第64話 エマさんの手ごたえ
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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
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「鬼ごっこのルール説明をします! エマちゃんとルイーズちゃんはジュリエットに手のひらでさわられたら鬼になりますが、その場合の次の標的はジュリエットとします! 鬼になった子をうまく補佐して2人で、ジュリエットを鬼にしてください!」と、ジュリエットさんは楽しそうに説明をする。
ちなみに今の場所は王宮内の近衛騎士団総合武道場なのだが、前世の世界のサッカーコートぐらいの広さに近衛騎士団員と話を聞きつけた街の警備担当の衛兵隊員が集まって各々《おのおの》で戦闘訓練をしている。
その戦闘訓練をしている近衛騎士団員や衛兵隊員の間をぬって、鬼ごっこをするように言われている。
「あたしとルルも、鬼ごっこに参加していいかな? エマちゃんやルイーズちゃんと心をつなげる魔法を使っているから、エマちゃんとルイーズちゃんが英雄化した時に一緒に英雄化するかも?なんだけど?」とフェアリーのロロ。
「いいけど、ずいぶん危険な魔法を使ってるのね……」とジュリエットさん。
「危険って?何が?」とフェアリーのロロ。
「それぞれが自分自身をしっかりもっていないと心がまざりあっちゃうから、一般的には言葉を最低限伝達する表層意識だけを使う時だけつなぐ魔道具を使うのが安全ってやつなのよ? それで、あたしちゃんの名前は?」
「ロロだよ! フェアリーの竜使いロロ!」
「じゃあジュリエットはエマちゃんロロちゃんルイーズちゃんルルちゃんの順番で鬼にしていくから2人と2匹で協力して、ジュリエットを追い詰めたり邪魔したりしてね! じゃあ10かぞえるから逃げて! い~ち、に~い、さ~ん」
ジュリエットさんが数をかぞえる中、エマさんは両手のひらの指をそれぞれそろえて胸の前の空間にかまえ両足を肩幅に広げジュリエットさんがかぞえ終わるのを待つ。
「エマちゃん!鬼ごっこってそういうのじゃない!」と、あわてたようすのフェアリーのロロ。
「し~い」
「闘いのかわりだろ? これであってるぞ?」と、落ち着いた様子のエマさん。
「ご~お」
「それより、闘いの補佐をたのむ!」
「ろ~く」
「闘いじゃなくて、鬼ごっこね! 補佐はするけど……」
「な~な」
まずルイーズさんがエマさんをかくすように前に出て、エマさんと同じポーズをとる。
その右にロロが、ルイーズさんをはさんで左にルルが配置につく。
「はちきゅうじゅう!」それを見てジュリエットさんが、残りの数を早口でかぞえ終わる。
まずジュリエットさんがルイーズさんの右手側をぬけようとそぶりを見せるとルイーズさんもそちらを通さないようにふさぎに行こうとする、その反対側のあいた場所をジュリエットさんが通り抜ける。
そのジュリエットさんが通り抜けたさきにすでにルルとロロがいて妨害するが、ジュリエットさんの左右の手が別々の生き物のように動きそれぞれの手にルルとロロを捕まえ左右に投げ飛ばす。
ジュリエットさんは残りのエマさんには真っ正面から腕をつかみに行ったが、つかみに行った腕を1回叩き落とされただけで逆の手をあっさりとつかむ事に成功した。
「じゃあ、10かぞえてね!」と言ってエマさんの右側を通り抜けて、あっという間に近衛騎士団総合武道場の奥の方に走って行った。
「なんか先が長そうなので、日を改めてまた来ますね!」
「ああ!手ごたえはある! 一指拳の一族との決闘は、むだではなかった!」と言ってエマさんはジュリエットさんのつかもうとした腕を1回叩き落とした時のイメージを定着させるように、左右の腕を何回か動かした後で数を10かぞえだした。
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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。
第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。
第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!
僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!
今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!
評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!
ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?
ドングリしろうと南都那氏
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