第43話 下の前歯のはえたアルヴィンとキマイラ
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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
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「魔力の層が12層のアンデッドだな。魔法を使うなら素早くな!」腐敗した人型のモンスター身長1.7メートル前後の剣を持ったゾンビが8匹現れた所で、グリーンドラゴンのルイーズさんがゾンビたちを調べた結果を教えてくれる。
すぐに前に出て、たくさんの植物のつるをのばして相手を拘束し魔力を吸い上げ相手が身体の表面に魔力の層をまとえなくなった所で燃やし尽くす魔法を身体をピカッと光らせて発動する。走ってくるゾンビたちをすべて捕まえるつもりでたくさんの植物のつるを飛ばすが、前の方を走っていた4匹のゾンビを捕まえたところで後ろの方を走っていたゾンビたち4匹は素晴らしい身体能力で壁を走って植物のつるを避ける。
「●速!」電気の負荷を肉体にかけて潜在能力を超えるスピードを引き出すハ●ターハ●ターのキ●アの技を、取りあえず使いながら「やば!4匹も残っちゃった、全部避けきれるかな?あたるとまずいかな?」と不安が口から出る。
「アルヴィン!英雄になったでしょ!相手の攻撃を認識したら自分の存在の力で割り込んで避けた事にするの! 自分より速い動きの敵の攻撃も、さらに早く動いて避けた事になるわ!」とフィリオーネが指示をする。
4匹のゾンビがきびきびとした動きで前に出ているぼくを取り囲むように動きながら身長の低いぼくに剣を振り下ろしてくる、その4本の剣の中、完全に囲まれないように2本の剣の間を抜けようとするがタイミング的に間に合わないので、自分の英雄の魔力を意識して存在の力の割り込みを試してみる。すると間に合わないタイミングのはずの剣と剣の間をすり抜け囲みから抜け出したので、たくさんの植物のつるをのばして相手を拘束し魔力を吸い上げ相手が身体の表面に魔力の層をまとえなくなった所で燃やし尽くす魔法を身体をピカッと光らせて発動すると近くにいた2匹のゾンビの拘束に成功した。残りのゾンビはどうなったかと見ると、リリオーネとフロレーテの火の玉に焼き尽くされる所だった。
少し待つと拘束されていたゾンビたちも無事に燃えて「チャリンチャリンチャリンチャリン……チャリンチャリン」とピカピカの銅貨みたいなマナチップが飛んできて、ぼくの身体に吸収された。
「なんか服が急にちぢんだような……」ぼくが自分の身体を確認していると「アルヴィン!背が伸びてる!」とフィリオーネに指摘された。
「そう言えば、下の前歯もはえてる……」ぼくの身長は50センチ未満から、69.3センチに急成長していた。
「英雄の力を使いこなし始めたから、身体も成長したみたいね」とフロレーテ、ゾンビの持っていた剣を回収しぼくの方に飛んできてぼくを観察しながら言う。
「ダンジョンの神の御恵みに感謝を……はぎ取りは終了しました、死体をお返しします」と言ってグリーンドラゴンのルイーズさんがお祈りをすると、死体がダンジョンの中に沈んでいく。
「じゃあ着替えますから、ちょっと待っててくださいね」と言って身体をピカッと光らせて装備品を含めた全身クリーニングの魔法を使ってから赤ちゃん服を脱いで収納魔法の中にしまい、もう一度身体をピカッと光らせてお父様がはいていたボクサーブリーフとこの世界の一般人が着ていた服とズボンと靴を直接身体にまとう。
そして全身クリーニングの魔法を使った時に気づいたのだが、魔力の層も15層まとえるようになった。
「あたし身体にまとえる魔力の層の数、アルヴィンに追いつかれちゃった……お姉さまなのに……」とリリオーネ、ぼくの目の前に降り立ちぼくを見上げてさびしそうに微笑む。
「一緒に強くなろうね!リリオーネ!」ぼくは、リリオーネをはげますように声をかける。
「そうね! 英雄としての強さは、身体にまとえる魔力の層の数だけでは分からないしね!」とリリオーネ、ぼくが瞬きをした瞬間に英雄の存在の力で割り込みをかけてきたのを感じたがそれにかぶせるようにぼくが割り込みをかけないでいると、いつの間にかぼくの首に後ろから抱き着いている。
「なるほど、英雄の存在の力で割り込んだんだ?」
「そうよ!」と言って、ぼくの首のにおいをかいでから手を放してくれるリリオーネ。
「魔力の層の数が13層のキマイラが11匹だな、どうやら私を戦力と計算して出てきた数のように見えるが、私も戦うか?」ゾンビと数十回戦いダンジョンの上の階にのぼる坂道をのぼった先で、ライオンの胴体にライオンの首とヤギの首が生えしっぽにも毒ヘビの首と胴体が生えた体長3メートルほどのモンスターが11頭出てきたのを見て、グリーンドラゴンのルイーズさんが言った。
「取りあえず半分に減らして見ていてもらえますか?」
「わかった」と言いつつたくさんの植物のつるをのばして前の方のキマイラを6頭行動不能にする、グリーンドラゴンのルイーズさん。
ぼくは残ったキマイラ5頭にたくさんの植物のつるをのばして相手を拘束し魔力を吸い上げ相手が身体の表面に魔力の層をまとえなくなった所で燃やし尽くす魔法を身体をピカッと光らせて使うと、かろうじてキマイラ3頭に巻き付いた植物のつるが一瞬で消え失せる。
「●速!」ぼくが電気の負荷を肉体にかけて潜在能力を超えるスピードを引き出すハ●ターハ●ターのキ●アの技を使うと、拘束されていないキマイラ5頭は植物のつるに拘束されているキマイラ6頭に炎のブレスを浴びせる。
「みんな!魔法が解除されちゃうから、阻止して!」みんなに指示を出しながら燃えているキマイラ6頭をうかいして、ぼくから見て一番右のキマイラに手のひらから電気を押し付ける「雷●」
ぼくが相手をしたキマイラはぼくに毒ヘビの首でかみつくカウンターをねらっていたが、ぼくの方が圧倒的に早く、キマイラはぼくの電撃に一撃で倒れた。
それを確認し次のキマイラに向かおうとすると、すでに残りのキマイラは燃えて仲間を助けるどころか自分の命が燃え尽きる所だった。
マナチップが「チャリン、チャリン」と飛んで行くのを見たところ、フィリオーネとリリオーネとロロとルルがそれぞれ1匹ずつキマイラを倒したようだ。フロレーテは何をしていたのかと見ると、拘束されて動けなくなっているキマイラ6頭に降らせて炎を消していた雨を止める所だった。そして待つまでもなく拘束されていたキマイラ6頭も燃えて、グリーンドラゴンのルイーズさんにマナチップが「チャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリン」と飛んできて吸収されていった。
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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。
第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。
第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!
僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!
今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!
評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!
ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?
ドングリしろうと南都那氏
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