第45話 戦力確認と対策
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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
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「ちょっとみんな!ここでみんなの戦力を確認したいから、順番に今まとえる魔力の層の数と英雄化しているかと使える治癒魔法を申告して!まずはぼくからね!英雄化していて魔力の層の数は15層。治癒魔法は使った事がない。次、ルイーズさんよろしくお願いいたします」
「ドラゴン化していて英雄化はしていない、魔力の層の数は20層。ドラゴン化した時に治癒魔法の適正を習得し、すり傷・刺し傷・切り傷・骨折を治せる」とグリーンドラゴンのルイーズさん。
「次、フロレーテおねがい!」
「英雄化していて魔力の層の数は18層。治癒魔法の適正はないわよ?」とフェアリーのフロレーテ。
「次、フィリオーネおねがい!」
「英雄化していて魔力の層の数は18層。治癒魔法で治せるケガは、かすり傷・刺し傷・毒・あと雷や電撃を受けた時のしびれや火傷も治せるわ!」とフェアリーのフィリオーネ。
「次、リリオーネおねがい!」
「英雄化していて魔力の層の数は15層。治癒魔法は毒とかすり傷を治せるよ!」とフェアリーのリリオーネ。
「次、ロロおねがい!」
「英雄化はしてないけど魔力の層の数は17層。治癒魔法の適正はない」とフェアリーのロロ。
「次、ルルおねがい!」
「英雄化はしてなくて魔力の層の数は16層。治癒魔法の適正は、あたしもない」とフェアリーのルル。
「治癒魔法って適正とかあるんだ? それにしてもフロレーテの魔力の層の数はもう少しあると思ってたけど、そうでもないんだ?」
「まあ基本的にフェアリーは遊んでるだけで何故か強くなるってだけだから、こんなもんじゃない?」とフィリオーネ。
「英雄化してない時の限界だったのよ?今は英雄化してるから、簡単にまとえる魔力の層の数はふえるはずよ?」とフロレーテ。
「お父様に英雄狩りの事を教えてもらった感じでは、英雄化していない時の限界を超えて魔力の層を増やして英雄化しないって人もいるみたいだけどね? じゃあ話は変わるけど、剣を持ったモンスターについて話して対策を立てたいんだけど」
「アンデッドとかがルイーズさんの拘束魔法に抵抗できるようになったら、ルイーズさんの戦闘が厳しくなるって事だよね?」とフィリオーネ。
「うん、ルイーズさんの戦闘が厳しくなるイコールぼくたちのパーティメンバー全員が厳しくなるって事かと……。まあ今はルイーズさんに守ってもらっている感じだけど、ゴーレム以外のモンスターを拘束できる今のうちに剣に対する対策やパワーアップをしておきたいんだよね」
「そうか……。正直戦闘中にウロチョロされるのは邪魔なんだが、先に進むための対策なら我慢しよう。それに道案内をたのんでいる立場だしな……」とグリーンドラゴンのルイーズさん。
「それで剣に対する対策なんだけど、フェアリーたちの服の応用で出せるロープで拘束する事って出来る?」
「魔法で出したロープじゃあ抵抗で使える魔力の層の多いゴーレム相手じゃあ、解除されておしまいね」とフロレーテ。
「じゃあ、拘束済みのモンスターたちの剣を奪ってどうにかして使うとかってできる?」
「重い荷物を運ぶ魔法を、戦闘用に使えば出来ると思うよ?」とフィリオーネ。
「その重い荷物を運ぶ魔法って、みんなできるの?」
「「「「「そりゃフェアリーだし使えるよ?」」」」」とフェアリーたち。
「じゃあぼくだけか。マナで魔法習得するから、なにかこう言うふうにすると便利とかある?」
「あれだけ大きい剣だと重心が剣の方になるから物質を浮かべる魔法があるといいわよ?フェアリーの羽を出しておけば制御できるから!」とロロ。
「そのフェアリーの羽だが、なぜ人間の赤ん坊に生えているんだ? おまえはフェアリーから人間に転生したのか?」とグリーンドラゴンのルイーズさん。
「じつはぼく人間から人間に転生したんですけど。どこかのタイミングでフェアリーの加護って言うのが付いちゃった影響でフェアリーの羽をはやせるようになったんですが、フェアリーたちからは特別なフェアリーだと思われているんです。でもフェアリーより人間の方が信用されるので、普段はフェアリーの羽が生える事は内緒にして人間として生活しているんです。ルイーズさんも内緒にしてくださいね?」
「なるほど!前世がフェアリーだと言う事は、フェアリーたちにも内緒と言うわけだな!」とグリーンドラゴンのルイーズさん、訳知り顔でうなずく。
「「「「「そうなの?!アルヴィン?」」」」」とフェアリーたち、ぼくに顔を向けてぼくとルイーズさんの顔の前で密集して身を乗り出し浮かぶ。
「いや!違うよ!なんでそうなるんですか?!」
「ダンジョンを攻略したわけでもなく他種族の加護を持っている人間の赤ん坊を他に見た事がないからはっきりした事は言えないがフェアリーにそっくりな魔力、バレない方がどうかしている!」とグリーンドラゴンのルイーズさん、ぼくの近くななめうえに1メートルの位置まで顔を近づけながら言う。
「「「「「やっぱりそうだよね!」」」」」とフェアリーたち、わ~~っとぼくの周りを嬉しそうに飛び回る。
「あたしも何度も言ってるのに認めないのよ!」とフィリオーネ、ぼくを見て少し怒っている。
「いや!ぼくは異世界の人間からこっちの人間に転生した転生者だから! フィリオーネとかには何度も説明して分かってもらえたと思ってたのに!」
「そんなに、もとフェアリーの神ってバレるのが嫌なの?」とリリオーネ、ぼくをのぞき込んできて言う。
「いやいや、ぼくが嫌がってるのはもと何かの神だった事でフェアリーの神はキルヒアイスの上に浮かんでた遺跡のレバーを引いたときに声聞いたじゃん! ぼくじゃないよ!」
「あれがフェアリーの神かどうかも分からないし、たぶん録音した声じゃない! あたしたちが英雄化したタイミングからしたら、フェアリーの神だった時に記憶を消して人間に転生する事が分かっていたから、ジョンさんとジェイムズさんの英雄の魔力を集めておいて自分と自分の仲間たちを英雄化するのに使った!と言う見方も出来るよ? 実際英雄化しただけなのに、アルヴィンだけまとえる魔力の層の数が跳ね上がったわよね?」とフィリオーネ、顔を近づけてつめよってくる。
「あれはキルヒアイスが世界樹キルヒアイスになった副産物で、心がつながっていたぼくたちまで英雄化したんじゃん! ぼくがもとフェアリーの神だったかもしれないと言う証明にはならないよ!」
「はたしてそうかしら? 将来の英雄化した存在の力で運命を引き寄せるより、フェアリーの神本人が人間に転生して運命を引き寄せた方があの世界樹と遺跡にたどり着くんじゃないかしら?」とフロレーテ、ぼくを見てニヤリとしながら言う。
「え?ぼくってフェアリーの神だったのかな? でもはっきりと確信が持てるわけじゃないから、みんなには内緒にしてね? 前世が異世界の人間だったのと、その前が何かの神で記憶を消して転生したのは本当だからね? その何かの神が創造神だったと言う説をおすけどね」
「「「「「分かった内緒にする!」」」」」とフェアリーたち。
「私も内緒にしよう!」とグリーンドラゴンのルイーズさん。
「じゃあ物質を浮かべて戦いに使う魔法、マナで習得するね!」
「ちょっとまって!」とフィリオーネがあわててとめる。
「フェアリーなら簡単に使えるようになる魔法、マナで習得するなんてもったいないよ!」とリリオーネが付け足す。
「いやぼくはフェアリーじゃあ……」
「そうゆうこと言ってるんじゃなくって!フェアリーの羽があるでしょ!フェアリーの羽で自分を飛ばすか他の物を飛ばすかの違いなんだから、自力で習得して!」とフロレーテ。
「ああ!そう言う事ね!じゃあ」と言って自分のコレクションの15センチの大きさのドングリを出して地面に置き羽をドングリに向けてかざして、ドングリを動かそうと念じるとすぐにドングリがコロンと転がった。
5分ほどでドングリをヒュンヒュン飛ばす事が出来るようになり、10分ほどでグリーンドラゴンのルイーズさんから抜いた150センチもある剣を突き・斬り下ろし・左右の横払いに振れるようになり、15分で剣を操りながら自分自身も飛べるようになった。
「ゴーレムの最後の1体は残した方がいいか?」グリーンドラゴンのルイーズさんが剣を振り回しながら空を飛ぶぼくを、見下ろしながら言った。
「いいえ、エマさんに早く追いつきたいし素早く全滅させていいですよ?世界樹の中のダンジョンに入って体感時間で数日たつ上にモンスターも強敵になってきましたし、エマさんが心配です」
「エマもまとえる魔力の層の数は20層だから、これぐらいの敵なら問題ないとは思うが……。そうだな、いそぐか!」グリーンドラゴンのルイーズさんが何やら考えながら答える。
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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。
第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。
第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!
僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!
今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!
評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!
ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?
ドングリしろうと南都那氏
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