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第67話 戦術には戦術を

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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!

妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!

妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!

フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!

異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!

オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!

凄すぎる英雄基本能力!

妖精たちが主戦力!

新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!

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一指拳いっしけんのマシューおじいさん? 英雄化できそうですか?」王宮内の近衛騎士団このえきしだん総合武道場の二重扉にじゅうとびらの左右に屋根と柱だけのテント・タープテントの大きいのが5つずつならびその床に体操マットがキレイにしかれた上に、他の人たちといっしょにぐったりと寝ている一指拳いっしけんのマシューおじいさんを見つけたので声をかける。

「わし、英雄化する前に死にそう……」マシューおじいさんが、ぐったりと仰向け(あおむけ)に横になったまま答える。

「マシューさま!気をしっかり! 今まで弱音を吐かなかった(よわねをはかなかった)じゃないですか!」7人組のおじいさんたちの中では一番若そうな年齢70才ぐらいに見えるこれぞ筋骨隆々の見本と言えるような体格のおじいさんが、細マッチョで年齢100才でも不思議ではない年寄りのマシューさんをはげます。

「じゃが熱波ねっぱの特訓を始めて(はじめて)わしが熱中症で運ばれたのが、今回で13回目なんじゃよ?」

「みなさん熱中症で運ばれています! マシューさまだけではありません!」と、さっきの70才ぐらいのおじいさん。

「みなさんって、この周りに寝ている人たちじゃろ? 一指拳いっしけんの一族で、熱中症になって運ばれるのわしだけなんじゃが?」

「「「「「それは……」」」」」とおじいさんたち。

「ちょっとくらくらしてきたな自分限界気味じぶんげんかいぎみだなと思ったときにちょうどマシューさまが倒れる(たおれる)ので、運び出す名目で一緒いっしょについてきて休憩きゅうけいをしているので……」と、さっきの70才ぐらいのおじいさん。

「そうなの?」と、キョトンとしたマシューさん。


 ルイーズさんとエマさんが、ルイーズさんを先頭に王宮内の近衛騎士団このえきしだん総合武道場の中の人ごみをぬって走っている。

 そこから大きく離れてジュリエットさんが追いかけているのだが、そこからロロは右ななめ後ろルルは左ななめ後ろの人ごみをたてにするように隠れて(かくれて)気配を消し離れ(はなれ)すぎないようにジュリエットさんを観察かんさつしている。

 ちなみにぼくの位置からは見えないので、例によって視覚情報を送ってもらっている。

 そうしている間にもジュリエットさんはルイーズさんとエマさんに追いついたのだが、エマさんはルイーズさんをかばう事をしずにジュリエットさんの手を2人でおさえようと手技てわざをはじめる。

 それをジュリエットさんは左右の手を別々の生き物のようにあやつってさばくのだが、そこでロロとルルが気配を消したまま人ごみをぬって急加速して突撃する。

 その気配を消したロロとルルの事を感知しているのだろうジュリエットさんが、エマさんとルイーズさんの手技てわざから逃げようと後ろに下がるのだが逃げられない。

 そこにロロがジュリエットさんの右肩にルルがジュリエットさんの左腰ひだりこしに高速でぶつかり、ジュリエットさんをあたまとおしりの位置と向きが高速で入れ替わるひねりも付いたたてきりもみ回転をさせてふっとばす。

 そのジュリエットさんは左手を地面について体勢たいせいを整えようとした所で、ロロに左肩へ突撃され地面を転がる。

 ルルはその次のタイミングでの突撃をねらっていたのか、地面を転がった状態から跳ね起きた(はねおきた)ジュリエットさんの足下を微かに(かすかに)かすりながらもジュリエットさんの体勢たいせいをくずすことなく高速で通り抜ける。

〈なんかロロとルルが、すごすぎるんだけど!!〉と、リリオーネが意思疎通魔法で興奮したように言ってくる。

〈英雄あいてに、あそこまでできるもんなの?〉とフロレーテ。

〈その前のルイーズさんとエマさんがやった、捕まる(つかまる)危険きけんをかけ金にした2人での手技てわざによる引き付けの効果こうかが大きいけどね!〉とぼく。

〈もしかしてジュリエットちゃんは、もうルイーズちゃんを捕まえられない(つかまえられない)んじゃない? ちなみにエマちゃんとルイーズちゃんの魔力の層が感知できなくなってて、ロロとルルが21層よ!〉とフィリオーネ。

 ジュリエットさんは、離れて(はなれて)いくエマさんとルイーズさんの方を見て観察している。

 そしてエマさんとルイーズさんが近衛騎士団このえきしだん総合武道場のおくの真ん中に到達とうたつした所で、ななめ右後ろの離れた所にいたロロの方に猛然もうぜんと走り始めた。

 ロロは、当然すぐに気がついて人ごみをぬって逃げ回る。

 ルルとエマさんとルイーズさんも気がついて、ロロの方に移動しようとする。

 だがそんなことも関係なしにジュリエットさんは、あっという間にロロに追いつき両手でロロを捕まえ(つかまえ)あらためて左手に持ち替え(もちかえ)空いた(あいた)右手でじゃまをしようと追いついてきていたルルもあっさりと捕まえる(つかまえる)

 そしてジュリエットさんに近づいてきていたエマさんとルイーズさんに背を向けて近衛騎士団このえきしだん総合武道場の反対のおくに、ロロとルルを投げつけふり返りエマさんに突撃する。

 ジュリエットさんはエマさんをルイーズさんとのたてに使うように位置取り(いちどり)しながらエマさんとの接敵せってきを続けて、エマさんを足払い(あしばらい)転ばし(ころばし)エマさんをよけて回り込みルイーズさんを手技てわざであっさりと捕まえる(つかまえる)

「10かぞえてね!」と言って、ジュリエットさんはぼくの方に走ってくる。

「またあしたきます!」

了解りょうかい!」ジュリエットさんは充実じゅうじつしているのか、満足まんぞくそうに答えた。


挿絵(By みてみん)

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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。

第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。

第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!

僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!

今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!

評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!

ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?


ドングリしろうと南都那氏

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