表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/75

第4話 フィリオーネ129才

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!

妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!

妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!

フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!

異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!

オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!

凄すぎる英雄基本能力!

妖精たちが主戦力!

新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 家からソフィアお母様に抱っこされて10分ほどの所に、ダンジョン探索者協会はあった。

「街を見ても思ったんですが、すごく背の高い人がちらほらいますね」街で見た一番背の高い人で2メートル50センチ、ダンジョン探索者協会のドアの高さが3メートルある。

 中に入ってカウンターに行くと「今日はどういったご用でしょうか」とお母様とおない年、20才ぐらいの受付嬢さんがにっこりしながら言った。

「この子とそっちの妖精のダンジョン探索許可証を作りに来たんですが」とお母様もにっこりしながら言う。

「この子とはどの子でしょう?」と受付嬢さんが、お母様に抱っこされている僕の事が目に入っていないように言った。

「この赤ちゃんです」とソフィアお母様がまたにっこりしながら言った。

 受付嬢さんは責めるような眼で見ながら「赤ちゃんをダンジョンに捨てに行くんですか!」と声を荒げる。

「違います。この赤ちゃんが修業のために、ダンジョンでゴブリンを狩るんです」とソフィアお母様がまたにっこりしながら言った。

「上の者を呼んでまいります!」受付嬢さんが奥の扉に向かう。


 すぐに受付嬢さんが、ひげ面で筋肉むきむきの30才ぐらいの大男(身長2メートルぐらい)を連れて戻ってきた「お前たちが、赤ちゃんをダンジョンに捨てに行こうとしてる奴らか!」

「違います! この赤ちゃんが修業のために、ダンジョンでゴブリンどもを狩るんです」とお母様が、ちょっとキレ始めているのかニヤリとしながら言う。

「奥さん子供に英才教育したいのは分かりますが、もっと子供が大きくなって魔力の層を2層まとえるようになってから来てください」とひげ面で筋肉むきむきの30才ぐらいの大男(身長2メートルぐらい)がさとすようにお母様に言う。

「この子は魔力の層を3層まとえますし、魔力の層を3層しかまとっていないとは思えないほど速く動けるんです!」とソフィアお母様が力説した。

「奥さん、赤ちゃんは魔力の層を3層もまとえませんし早くも動けません」とひげ面で筋肉むきむきの30才ぐらいの大男(身長2メートルぐらい)が我慢強く言った。

「うちの子は出来るんです!ほら!」とソフィアお母様が僕をカウンターの上に乗せる。

「な! この大きさの赤ちゃんが一人で立つだと……」とひげ面で筋肉むきむきの30才ぐらいの大男(身長2メートルぐらい)が驚愕した。

「ほら! 魔力の層をまとって!」とソフィアお母様が僕の背中を押しながらかす。

「あまり気が進まないんですけど、まあ……は!」魔力の層を4層まとう、ぼく。

「あれ? 魔力の層4層まとってる?」僕が驚くとフィリオーネが「さっきの試合のときから出来てたよ?」と言った。

「さっきのスピードはそんなもんじゃなかったわ、もっと魔力の層まとえるの?」とソフィアお母様が聞いてくる。

「あれは●速(カン●ル)と言って電気で肉体を操作して潜在能力を超えるスピードを出す技です、向こうの世界の漫画で読みました!」

「赤ちゃんが魔力の層を4層まとってしゃべるだと、まあいいでしょうこの申請書を書いてもらいましょうか」とひげ面で筋肉むきむきの30才ぐらいの大男(身長2メートルぐらい)が僕の前に申請書とペンを置く。

 えっと氏名は「あの、ぼくのファミリーネームってなんですか?」

「神の血を引いていない一般人にはファミリーネームはないわよ」とソフィアお母様。

「そうですか」氏名アルヴィン、生年月日「生年月日は」

「ケサランパサラン魔法王国歴220年春の始まりの日」とルークお父様。

「生まれたの昨日ですか?」と受付嬢さんがおどろいて聞いてきた。

「はい、そうですよ」受け答えをしながら、申請書を書く作業に戻る。

 年齢0才、身長50センチぐらい、体重3キロぐらい、ダンジョン探索許可証がいる理由……修業のため?

「15才以下の方は保護者の許可が必要です」と受付嬢さんが申請書を見ながら言った。

 申請書の前からどくと、お父様お母様の順番で書き込む。

「ちょっと見せてもらえますか?」

 ケサランパサラン魔法王国軍暁騎士団所属ルーク少佐・ケサランパサラン魔法王国軍近衛騎士団所属ソフィア中佐。

「お母様の方が偉いんですね」

「回復魔法が使えるからね」とソフィアお母様が何でもない事のように言う。

「最後に魔力の登録です」と受付嬢さんが銀色の金属で出来た下敷きみたいなものを取り出し、中に申請書をはさみながら、ぼくの前に出す。

「手のひらのマークに手のひらを押しあてながら、100マナ送り込んでください」

「100マナ送り込むとは、なんでしょう?」受付嬢さんが言った謎の概念に対して質問する。

「マナはお金としても使えるの。契約の神の契約でお互いに納得した契約でないと、契約できないけどね」とソフィアお母様。

「ダンジョン探索許可証の発行と魔力の登録に、100マナはらいますと言ってください」と受付嬢さん。

「ダンジョン探索許可証の発行と魔力の登録に、100マナはらいます」

 銀色の金属でできた下敷きみたいなものの手のひらのマークに手のひらを押しあてながら100マナ送り込むと「チャリンチャリン」と音がした後、銀色の金属でできたカードが浮かび上がってきた。

「このカードどこから出て来たんですか?」下敷きみたいなものとカードの厚さを比べたが、同じぐらいの厚さで収納する場所とかもなさそうだ。

「ダンジョンの神様の所から送られてくるんですよ」と受付嬢さんが何でもない事のように言う。

「そんな事より書いた覚えのない事で書いてある事はないか?」とルークお父様がカードをのぞきこんでくる。

「創造神の加護、転生神の加護、人間の加護、フェアリーの加護……フィリオーネこの加護って言うのなんだけど……フィリオーネ?」フィリオーネの姿を探すと隣のカウンターから、銀色のカードを持ったフィリオーネが飛んでくる「なあに~~?」

「このフェアリーの加護って言うのなんだけど、何か心当たりある?」

「あたしのカードにも書いてあるよ?」

「ちょっと見せてくれる?」フィリオーネのカードをのぞきこむ。

「創造神の加護、フェアリーの加護……フィリオーネ129才なんだ……この創造神の加護って言うのはみんなが持ってるものなんだね!」

「「「いやいや」」」「そんなの持ってる人、見た事ないよ!」と受付嬢さんが顔を近づけながら言ってきた。

「そう……」ぼくは視線をそむけた。

「……フィリオーネのカードぼくがもとうか?」

「え? なんで?」

「身体のサイズ的に持って生活するの難しいだろ?」

「こうすればいいじゃん」フィリオーネの身体が光ると、フィリオーネの持っていたカードが消える。

「え? それ、どうやるの」

「自分の魔力の中に空間を作って、その中に入れるの」とフィリオーネが一度カードを出し、もう一度しまいながら言う。

「自分のカードを収納する機能があるので、そちらを使いながら空間魔法の練習をしてください。自分のカードなら、収納したいと思えば収納できますし出したいと思えば出せますので。あとダンジョンなどでは通常丸1日動かなかったものはダンジョンに吸収されるのですが何らかの神の加護を受けた身分証は吸収されないので、持って帰ってきてください、報奨金が出ますので」と受付嬢さんがカードの説明をしてくれる。

 カードの収納機能を試すと気付く事があった。

「カードの収納機能使っても身体光らないけど、フィリオーネはなんで光ったの?」

「ただのくせよ」

「イチゴのパックぼくのベッドに隠した時も光ってたの?」

「そうよ、掛け布団かぶってイチゴのパックだしたの」

「ふ~ん、そうなんだ」

「身分証持ちかえってくださいね? 身分証1枚につき迷宮金貨1枚(約10万円)ぐらいは出ますので」話が終わったタイミングで受付嬢さんが身分証の事を補足してきた。

「持ちかえってくるだけで金貨1枚? 100マナっていくら?」

「その人がどれだけマナを重要視するかにもよりますが、迷宮金貨2枚(約20万円)ぐらいですね。でも神の契約では、マナ払いだけですけど」と受付嬢さんが説明してくれる。

「神の契約だから値段が高いのか……いやむしろ安い?」カウンターの上に立って考え込んでいると、お母様に抱っこされた。「ありがとうございました」とソフィアお母様がカウンターにお礼を言うと。

「ちょっと待ちな、これからダンジョンに行くなら俺も同行させてもらおうか」とひげ面で筋肉むきむきの30才ぐらいの大男(身長2メートルぐらい)がカウンターから出てきて言った。

「そうですか、所でお名前は」とルークお父様がひげ面で筋肉むきむきの30才ぐらいの大男(身長2メートルぐらい)に名前を聞いた。

「ケサランパサラン魔法王国ダンジョン探索者協会受付係係長ウィリアムだ」とひげ面で筋肉むきむきの30才ぐらいの大男(身長2メートルぐらい)、ウィリアムさんがヘルメットをかぶりながら言った。

「ルークですよろしくお願いします」

「さっき申請書を見てらっしゃったから、知ってると思いますよ」とソフィアお母様がぼくを抱っこしながら言う。

「それもそうだな」とルークお父様があいづちを打つ。


挿絵(By みてみん)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「妖精使いアルヴィン」は妖精たちが大活躍する物語ですが、さすがに第1話から活躍はさせてあげられませんでした。

第3話の最初の戦闘で、どのように活躍するのかのおおざっぱな方向性を。

第8話で、一般的なフェアリーと言う種族のしょうがない可愛さを。

第15話で、飛び回る妖精たちの可能性を。

第18話第19話で、フェアリーの木の種のシャレにならないやばさを。

第20話で、フェアリーたちの純粋さを。

第25話で、妖精の集団によるとびぬけた大物狩りを。

第26話で、ピクシーとインプの秘密を。

第28話で、強すぎる英雄狩りの脅威の基本能力を。

第33話で、フェアリーたちの大活躍を。

第35話で、英雄化した者たちの「世界がバランスをたもとうとする」新たな縁の注意点を。

読んで妖精たちのファンになってくださると、僕もアルヴィンもよろこびます!

第35話で1巻想定分ですが、応援されれば果てしなく続きます!

僕に「妖精使いアルヴィン」を書かせてください!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
g7b9z1ybie018ll30kreq7i97uf_6fs_7i_7i_7m3.jpg
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ