第41話 みどり色への愛
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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
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「なるほど、これは便利な魔法だ。それで、エマはなぜダンジョンの攻略をしているんだ?」とグリーンドラゴンのルイーズさん。
「人間とつてが出来たから、ダンジョンの攻略をして人間に変身する魔法を覚えてアルヴィンに世話してもらうって言ってるよ!」とフェアリーのロロ。
「ちょっと!勝手に!」
「いいんじゃない?今あたしたちは、妖精と赤ちゃんで肉体的なダメージにすごく弱いでしょ? ドラゴンなら人間に変身しても、肉体的に強いんじゃないかしら? パーティ編成的にも、肉壁としておすすめよ?」とフィリオーネ。
「なるほど……」
「それなら私もダンジョンの攻略をして人間に変身する魔法を覚えようかな? エマの所に道案内してくれ」とグリーンドラゴンのルイーズさん。
「ロロ!エマさんにダンジョンの地図の視覚情報送れるか確認して!」
「は~~い。……そんなものはないって!」
〈アルヴィン?〉と世界樹キルヒアイス。
〈なに?〉
〈1回ダンジョンを攻略してダンジョン神に認められてダンジョン神の加護をもらわないと、オートマッピング魔法は習得できないんだよ?〉と世界樹キルヒアイス。
〈え?じゃあ、どうやってダンジョン攻略するの?〉
〈カンでマッピングするんだよ?まあ空間魔法で距離や幅を狂わされる事もあるけどね! ちなみにレッドドラゴンのエマさんは、マッピングしてない〉と世界樹キルヒアイス。
〈え? じゃあ、人海戦術? でもはぐれたら一生見つけられないか……〉
〈そうだね!それに軍隊とかある程度の人数以上は、罠が発動して全員バラバラに飛ばされるよ?〉と世界樹キルヒアイス。
〈ある程度って何人ぐらい?ちょっと負からない?〉
〈ダンジョン攻略で常識的な人数かな?本格的なダンジョンはダンジョン神の管轄だから、ぼくにはどうしようもないね!〉と世界樹キルヒアイス。
〈世界樹の外のダンジョンは本格的なダンジョンじゃないから、キルヒアイスの管轄なんだ?〉
〈ある程度はね!ダンジョンが森で昔から住んでるモンスターがそのままダンジョンの攻略者として出てくるから、自然と難易度が上がるんだよ?〉と世界樹キルヒアイス。
〈そんなに難易度が上がってるとは思えないんだけど?〉
〈序盤の段階でドラゴンがうようよ出てくるようなダンジョンは、あまりないと思うよ?〉と世界樹キルヒアイス。
〈そう言われればそうかも?〉
「どうした?急に黙って、腹が痛いのか?」とグリーンドラゴンのルイーズさん。
「アドバイスを受けていたんです。どうやらオートマッピング魔法は1回ダンジョンを攻略してダンジョン神に認められてダンジョン神の加護をもらわないと、習得できないらしいです。それに本格的なダンジョンでは攻略者の人数制限があって、常識的な人数を超えるとバラバラに飛ばされるそうです。そこでぼくたちは、ぼくとフィリオーネとリリオーネとフロレーテとルイーズさんとロロとルルでダンジョンの攻略をしようと思います!」
「じゃあ留守番している間に、ビンのラベル書き終わらせておくね!」と達筆なインプのタンポポ。
「いや、ぼくがいない間に世界樹の樹液のビンのラベル書きをやってたら、世界樹の樹液のビンを手に入れようとしたフェアリーに付け狙われるかもしれないから、休憩していて」
「ああ~~。その可能性があったか~~。じゃあ、ドングリひろいでもしているよ!」と達筆なインプのタンポポ。
「あんまり遠くに行かないでね!」
「いかないよ!世界樹の周りに落ちてるドングリをひろってるから!」と達筆なインプのタンポポ。
「もう世界樹のドングリ落ちてるんだ?」
「そうみたい!」と達筆なインプのタンポポ。
「じゃあ、ダンジョンの攻略をしてくるから、みんな休憩していて~~!遠くには行かないでね~~!」
「(中略たくさん)「は~~い」(中略たくさん)」妖精たちが返事をする。
「行きましょうか!ルイーズさん!」
「ああ!世界樹の中に入る入口はさっき見つけた。こっちだ!」自分が歩いて出てきた方に引き返していく、グリーンドラゴンのルイーズ。
ぼくとフィリオーネとリリオーネとフロレーテとロロとルルもついていく。
しばらくしてちょうど幹の反対側に、ドラゴンが入れそうなダンジョンの入り口が開いていた。
「エマさんが入ったからダンジョンの入り口が広がったんですね。ルイーズさん、先頭で入ってください」
「ああ、方向は?」とグリーンドラゴンのルイーズさん。
「まっすぐよ!」とフェアリーのロロ。
「そうか……」と言ってグリーンドラゴンのルイーズさん(体長18メートル)が入り口に入ると、入り口がルイーズさんの大きさに合わせて少し広がる。
「ルイーズさんより大きいドラゴンは、入ってないみたいですね」
「そのようだな。私も大きい方ではないが……」とグリーンドラゴンのルイーズさん、なにやらダンジョンの床を調べている。
「何か見つかりましたか?」
「いや、ドラゴンの足跡やしっぽを引きずった跡はないようだな」わざわざこちらを向いて答えてくれる、グリーンドラゴンのルイーズさん。
「ああ~~。時間がたつとダンジョン内が掃除されるのかな?モンスターの死体はダンジョンの神にお返ししなくても、1日で吸収されるらしいんですけどね」
「思ったより難しそうだな……」グリーンドラゴンのルイーズさんが顔を前に向けて進み始める。
「魔力の層が12層、見た目から考えてアンデッドですかね?」腐敗した人型のモンスター身長2メートルおそらくオークのゾンビが6匹現れた所で、魔力精密感知とマナ精密感知と幸運さ精密感知の魔法で調べた魔力の層の数をパーティメンバーと共有すると、グリーンドラゴンのルイーズさんが植物のつるのようなものを右手から多数飛ばしゾンビ6匹全てを拘束した。
「この世界のドラゴンって、ドラゴンブレスとか使わないんですね?」拘束されたゾンビ6匹を見ながらぼくが言うと、ゾンビ6匹から植物のつるのようなものがグングン魔力を吸い取ってゾンビたちの魔力の層が解け発火しグリーンドラゴンのルイーズさんの方にマナチップが6枚飛んできて「チャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリン」と音をたてて吸収された。
それを見届けたグリーンドラゴンのルイーズさんが「使うぞ?グリーンドラゴンになったばかりのころは、ファイヤーブレスばかり使っていたぞ」と答えてくれた。
「え?じゃあ相手は格下でしたし、ファイヤーブレス使った方が簡単だったのでは?」
「それはそうなんだが……」グリーンドラゴンのルイーズさんが言いにくそうにする。
「ああ!練習ですか?やたらと高度な事していましたもんね、圧倒的な格下相手にしか使えなさそうでしたけど格上の敵に使われたらどうしようもないような技ですもんね」
「まあそれもあるが、私のグリーンドラゴンとしての生のほとんどを使って使い続けた技だから、もう練習は十分だ」とグリーンドラゴンのルイーズさん、困っているような顔を向けてくる。
「え?じゃあ、技を教えてくれているんですか?」
「いや、そんな意識はないな……」
「よくわからないんですけど……これ以上聞かない方がいいですか?」
「いや、聞いてくれ!私とエマは一緒にドラゴンになったんだが私が使えるようになったばかりのファイヤーブレスを使っているとエマのやつが『グリーンドラゴンのくせにファイヤーブレスばかり使って、お前のみどり色への愛はそんなものか!』と言ってな……」
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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。
第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。
第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!
僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!
今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!
評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!
ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?
ドングリしろうと南都那氏
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