の深い所になった後、はるか遠くまではいかず街の外の離れた場所ぐらいの位置に移動した。
「そうか……リリアンがさらわれたか……。満腹知らずのまんぷくの洗脳を解いて開放してもリリアンが返ってくる保証はないが、フェアリーの英雄2匹の場所はわかるのか……。ならばアルヴィン!フィリオーネ!エマ!ルイーズ!ロロ!ルル!ジュリエット!ジョン!ジェイムズ!まんぷく! 力を合わせて奪還してくるのだ!」と王宮の謁見の間の王様。
「あの中です!ジェイムズさん!」
ジョンさんの転移魔法の光の球で北門の外に転移してジェイムズさんのだっこ空中ダッシュで5分の場所で、ぼくたちは一辺が10メートルの6面体サイコロのオブジェを見つけた。
「何か知っていますか?満腹知らずのまんぷくさん?」とジョンさんが聞くと。
「分かりませんが、しらべてみます」と言って天辺の1をあらわす丸いくぼみにおいてあった戸棚の前に降りていき、戸棚を開けてびっくりしている。
「何かあったんですか?!」とジョンさんが言うと。
「はい!」と言って満腹知らずのまんぷくさんは両手のひらサイズの白い紙箱を取り出してふたを開けると、「紅白饅頭です!」とこちらを向いて言った。
「2の面にも、おいてあったよ!」と言って、ジュリエットさんが戸棚を上まで運んできて隣におく。
「これは、3の面においてあったものだ!」と言って、その隣にエマさんが戸棚をおく。
「こっちは、4の面だ!」と言って、そのまた隣にルイーズさんが戸棚をおく。
「はい!5の面のやつ」と言って、そのまた隣にロロとルルが戸棚をおく。
ちなみにジュリエットさんは担いで空中の見えない足場を走って持ってきたが、エマさんとルイーズさんとロロとルルは羽の魔力で浮かべて持って来た。
「これどうします?」ぼくの前には紅白饅頭の入った紙の箱が54個、紅白饅頭の数にして108個の紅白饅頭があった。
「私にまかせてください!」と言って満腹知らずのまんぷくが、紙の箱を開けて次々と紅白饅頭を食べていく。
「いや!そういう事じゃなくって! 毒が入ってる可能性も腐ってる可能性もあるし、この紅白饅頭に意味が無い可能性もあるでしょ?」
「いえ!中にカギが入っている可能性があります! それにもう食べ終わります!」と言って満腹知らずのまんぷくは、あっという間に紅白饅頭を108個食べ終わった。
「それで、何か入ってましたか?」
「いいえ、ですが問題が……」と言って満腹知らずのまんぷくが、顔を苦痛にゆがめる。
「ええ?! 大丈夫ですか?!」
「ちょっと、野ぐそしてきます!」と、苦痛に顔をゆがめた満腹知らずのまんぷく。
「いや病原性食中毒から魔法も薬も使わず回復したことなら私があるから、回復魔法で治るよ?」とジェイムズさん。
「いいえ、私も病原性食中毒からの回復魔法を習得したいので! 野ぐそしてきます!」と言って満腹知らずのまんぷくは、空中をうちまたで走っていった。
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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。
第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。
第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!
僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!
今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!
評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!
ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?
ドングリしろうと南都那氏
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