第69話 ジュリエットさんの歓喜《かんき》
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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
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ジュリエットさんは距離がひらいているのをいいことに最大限に加速してエマさんに体当たりして、エマさんをささえようとしたルイーズさんもろとも近衛騎士団総合武道場の奥の壁にたたきつける。
ジュリエットさんも勢いがついていたこともあり奥の壁近くまで身体を止めることが出来なかったが、ロロとルルはエマさんが体当たりされたあたりから逆側の奥に向かって飛んで行く。
体当たりをした勢いを止めたジュリエットさんはそこからも早かった、あっと言う間にロロとルルとの距離をつめていく。
ロロとルルはそこで昨日までとは違い、地上で訓練をしているメイド姿の近衛騎士団員や筋骨隆々のおじいちゃんおばあちゃんをぬってかすめ飛びするジグザグ飛行に入る。
ジュリエットさんは地上におりて、メイド姿の近衛騎士団員や筋骨隆々のおじいちゃんおばあちゃんをボーリングのピンのように弾き飛ばさずに人ごみをぬってロロを追いかける。
人ごみと言っても英雄化目前の数の魔力の層を持った一流の軍人たちの戦闘訓練の中をぬって進むわけなので、こぶしや剣や槍による突きや斬撃や豪快な身体全体を使った蹴り技などがロロにもルルにもジュリエットさんにもかすめ飛んでくる。
ロロとルルはジュリエットさんを引き離すために、こぶしや蹴りの応酬をしている人たちの体と体の間を通り抜けながら正拳突きや回し蹴りをよけ、剣と剣で打ち合っている人たちの間を通り抜けながら斬撃や突きをよけ、槍と槍を突いたり巻き込んだり回転させたりしている人たちの槍の動きに合わせてジグザグ飛行でよけ、突発的な飛び蹴りなどもよけて、エマさんとルイーズさんがいる方に向かってジグザグ低空飛行で距離を稼いでいく。
そして訓練中にロロとルルに通り抜けられた人たちもなれているのか武器や技を鈍らせることもなく、対戦相手との訓練のじゃまにすらなっていないような集中力で攻撃の応酬を続けている。
ロロとルルを追いかけるジュリエットさんはロロやルルより体が大きいこともあり、素手格闘をしている人たちの間を通り抜ける時にはこぶしと蹴りを受け止めてそれぞれの体を弾き飛ばし、剣と剣で打ち合っている人たちの間を通り抜ける時には収納魔法から取り出した2本のロングソードを別々の生き物のようにあやつってそれぞれの剣を巻き上げて空中や地面に次々と跳ね飛ばしていく、槍で対戦訓練をしている人たちの間を通り抜ける時にはそんな事をする必要があるのか解らないが2本の剣の平で槍の柄をたたきジュリエットさんの通り道に槍を捧げ持っているような儀仗兵たちの集団のようにして通り抜ける、そしてここが重要なのだが通り抜ける時の動作が確実に何倍も多いジュリエットさんはロロとルルに着実に追いつきつつある。
そこでジュリエットさんが追いついてくることに危機感をおぼえたルルが、ジュリエットさんに突撃する。
ジュリエットさんも両手に持っていた2本の剣を収納魔法にしまって、迎え撃つ。
ルルは剣を使って訓練をしている人たちの所でジュリエットさんに突撃した、それに対してジュリエットさんは左手で動き回るルルを捕まえようとしながら右手で剣を振り下ろしてくる人の剣の柄の握りの上の手に右手を乗せ剣を操りもう1人の剣を受け止め2人ともに足払いをかけ無力化する。
そうしてかせいだ時間でルルは後方に下がりロロやエマさんやルイーズさんと合流してそこで、周りの気温が氷点下の寒波に変わる。
ロロたちの動きが合流によって止まったのでジュリエットさんは立ち止まって考えるそぶりを見せるとそこで、周りの気温が熱波の酷暑日に変わる。
ジュリエットさんは訓練をしている人たちの中には入って行かずに多少遠回りになる武器を持っていない背中側を通るようにしてエマさんとルイーズさんに接近する、そこにジュリエットさんの後ろに回り込んだルルがジュリエットさんに体当たりをかけるが振り返ったジュリエットさんに捕まって近衛騎士団総合武道場の反対の奥にそのまま投げ飛ばされる。
エマさんとルイーズさんはその背中を向けたジュリエットさんに駆け寄り背中側の左右からジュリエットさんを捕まえようとするが、振り返ったジュリエットさんと手技の応酬になる。
その手技でいそがしいジュリエットさんの腰にロロが体当たりして、ジュリエットさんを吹っ飛ばし転ばせる。
そこでロロとエマさんが英雄化して、周りの気温が春のポカポカ陽気に変わる。
吹っ飛ばされて転ばされたジュリエットさんは地面に左手を突きジュリエットさんを追いかけて来ていたエマさんとルイーズさんを地面に突いたばかりの左手を中心に身体を回転させて足払いをかけ転ばせると共に跳ね起き、跳ね起きたばかりのジュリエットさんに体当たりをしかけてきていたロロをあっさりと捕まえる。
「やっと休める~~~~!」ジュリエットさんが笑顔でロロをつかんだまま両こぶしで伸びをすると、周りの気温が熱波の酷暑日に変わる。
そのジュリエットさんにぼくはジュリエットさんやジョンさんが使っていた空中の見えない足場を走る方法で空中から駆け寄り声をかける。
「おめでとうございます! でも見てた限りでは、これからも熱波の割合多くなるんじゃないですか?」
「それについては、考えがあります! みんなが集まるまで、ちょっと待ってね!」と言ってジュリエットさんが手に持ったままだったロロを開放すると、エマさんとルイーズさんとロロとルルとフィリオーネとリリオーネとフロレーテが集まってくる。
「ではハジメマス! ジュリエットはいない、ジュリエットはいない、ジュリエットは路傍の石」とジュリエットさんがとなえると、周りの気温が春のポカポカ陽気に変わる。
「どう?!」とジュリエットさんがドヤ顔で言うと、周りの気温が熱波の酷暑日に変わる。
「ああ! 今、熱波をおさえられたの見たよね? 意志力を同じタイプの英雄特性を持った仲間より低くなるように保てば、これからは春のポカポカ陽気の中で暮らせるって事なんだけど?」と言って、ジュリエットさんはうれしそうにぼくに輝く笑顔を向けてくる。
「それだと、ジュリエットさんはこれから軍隊所属になってぼくと一緒に行動するって事ですか?」
「そうだけど?」とキョトンとしたジュリエットさん。
「それなら話が早いです! 王様と謁見して契約してきてください! 時間は少しかかるかもしれませんが」と近くにいたメイド姿の近衛騎士団員。
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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。
第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。
第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!
僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!
今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!
評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!
ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?
ドングリしろうと南都那氏
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