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第66話 血と汗と

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!

妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!

妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!

フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!

異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!

オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!

凄すぎる英雄基本能力!

妖精たちが主戦力!

新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 休日の早朝ぼくが朝食(母乳)を飲んでいると、ご機嫌(ごきげん)なリリアン姫が「おはようございます!アルヴィンさん! 2人の将来しょうらい祝福しゅくふくするような爽やか(さわやか)素晴らしい(すばらしい)雨ですね!」と言って、ぼくをソフィアお母様から受け取り下におろしぼくに視線をあわせてぼくの両手をそれぞれの手でつなぎ、ぼくの周り(まわり)をクルクルとまわる。

「リリアン姫さまには、雨は関係ないんですね……」

「アルヴィンさんは、雨きらいなんですか?」

「雷が鳴る(なる)ぐらいの大雨とか台風とかはワクワクして好きですけど……」

「ですよね! 雷カッコイイですよね! そんなアルヴィンさんにプレゼントを持ってきました!」と言ってみかん箱ぐらいの大きさのプレゼント包装ほうそうのされた箱をリリアン姫に渡されるが、やたら軽い。

「開けてもいいですか?」

「もちろん! もうアルヴィンさんのモノです!」

 プレゼント包装ほうそう丁寧ていねい剝がして(はがして)、リビングの机に置いておく。

 プレゼントの箱を開けると中には、使い古しでところどころ血のついた包帯ほうたいがたたまれずグシャグシャこんもりと箱いっぱいに入っていた。

 ぼくは何も言わずさっきの包装紙ほうそうしを広げてリビングの机におき包帯ほうたいを順番に取り出していったのだが、他には包帯ほうたいからはがれたと思われるカサブタのかけらぐらいしかない。

緩衝材かんしょうざいに使い古しの包帯ほうたいを使うのもどうかと思いますけど、プレゼントを入れ忘れてますよ? 姫様?」

「いえ! 血のついた包帯ほうたいがプレゼントです!」

「何でですか! こんなの何に使うんですか!」

「え? ちょっとまってくださいね?」と言ってリリアン姫は、血のついた包帯ほうたいを頭に巻き首に巻きドレスの胴体どうたいや手足に巻き「私はもう助かりません(たすかりません)! 私が敵を引き付けている間に、逃げてください! ダメです! アルヴィンさんがいても2人とも無駄死に(むだじに)するだけです! 愛していますよアルヴィンさん! 運が良ければ……なんでもありません! 来世で会いましょう! ……どうですか?! かっこよくないですか?!」

「まあ、かっこいいかもしれないですけど……。血のついた包帯ほうたいだと感染症かんせんしょうの危険があるので、ぼくは使いませんよ?」

「何でですか! 私は病気にかかっていないので、感染症かんせんしょうの心配はありません!」

自然宿主しぜんしゅくしゅと言って宿主やどぬしに対しては無害でも、まわりに有害な感染症かんせんしょうをおこすこともあるんです!」

「そうですか……。今日は血のついた包帯ほうたいでいっぱい遊べると思ったのですが……ダメですか……」

「それよりこの血のついた包帯ほうたい全部リリアン姫様のなんですね、どうやって作ったんですか?」

熱波ねっぱの特訓場で、剣術のけいこを続けたらたくさんできたんですよ? 私の持っている生きた魔剣が、持ち主の剣術のけいこで出来たつぶれた血豆ちまめの血が大好きなのでついでに作りました!」

「え? その魔剣って、敵の血とかも好きなんですか?」

「いいえ? ゴブリンを切った後剣についた血は吸収されてキレイになりますが、ゴブリンの死体に剣を刺してもゴブリンがミイラにはなりませんよ?」

「そこは健全な魔剣なんですね、でも今日はゲームじゃない方がいいですか?」

「いえ、血豆ちまめは治癒魔法で治しました。私の妖魔剣血吸いへべれけ(ちすいへべれけ)は、新しく出来たつぶれた血豆ちまめの血が好きなグルメなんです。妖魔剣血吸いへべれけ(ちすいへべれけ)召喚!」とリリアン姫が言うと、黒鞘くろさやに入った黒い両手持ちのつかをあわせて全長80センチ魔力の層18層をまとった魔剣が姫様の左側に現れ姫様が右手でつかを持つとメイドさんの1人がさやを後ろにひっぱって抜剣ばっけんする。

 そして両手持ちにした見た目普通のロングソードをリリアン姫は中段にかまえると、リリアン姫の普段8層の魔力の層は17層になっていた。

「それって、魔剣にあやつられたりしないんですか? 魔剣が持ち主を、魔力の層で強化してるんですよね?」

「持ち主をあやつる魔剣もありますが、この魔剣は努力どりょくしたり機転を利かせ(きてんをきかせ)たりする持ち主が好きなのであやつったりしませんよ? 力を貸してくれるだけです! でも稽古けいこは、この妖魔剣血吸いへべれけ(ちすいへべれけ)を使って限界までしなければいけないですし身体への負担もすごいです! 毎回爆睡(ばくすい)なんですよ?」

「でも誰が、妖魔剣血吸いへべれけ(ちすいへべれけ)なんて名前を付けたんですかね? 血をへべれけになるまで大量に吸うやばい妖魔剣みたいな印象がありますけどこの魔剣、魔剣と言うのが申し訳なくなるような性格の良い生きた剣じゃないですか!」

「ダメですか? 私の付けた名前……」とリリアン姫が妖魔剣血吸いへべれけ(ちすいへべれけ)に問いかけると、リリアン姫をおおっていた魔力の層が8層に戻る。


 リリアン姫と妖魔剣血吸いへべれけ(ちすいへべれけ)とぼくの相談の結果、妖魔剣血吸いへべれけ(ちすいへべれけ)の新しい名前は聖魔剣報われるべき(むくわれるべき)ものへの勝利しょうりへと変わりさやつかの色は白色を基調きちょうとするデザインに変更することがきまった。


挿絵(By みてみん)

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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。

第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。

第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!

僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!

今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!

評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!

ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?


ドングリしろうと南都那氏

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