第50話 迷宮攻略の報酬は各種魔法? 全身タイツ気味な2人。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「さあ!報酬の話をしてやるから武装を解除してならぶのだ!」と謎の声。
「え?なんで威圧的なの?」ぼくが思わず感想をもらすと。
「ボスモンスターを倒して報酬を得ようとするような奴は、暴力で物事を解決する癖がある乱暴者が多いからな!これぐらい必要なのだ! いや、ダンジョン攻略に否定的なわけではないぞ? 私もダンジョン攻略をして神になる力を身に着けた、お前たちの先輩だからな! さあ!武装解除してならべ!」と謎の声。
ぼくたちはそれを聞いて土砂降りの雨を止め散らばった剣を収納魔法の中に回収し、部屋の中央に扉を背にして並んだ。
「まずお前たちには新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシルの加護により、オートマッピング魔法とダンジョン神組合の加護を使わずに私にわかりお前たちに教えても問題がないと私が判断した鑑定結果を教える鑑定魔法を習得させてやろう!まあ鑑定魔法の方は私が知らない事や勘違いして覚えている事もそのまま出てくる問題のある魔法だが、ないよりはましだろう!その他にも、私が持っている加護の範囲内で私が問題ないと判断した魔法を1つ習得させてやろう!」ぼくたちの前方15メートルに現れた銀色の金属で出来た顔出し全身鎧のハンサムな男(身長180センチ左腰に剣をはいている)が、現れた瞬間にしゃべり始めた。
「人間と一緒に生活出来るぐらいの、人間の姿に変身する魔法が欲しいのだが?」とレッドドラゴンのエマさん。
「見てわかると思うけど私は人間で人間の加護を持っている!よってその魔法を作れるのだが、人間に化けてどうするつもりだい?生活するだけかい?」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル、レッドドラゴンのエマさんの全身を見て言う。
「アルヴィンの世話になって、人間としての生活を送ってみたりアルヴィンの敵と戦ってみたりしようかと……」
「それなら赤ちゃんから大人の背の高い一族ぐらいの背丈に自由になれてドラゴンの爪やしっぽや羽や竜のうろこを自由にまとえる方がいいね!あとドラゴンブレスも出せるようにしておくよ!」
「よろしく頼む」とレッドドラゴンのエマさん、ノリノリの新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシルに戸惑いながら答える。
「私もそれで頼む!」とグリーンドラゴンのルイーズさん、まとまった話に乗っかる。
「「「「「あたしも!それで!」」」」」とフェアリーたちも、話に乗っかる。
「じゃあ!ぼくも!」ぼくも話に乗っかる。
「「「「「え?」」」」」とフェアリーたち。
「お前は人間だろう?」とレッドドラゴンのエマさん。
「いや、赤ちゃんから大人の背の高い一族ぐらいの背丈に自由になれるなら、お願いしようかと……」今のぼくの身長は85.4センチ、2歳児ぐらいの大きさになっている。
「うん、あまりお勧めはできないね。身体が成長しきる前に変身魔法で大人になったり子供になったりすると、本体の成長が止まったり子供の身体のまま老化が始まったりするんだ!英雄化した魔力を使いこなして成長するのは正常な成長になるから、そっちでがんばって!」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル。
「残念だったね!アルヴィン!」とフィリオーネ、ぼくの顔をのぞき込んで輝く笑顔を向けてくる。
「いや、フェアリーたちもダメだぞ?」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル。
「「「「「ええ~~~~」」」」」とフェアリーたち。
「うわ~。理由が思いついちゃった!」とぼく、フェアリーたちをしょうがないな~と言う目で見る。
「おそらく答え合わせをするまでもなく、お前たちなら正解にたどり着くだろうが一応言っておく。まずひとつ目はフェアリーには使命があり、変身魔法の使い過ぎで性格が変わると使命を忘れる可能性がある」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル、フェアリーたちに真剣に言い聞かせる。
「使命って言うか、習性?まあ使命か……。って言うか変身魔法って結構危ないんですね?」
「そしてもうひとつがフェアリーの姿を変える事が、創造神さまとフェアリーの神に禁止されているからだ!聞くところによると罰則は禁固数千年だそうだ!」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル、真面目な顔でぼくたちに言う。
「ああ~~~。それ正式な罰則になったんだ~。理由はフェアリーたちが自由に変身すると、手におえないからだとばかり……」
「おそらくそれも理由にふくまれているだろうな……」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル、ぼくにうなずいてから考えを言う。
「そんなのってないよ!」とフィリオーネ、はきすてるように言う。
「「「「あたしたちが何したって言うのよ!」」」」と残りのフェアリーたちも、はきすてるように言う。
「あの~~。フェアリーたちが人間に変身して何するつもりだったのかは分かりませんがなんか楽しみにしてたみたいですし、ぬけみちってありませんかね?」
「あるぞ?創造神さまかフェアリーの神に直接あって、許可をもらえばいいと思うぞ?」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル、何でもない事のように言う。
「それで創造神さまとフェアリーの神さまは、どこに行けば会えますか?」
「存在の力で、運命をたぐりよせると会えるぞ?」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル、真面目な顔で言う。
「いや、そう言う事を聞きたいのではなく、どこにいます?」
「ああ、分からないんだ。役職付きの神の下働きの神になった時は、まさしく存在の力で運命をたぐりよせて創造神さまにあったんだが……。創造神さまとフェアリーの神が今どこにいるのかは分からない。さらに上位の神になれば分かるかもしれないが……」
「じゃあ、上位の神に連絡してください!」
「そう言った事は受け付けていない!役職付きの神は自分の用事がある場合のみ、存在の力で運命をたぐりよせて相談する事ができるのだ!創造神さまとフェアリーの神に会いたければ、役職付きの神になれ!」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル、激しくぼくたちに言う。
「すごく無茶な事言われてるように聞こえるんですけど、そもそも神ってどうやればなれるんですか?」
「魔力を英雄化したうえでまとえる魔力の層の数を100層にすれば、役職なしの下級神だ!簡単だろ?」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル、何でもない事のようにニッコリ笑いながら言う。
「思っていたよりは簡単そうに聞こえますけど、英雄狩りとかいますよね?」
「そんなもの、自分たちでどうにかするしかないだろ?」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル、さとすように言う。
「まあ、そうですね……。じゃあ、治癒魔法もらおうかな?」
「「「あたしも!それで!」」」とフロレーテとロロとルル。
「英雄化していれば治癒魔法使えるぞ?ドラゴン化しても使えるようになるしな!」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル。
「え?そうなんですか?じゃあ、フロレーテって今までどんなケガ治癒魔法使わずに治した?」
「毒と……」とフロレーテ、思い出しながら答える。
「「「「基本ね!」」」」と他のフェアリーたち。
「かすり傷とだぼく……ぐらいかな?」とフロレーテ、申し訳なさそうに答える。
「だぼくの治癒魔法、今度から期待できるね。ぼくは今までのケガ全部治癒魔法で治してもらってたから、今はまだ治癒魔法出来ないんだけど……。いや、筋肉痛は治せるかも?それでロロとルルはどうする?英雄化するまで待つ?」
「待たないよ!英雄化するかどうかも分からないんだから!」とロロ。
「あたしも!今、治癒魔法覚えておかないと完全に足手まといだし!」とルル。
「それでロロとルルは、治癒魔法使わずに治したケガどれぐらいある?」
「あたしは毒とかすり傷と火傷」とロロ。
「あたしは毒とかすり傷とだぼくと骨折」とルル。
「けっこういろいろそろってきたね!じゃあぼくは、仲間たち全員を戦闘からでも緊急脱出させる魔法にしようかな?」
「その魔法では、ダンジョン内でモンスターから逃げられないんだけど……」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル。
「それならダンジョン用の仲間たち全員を戦闘からでも緊急脱出させる魔法は、あたしが覚えるね!」とフィリオーネ。
「緊急脱出先は、先に魔法を使って設定するようにな?ダンジョン用の方は設定しなくても、出口と各階の最初の部屋へ行けるようになるが、場所指定をしないで発動すると出口に飛ばされるからな!」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル。
「後はフロレーテとリリオーネだね」
「あたし!むしった花をまた咲かせる魔法覚える!」とリリオーネ、両手をにぎりしめぼくに顔を向けてりりしく言う。
「ああ~~~。一応花をむしるのは悪い事だって、分かってたんだね~~。……」ぼくはリリオーネに、しかたないな~と言うほほ笑みをむける。
「じゃあ、あたしは野宿しなくていいように、家を建てる魔法覚えるね!」とフロレーテ、ぼくにほほ笑みかけながら言う。
「え?そこまですごい魔法って、覚えさせてもらえるんですか?」
「ああ、それぐらいならいいだろう。どんな家を建てるか出来るだけハッキリと思い浮かべて、魔法を発動するんだぞ?」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル。
「は~い」とフロレーテ。
「えっと、これで覚える魔法の相談は終わったかな?じゃあ、神様!魔法ください!」とぼくが代表して、神様に魔法を催促する。
「ああ、覚えさせたぞ?」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル、特に何かしたそぶりも見せない。
「あの~。ためしに神様と神様の装備と周りを囲んでいる謎の金属の像とその装備を鑑定したら、鑑定不能って出るんですけど?」
「お前たちにはまだ早い、と言う事だな!」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル。
そうしている間にレッドドラゴンのエマさんとグリーンドラゴンのルイーズさんが、一度全裸の人間の美女に変身して身体を確かめてから、首だけ出した全身タイツ状に竜鱗をまとい、竜のしっぽや竜の手や爪を出し素振りを一通りした後ファイヤーブレスをはいている。
「人間のいる所に行ったら、服を買わないといけませんね……」
「なぜだ?人間のように服を着たつもりなんだが?」とレッドドラゴンのエマさん、自分の姿やグリーンドラゴンのルイーズさんの姿を確認している。
「そんな赤や緑の全身タイツ姿で街中歩くと、目立ってしょうがないですよ?すぐにドラゴンだってバレますから!」
「「そうなのか?」」とドラゴンの2人。
「一応言っておくとドラゴンの心臓を食べるとドラゴン化しない様な種族でもドラゴンに進化出来るようになるから、ドラゴンの命はねらわれやすいからね?」と新米ダンジョン神ギャレット・ユグドラシル。
「ほら!命もねらわれるって!家に着いたら服買ってきてもらいますから、着てくださいね!」
「「ああ、分かった」」とドラゴンの2人。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。
第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。
第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!
僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!
今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!
評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!
ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?
ドングリしろうと南都那氏
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇