第46話 グリーンドラゴンのルイーズさんの活躍とフィリオーネの覚悟《かくご》
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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
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魔力の層の数が14層で、身長3メートルのストーンゴーレム6体、体長3メートルのキマイラ7頭、身長1.6メートルから3メートルのゾンビ18匹を見たグリーンドラゴンのルイーズさんが無言で、モンスター全体に無数の植物のつるを飛ばしストーンゴーレム以外のモンスターをすべて拘束した。そのまま拘束されたモンスターとまだ拘束されていないゴーレムにかけより巨体を回転させながらしっぽで、地面から30センチほど上のあたりをさらうようにしながら通路の左側の壁にモンスターの集団をたたきつける。そのまましっぽの長さの関係で間合いの外にいて無事だったストーンゴーレム4体を無視して、左側の壁の辺りで立ち上がろうとしているストーンゴーレム2体を素早く踏みつぶす。そんな中ストーンゴーレムとゾンビの持っていた剣を回収にロロとルルそれぞれの腕をまとめて持ったぼくと残りの英雄化しているフェアリーたちでバラバラに回収に行ったのだが、今度のストーンゴーレムたちはぼくたちに目もくれず一心不乱にグリーンドラゴンのルイーズさんに魔力の斬撃を振り続ける。そんなストーンゴーレムの斬撃の下を回収した剣と一緒に加速してストーンゴーレムの身体をねらうぼくとフェアリーたちだったが、あっさりと剣を払われ切り返しが来たので英雄の存在の力で時間の隙間に割り込んで避け、払われて落ちていた剣を回収する。「お前たち!なぎ払うから上に避難しろ!」とグリーンドラゴンのルイーズさんの指示を聞いて、バラバラにぼくとフェアリーたちが上空15メートルに避難すると、またグリーンドラゴンのルイーズさんが巨体を回転させたしっぽのなぎ払いをモンスターの集団にたたきこみ通路の左側の壁にたたきつける。グリーンドラゴンのルイーズさんがまた無事だったストーンゴーレム2体を無視して左側の壁の起き上がろうとしているストーンゴーレム2体に向かったので、ぼくとフェアリーたちは無事だったストーンゴーレム2体の邪魔をするためにぼくは首への斬り下ろし他のフェアリーたちも思い思いに横の切り払いや突きを繰り出しながら突撃していくが2体のストーンゴーレムはこちらの6本の剣すべてを払い切り返しで応戦して来た。また英雄の存在の力で時間の隙間に割り込んで避け落ちていた剣を回収するとそこを待っていたようにゴーレムの踏みつぶしが来たので、ゴーレムの間合いの外に加速して退避する。ぼくとフェアリーたちが間合いの外に離れすぎたのか、ゴーレムたちはまたグリーンドラゴンのルイーズさんに斬撃を放ち始める。そのゴーレムたちの後ろからぼくとフェアリーたちは剣を突撃させるが、後ろに目があるようにゴーレムたちは華麗に剣をバラバラの位置に弾き飛ばす。そんな中ゴーレムの内の1体の前に何故か出て行ったフィリオーネが、ゴーレムの切り返しで左腕を切り飛ばされる。そこで「お前たち!なぎ払うから上に避難しろ!」とグリーンドラゴンのルイーズさんが指示を飛ばしぼくとフェアリーたちが上空15メートルに避難したのを見て、グリーンドラゴンのルイーズさんの巨体を回転させたなぎ払いと左側の壁にたたきつけられたゴーレムたちへの踏み付けで戦闘は終わり遅れて拘束されていたモンスターの集団が燃え上がる。
「使えそうな武器を回収したいので、ダンジョンの神に死体をお返しするのは待ってください」
「ああ、分かっている。それよりしっぽに刺さった剣を抜きたいのだが?」とグリーンドラゴンのルイーズさんがしっぽの右側面を見せてくるが、2本しか刺さっていない。まあ身体中に1メートルから3メートルの斬撃傷があるが、ドラゴンにしては軽傷だろう。
「ぼくはモンスターの集団が燃え尽きるまで見張ってからフィリオーネに話を聞くから、だれかルイーズさんのしっぽに刺さった剣を抜いておいて!」
「「「「は~い」」」」とフィリオーネ以外のフェアリーたち。
「いやロロとルルはまだ英雄化してないから、単独行動はだめだよ?」
「あたしたちって、英雄化するかな~~?」とぼくに片腕をつかまれたままのフェアリーのロロ、フェアリーのルルを見て話しかける。
「英雄化したらいいよね~~」と同じくぼくに片腕をつかまれたままのフェアリーのルル、フェアリーのロロにニッコリ笑いながら返事をする。
そんな話をしていると、左腕を包帯で止血したフィリオーネが飛んできてモンスターの集団が燃えるのを一緒に見張り出した。
「フィリオーネ?」視線はモンスターの集団に向けたままにする、ぼく。
「なあに?」フィリオーネも、モンスターの集団から視線を動かさない。
「ゴーレムの攻撃、よけようと思えばよけられたよね?」
「そんなの当り前じゃない!じゃないと左腕だけ切り飛ばしてもらう事なんて、出来ないじゃない!」ぼくの方を見て答えた後、燃え続けるモンスターの集団に視線を戻すフィリオーネ。
「まさかとは思ったけど、四肢欠損を治す治癒魔法を覚えるために?」
「そうよ!これから必要になるからね!」ぼくの方を見ないで答えるフィリオーネ。
「そう言う危ない事するときは、みんなに相談して許可取って!」とフィリオーネの方を見て言うぼく。
「みんなに相談したら、許可出たの?」ぼくの目を見て答えるフィリオーネ。
「それは出ないかもしれないけど……」
「ほら!そうじゃない!あたしは面倒を避けたのよ!」と言ってから燃え続けるモンスターの集団に視線を戻すフィリオーネ。
「そうかもしれないけど、フェアリーの小さい身体で当たり所が悪かったら死んじゃうかもしれないでしょ!」
「でも、これから絶対必要になる魔法だし……」フィリオーネはこちらを見ないで、何かをこらえるように下を見ながら言う。
「あったら便利かもしれないけど、絶対必要ってほどでもないでしょ?すくなくとも、フィリオーネが死んじゃうリスクには見合ってない!」
「だって!赤ちゃんの身体で腕が取れるぐらいの大けがしたら、アルヴィンが死んじゃうじゃない! 前回は血止めが間に合ったから大丈夫だったけど、人間の四肢欠損はほおっておいても生えてこないのよ?」とフィリオーネがぼくの目を見てうったえかけるが、フィリオーネの瞳に涙がにじんでいる。
「それはまあ、そうかもしれないけど……」
「そうかもじゃないよ!治癒魔法がなかったら、絶対死ぬよ!」ぼくが答えるのを途中でさえぎって意見を言う、フィリオーネ。
「でも今、ルイーズさんに守ってもらって、安全でしょ?」
「そんなの一時的な事じゃない!これからルイーズさんの魔力の層の数とモンスターの魔力の層の数の差が無くなっていくごとに、危険になっていくじゃない!あたしはアルヴィンに死んでほしくないのよ!」と言ってポロポロと涙をこぼすフィリオーネ。
「そうか……。ごめん……フィリオーネの意思を尊重しないようなこと言って、でも危ない事はあまりしないでね? それと、ありがと、フィリオーネ」ぼくがフィリオーネに感謝の言葉を伝えると、ポロポロ涙をこぼしていたフィリオーネがわんわん泣き出した。
「アルヴィ~ン、うぅ、アルヴィ~~ン!」フェアリーの羽でぼくの胸元に浮かんでしがみつき、わんわん泣き続けるフィリオーネ。
ふと気づくと燃えていたモンスターの集団も、燃え尽きて火が消えていた。
「「あたしたちって忘れられてる?」」ぼくに片腕をつかまれている、フェアリーのロロとルルがつぶやいた。
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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。
第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。
第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!
僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!
今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!
評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!
ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?
ドングリしろうと南都那氏
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