第71話 9人の英雄狩り
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「聖魔剣報われるべき者への勝利召喚!」とリリアン姫が言うと、白鞘に入った白い両手持ちの柄をあわせて全長80センチ魔力の層19層をまとった聖魔剣が姫様の左側に現れ姫様が右手で柄を持つとメイドさんの1人が鞘を後ろにひっぱって抜剣する。
そして両手持ちにした見た目普通のロングソードをリリアン姫は中段にかまえると、リリアン姫の普段10層の魔力の層は18層になっていた。
「アルヴィンさんの事は、私の命にかけてまもります!」
「いや、そういうのいいから! 姫様は自分の身をまもって!」
「英雄と闘う時は、殺すつもりで闘わず無力化するつもりで闘ってくださいね? 殺すつもりで闘うと相手の生存本能と言う強い意志力で時間を止めてよけられてしまうので、無力化するつもりで闘うのがコツだそうです! アルヴィンさんは無力化されたら、英雄狩りになると約束すればたすかる可能性があるので抵抗しないでくださいね!」リリアン姫が悲壮な表情を浮かべてぼくに微笑みかけている間に、リリアン姫付きのメイドさんたち5人がぼくの家のある進行方向に剣を持って半円を描くように並び・一指拳の一族が後ろ向きにその円を補うように素手で並び・出来た大きい円の内側ぼくの前にリリアン姫・右側にエマさん・左側にルイーズさん・フェアリーたちがぼくの近くの空中に待機して英雄狩りをまつ。
そうしてまっていると、前方に4人の男の英雄・後方に5人の女の英雄が歩いてきた。
「生まれて7日で英雄化した妖精使いアルヴィン! 満腹知らずのまんぷくを、知っているな?」後方の5人の女英雄の真ん中の美女が、質問をしてはいるが確信している口調で聞いてきた。
「満腹知らずのまんぷくって、何? ぼくは、知らないんですけど?」
「お前との縁が絡まった後、上位の英雄の下働きにされている所を確認している!」と後方の5人の女英雄の真ん中の美女が、切れながら言葉を続ける。
「ああ! あの英雄狩りさんの、名前ですか? そういえば、名前を聞いてなかったです!」
「妖精使いアルヴィン! お前には、捕虜交換の捕虜になってもらう!」
後方の5人の女英雄狩りは素手で距離をつめてくるが、前方の4人の男英雄狩りは収納魔法から剣を取り出して距離をつめてくる。
「ロロとルルは、相手の剣もちがいそがしくなったらジュリエットさんにやってたみたいにして!」
「あれは派手に見えるけど、運動量が減衰してないから派手に見えるだけでダメージは魔力の層で減衰しているのよ?」とロロが、ぼくをさとすように言う。
「そうなの? でも、牽制にはなるでしょ? 剣を使えなくできればいいから!」
「しょうがないわね~! 鬼ごっこのプロの実力見せてあげる!」ルルが自信にあふれた笑顔で、ロロと上空に飛んで行く。
「アルヴィン! あたしたちは?」と不安そうなリリオーネ。
「ロロやルルと同じことしても足を引っ張るだけかもしれないから、同じことをするのはロロやルルがつかまった時ね! エマさんとルイーズさんは、前衛の補助やたてなおしを出来たらやってみてください! フェアリーたちは……」ここで普通の会話から、意思疎通魔法に切りかえる。
〈英雄狩りの話しかけて来ていた女の人をリーダーで縁をさえぎる結界をはっている人と仮定して、どうにか魔力を半分以下にする事を目標に一指拳の一族の援護をしよう! だけど剣で闘っている人たちを完全に視界から外すのもこわいから、ぼくは剣もちの方を視界に入れておくね!〉
〈援護に、体当たりしてもいいの?〉とフロレーテ。
〈いや、捕まえられる危険が大きいから基本それ以外の妨害で!〉
そうして話している間にも姫様付きのメイドさん5人と英雄狩りの男たち4人がそれぞれ電気をまとった剣で切り結ぶなか、英雄狩りの男たちの外側の2人がロロとルルによって肩を突き飛ばされ中央の2人もろとも転ぶ。
そこに姫様付きのメイドさんたち5人が電気をまとった剣による強烈なみねうちと電撃を、英雄狩りの男たち4人に食らわせる。
〈あれ? もしかして楽勝?〉とリリオーネ。
〈いや、魔力の層の差の分ダメージは減衰しているから派手に見えるだけのはずだよ? それより、こっちも行くよ!〉
後方の5人の女英雄狩りと一指拳の7人のおじいちゃんたちの素手格闘の現時点での攻防は、一指拳側の人差し指の第一関節の突き刺しと人数の関係で格上の女英雄狩り5人と手技で拮抗している。
むしろ女英雄狩りの手に突き刺し傷が増えていくことを考えれば、優勢かもしれない。
〈手の届かない位置から遠回りして、女英雄狩りの注意をそらして!〉
フィリオーネとリリオーネとフロレーテが大きく山形に飛んで女英雄狩りの後方中央に位置取りリーダー格とおぼしき美女に近距離で電撃の集中攻撃を食らわせると、リーダー格とおぼしき美女は一指拳の一族の相手を仲間たちに一時的にまかせてフェアリーたちとの間に光のカーテンをはり一指拳の一族の相手にもどる。
そうしている間にも剣もちの英雄狩りたちのいる地面のアスファルトが盛り上がり倒れている英雄狩りたちを包み込みそのまま英雄狩りたちの身長の2倍ほどの高さの山になって止まると、姫さま付きのメイドさんたちのいる方のアスファルトが沈み体勢を立て直した英雄狩りたちが剣をかまえた状態であらわれる。
剣もちの英雄狩りを牽制するのが難しくなったロロとルルはそれぞれ女英雄狩りの右端と左端の女英雄狩りの肩を突き飛ばし中央の3人の足元に転ばせると、女英雄狩りたちは素早く足元のアスファルトを盛り上がらせ女英雄狩りたちを包み込み女英雄狩りたちの身長の2倍ほどの高さの山にして止めると一指拳の一族のいる方のアスファルトが沈み体勢を立て直した女英雄狩りたちが両手をかまえた状態であらわれる。
「エマさんは剣もちの方を! ルイーズさんは女英雄狩りたちの方を!」
「「まかせろ!」」と言ってエマさんはメイドさんの中央をどかしてルイーズさんは一指拳のマシューおじいさんをどかして、それぞれファイヤードラゴンブレスで英雄狩りたちを包み込むように30秒間浴びせ続けた。
「もしかして、勝てちゃった?」とリリオーネが半信半疑で言うのを聞きながら、みんなで黙ってファイヤードラゴンブレスが終わるのを待つ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。
第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。
第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!
僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!
今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!
評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!
ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?
ドングリしろうと南都那氏
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇