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第56話 姫さまの倦怠期《けんたいき》

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!

妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!

妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!

フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!

異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!

オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!

凄すぎる英雄基本能力!

妖精たちが主戦力!

新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!

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「私たち、倦怠期けんたいきね……」そろそろ夕ご飯の時間かなと思われるころ、4連休1日目の朝からパーティゲーム各種をぼくとリリアン姫とフィリオーネとリリオーネとフロレーテとロロとルルとエマさんとルイーズさんでやっていたのだが、突然リリアン姫が暗い表情で言い出した。

「そう言えば姫様だけ勝ってないね?」とロロ、たった今やっと1勝できたばかりで得意げに姫様に言う。

 ちなみに8人プレイのゲームなので、勝った人が観戦にまわるというやり方でやっている。

「そうなの? もしかして英雄と準英雄はゲームも強くなる?」

「フィリオーネが9勝。フロレーテが8勝。リリオーネとアルヴィンが5勝。エマさんが3勝。ルイーズさんが2勝。あたしとルルが1勝。姫様が0勝。だから、明らかに関係あると思うよ?」とロロ、メモ用紙も見ずにスラスラと答える。

「そうなの? じゃあ姫様、婚約こんやく解消かいしょうと言うことにしときますね?」

「いやぁ~~~~~~~~~! 捨てないで~~~!」とリリアン姫、ひざまずいてぼくの胸元にすがりつき大げさに叫びだす。

「でも婚約者に配慮なしでゲームしてるようなのは、婚約者失格こんやくしゃしっかくでしょ?」

「失格じゃないです! 前に見たドロドロの恋愛ドラマのセリフを、言ってみたかっただけです!」とリリアン姫、すがりついた体勢たいせいから少し顔を離して(はなして)ぼくに言い訳をするが目が涙ぐんでいる。

「実は好きな人が出来たら婚約破棄こんやくはきして良いと言われて一応婚約しましたけど、ぼく好きな人が居る(いる)んです!」

「ええ~~~~! 時間をかけて仲良くなる、私の計画はどうなるんですか!」とリリアン姫、驚愕きょうがくして文句もんくを言ってくる。

 そのリリアン姫さまのとなりぼくの視界の中少し離れた場所で、フィリオーネが嬉しそうにソワソワとぼくの方を見つめている。

「フィリオーネの事じゃないよ?」とぼくがフィリオーネの方を向いて言うと、フィリオーネが「うそ、でしょ? あたし以外いないじゃない! どこのフェアリーが1番のなかよしだって言うの!」

「フェアリーじゃないよ、ただの人間。前世の世界で精神病院に入院していた時に、ビックリするぐらい急速に仲良くなった女性なんだけど。おそらくお互いに顔の系統が似ていたから実際よりも美形に見えて2人ともひとめぼれの状態になってたから急速に仲良くなったんだと思うんだけど、ぼくが34才あいてが19才で両方とも生活保護でぼくは一発逆転のために小説書きの学校に行こうとしていたから連絡先の交換もしずに分かれたんだ……」

「「え?前世の事?」」とリリアン姫とフィリオーネ、ほっとした表情をしている。

「それなら関係ないじゃないですか!」とリリアン姫。

「うん。そう思ってぼくも前世の世界の事は忘れようと婚約したんだけど、やっぱり他の人と恋愛する気分にならなくって。ゴメンね、姫様」

「ゴメンじゃないです! どうしてその前世の女じゃないといけないのか、説明してください!」

「単純に出会ってこれぐらいのころには、ぼくの好きな子とはもっとけた外れに仲良しになっていたからですよ?」

「アルヴィンあなたの『自分は創造神の分身説』を本当の事だと仮定かていして、あたしとの出会いをどう説明するの?」と真剣な顔のフィリオーネ。

「ぼくが好きな子は前世の世界の子だから忘れるために、『好みのタイプの女性と最初に出会うようにした』とかかな?」

「ほら!そうなんじゃない!」と、満面の笑顔で得意げなフィリオーネ。

「それなら私も当てはまるんじゃないですか? 初めて出会ったお姫様! ヒロインの鉄板です!」と、こちらも満面の笑みを浮かべるリリアン姫さま。

「ぼくが思うに……」

「「思うに?」」とフィリオーネとリリアン姫。

「子供と妖精は恋愛対象外だから、安心して仲良くなれる?」

「そんなことありません! 子供は大人になるものです! 大人なら恋愛対象なんでしょ? アルヴィンさん!」とリリアン姫。

「フェアリーだってフェアリーの神か創造神にかけあって許可をもらえば人間に変身できるんだから、恋愛対象よ!」とフィリオーネ。

「おそらくリリアン姫は大人になるころには、ぼくとは別の人を好きになるとかだと思います」

「なら恋愛対象はあたしだけみたいね!」とフィリオーネ、機嫌よさげなドヤ顔で言ってくる。

「いや、フェアリーの神と創造神にかけあうって事になるとぼくたち役職付きの神じゃん! そんなに冒険しないから! それに、美少女フィギュアとは恋愛にならないよ?」


挿絵(By みてみん)

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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。

第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。

第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!

僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!

今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!

評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!

ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?


ドングリしろうと南都那氏

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