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第61話 フェアリーマノンちゃんの功績《こうせき》

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!

妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!

妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!

フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!

異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!

オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!

凄すぎる英雄基本能力!

妖精たちが主戦力!

新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



「あんたたち!英雄ね!」ぼくとフィリオーネとリリオーネとフロレーテとロロとルルとエマさんとルイーズさんで春なのに10分前から猛暑日もうしょびみたいな気温の中住宅街を歩いていると、ぼくに感知出来ない魔力の層の英雄の気配をまとった可愛い女性声での詰問口調きつもんくちょうに後ろから話しかけられた瞬間猛暑日(もうしょび)から酷暑日こくしょびの気温に変わったのを確認して、ぼくは迷わず(まよわず)仲間全員を戦闘からでも緊急脱出きんきゅうだっしゅつさせる魔法を発動はつどうさせた。


 目の前には、ぼくの家に生えているフェアリーの木がある。

「アルヴィン! だめじゃない! 英雄狩りから逃げちゃ!」と、フィリオーネが怒ってぼくに言ってくる。

「え? 格上の英雄狩りみたいだったから、逃げたんだけど?」

「ジョンさんとジェイムズさんが借り(かり)を返せるように私たちが運命を引き寄せて出て来た英雄狩りなんだから、逃げてたらいつまでたってもジョンさんとジェイムズさんが借り(かり)を返せないじゃない!」とフィリオーネ。

「でもあんなのと戦っていたら、あたしたち死んじゃわない?」と、おびえたリリオーネ。

「ジョンさんとジェイムズさんが借り(かり)を返せるぐらいの英雄狩りなんだから、あたしたちが普通に戦っても勝てないわよ? どうにか敵のえんをさえぎる結界けっかいを無効化して、ジョンさんとジェイムズさんに助けに来てもらうのがあたしたちの基本戦術よ?」とフィリオーネ。

「アルヴィンの緊急脱出きんきゅうだっしゅつの魔法が効いたんだから、結界けっかいをはっていなかったかあたしたちが戦って勝てるあいての可能性もあったんじゃない? 少なくとも、アルヴィンの『死にたくない!』と言う意志力よりも下の意志力だった可能性があるわよ?」と、訳知り顔(わけしりがお)のフロレーテ。


「英雄狩りらしき人は、いないね……」

「真夏の酷暑日こくしょびみたいな結界けっかいの中心は、さっき声かけられた所みたいね……」とフィリオーネ。

「なんだろ? えらく迷惑な結界だけ出して追跡ついせきしてくるわけでもなく待ち伏せ(まちぶせ)してくるわけでもなく、何がしたいんだろう?」

「英雄狩りじゃなくて、話がしたかっただけのただの英雄なんじゃない?」とフロレーテ。

「え? だって、攻撃的な詰問口調きつもんくちょうだったよ?」

「そう言う、話し方の人なんじゃないの?」フロレーテ。

「え? まさかそうなの? じゃあこのまま、妖精たちの被害ひがいにあった家を回っていたらまた出てくるかな?」


「こんにちは~! 妖精たちに荒らされた花畑や花壇かだんや消したいラクガキなどはないでしょうか? あれば花畑や花壇かだんをあっと言う間に咲かせる事もラクガキをキレイに消す事も出来ますが! いえ、お代はいりません! 妖精たちの事を、悪く思わないでいただけたらそれで結構です!」ぼくとフィリオーネとリリオーネとフロレーテとロロとルルとエマさんとルイーズさんで回ることあれから3件目、朝から数えて18件目巨大な扉が開いた瞬間、ぼくはお決まりのセリフを早口でまくしたてた。

「ああ!妖精使いアルヴィン君だね! 右腕も左足も調子いいよ! ありがとう! 準備できしだい、ダンジョン攻略再開しようと思ってるよ!」身長3メートル20センチの分厚い筋肉につつまれた巨体の男が、右腕をグルグル回し屈伸運動くっしんうんどうをして体の動きを見せてくれる。

「軍隊所属の方ですか?」

「いや? ずっとダンジョン攻略一本だよ?」巨体の男がゴキゲンなのはそのままに、不思議そうな顔をする。

「民間にもエリクサー回ってきてるんですか?」

「いや? エリクサーや機械式や流体金属式の義手義足なんて値段が高すぎて家に引きこもって筋トレしたり子作りしたりしかやることなかったんだが、フェアリーのマノンちゃんが飛んできて『お菓子くれるなら手足治してあげるよ?』と言って治してくれたんだよ?」

「そのフェアリーのマノンちゃんって、いつから四肢欠損を治せるようになったか聞いてます?」

「『最近必要になるかと思って故郷に戻って習得してきたけど、さきこされた!』って言ってたよ?」

「ああ~~~!」

「どうしたんだい?アルヴィンくん? やっぱり報酬少なすぎるよね? 一応マノンちゃんは毎日お菓子を食べに来るんだけど、ダメかな?」

「いえ報酬はいいんですけど、同じような思考回路のフェアリーがたくさんいる可能性がありまして! あ!実はフェアリーって花畑の花をむしったり壁や床や天井にかべやゆかやてんじょうにいたずら書きをしたりする習性しゅうせいがありまして、どうにかフェアリーのイメージアップをしないと国から追い出される可能性があるんです。そこで出来ればフェアリーたちやインプやピクシーが追い出されないように、心の片隅(こころのかたすみ)にでもおぼえていてくれればそれが報酬になります! どうでしょうか?」

「そんなことでいいのかい? こちらこそ望む所(のぞむところ)だよ! 僕の名前はユージーン、背の高い一族の評価基準では最高評価の血筋と言う事になってるんだ! まだまだ20才で引退するには早すぎると思っていた所、救って(すくって)もらったおん全力で返させて(かえさせて)もらうからね! よろしく!」


挿絵(By みてみん)

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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。

第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。

第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!

僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!

今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!

評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!

ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?


ドングリしろうと南都那氏

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