第37話 ピクシーとインプの駆除問題
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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
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「アルヴィン!たいへんよ~~~!」次の日休日の朝目が覚めると、たくさんのピクシーとフェアリーにかこまれていた。
「なに?どうしたの?」
「また追い出されたのよ!」とこの間故郷のフェアリーの木で留守番していてだまされて追い出されたと言っていたフェアリーが、ぼくの顔にすがりつきながら言った。
「え?フェアリーの使命とか、分かってもらえたんじゃなかったの?」
「それがピクシーたちと一緒に、『ピクシーはフェアリーを強制転生させて作られた』って事を内緒にしていたんだけど、誰かが話しちゃったみたいで……」と留守番フェアリー。
「ジョンさんとジェイムズさんの牢屋に行ったピクシーたちみんなで、本当の事なんだよ!って言ってたら、『洗脳された裏切り者は出て行け!』って言われて。仲間のピクシーと戦うわけにもいかず、ピクシーの木から出たら……」とピクシーの1匹。
「フェアリーもあっちにはいられなくて、ピクシーたちと一緒に逃げてきたの」と留守番フェアリー。
「アルヴィ~ン!」とインプのタンポポが飛んでくる、その後ろを多数のインプが追いかけてきていた。
「インプも何かあったの?タンポポ?」
「インプもって何?あたいたちは、『インプがフェアリーを強制転生させて作られた事が本当だろうが嘘だろうが、アルヴィンの家のフェアリーの木に行ってみよう』と言う事になったから、アルヴィンに報告に来ただけよ?5百匹ぐらい来ちゃったけどいいよね?」
「うん来ちゃったものはしょうがないけど、まあフェアリーの木に収納されるわけだし。ピクシーの方ではフェアリーを強制転生させて作られた事を秘密にしたうえでバレて、『洗脳された裏切り者!』と言われて追い出されてきたんだよ」
「それなら、あたいたちインプが説得してあげるよ!」とインプのタンポポ。
追い出されてきたピクシーとフェアリーと説得要員のインプと野次馬のフェアリーたちを引き連れてフェアリーたちの故郷のフェアリーの木に行くと、ピクシーたちに「数の暴力で追い出しに来たのか!」と言われた。
「ただ説得しに来ただけだよ!まずはフェアリーの木の中に入って話し合いをしよう!」と答えると、ピクシーたちはしぶしぶフェアリーの木の中に入る。
みんなで中に入るとフェアリーでいっぱいになって、ピクシーたちは肩身が狭そうにしている。
「そもそもピクシーたちが不法にフェアリーの木を占拠している状態なのに、フェアリーを追い出したらダメでしょ!」
「ちがうもん!フェアリーが勝手に出て行っただけだもん!」とピクシー。
「それにしたってフェアリーをジョンさんの思想に染まるように強制転生させて作られたのがピクシーだって言う事実を認められなくて仲間のピクシーの事を、『洗脳された裏切り者!』と言って居づらくさせたからでしょ!」
「アルヴィン?ジョンさんとジェイムズさんが、フェアリーを強制転生させてピクシーとインプを作った事は内緒でしょ?」とフィリオーネ。
「そうだけど!説明しようとしたら、うっかり名前出ちゃった!みんな~~!ジョンさんとジェイムズさんはフェアリーを捕まえて自分の思想に染まるように強制転生させてピクシーとインプを作っていた事は反省して内緒にしてほしいそうだから、この話し合いが終わったら内緒にしてね~~!」
「中略4千2百匹以上「は~~い」中略4千2百匹以上」と仲間のフェアリーとピクシーとインプ。
「それで話し合いどこまで行ったっけ?」
「ピクシーは、フェアリーから作られたりしないもん!」とピクシーの一匹。
「その事はインプも話し合ったんだけど、フェアリーを捕まえて強制転生させて作られたのが本当だろうが嘘だろうが、フェアリーに重要な使命がある事とフェアリーの木がフェアリーを特別にもてなしている事は事実なんだから、フェアリーからフェアリーの木を奪おうとしたらダメなんじゃないかな。とりあえずフェアリーからインプとピクシーが作られた事の事実の確認は置いといて、仲間を『洗脳された裏切り者!』と言う事とフェアリーを追い出す事は止めようよ!」とインプのタンポポ。
「でもフェアリーからフェアリーの木を奪う事は、遥か古代から続くピクシーの伝統だから!」とピクシーの1匹。
「それはインプにもフェアリーからフェアリーの木を奪うマニュアルは遥か古代から伝わっているけど、時代は変わっているのよ?それにジョンさんとジェイムズさんがフェアリーの世界樹を育てる使命の事を知らずに、花畑を荒らすフェアリーを駆除しようとしたのが間違いだったんだから!」とインプのデイジー。
「フェアリーを駆除しようとする事は、間違いじゃないもん!」と別のピクシーの1匹。
「ジョンさんとジェイムズさんは、数千年も牢屋に入れられてたのよ!インプとピクシーがフェアリーを駆除してるのがばれたら、あたいたちインプとピクシーが駆除対象になっちゃうでしょ!」とインプのタンポポ。
「(中略たくさん)「駆除はいや~~~」(中略たくさん)」とピクシーとインプとフェアリー。
「じゃあ追い出したりしないで、みんなで仲良くするんだよ!」
「中略たくさん「は~~い」中略たくさん」とピクシーとインプとフェアリー。
「じゃあ問題も解決したし、帰ろうかな?」
「まだ問題があるの!ピクシーがもともと住んでいた故郷のピクシーの木の周りが、大ガラスと大カメレオンと大ガエルの縄張りになってるの!」とピクシーの1匹。
「それがなに?大ガラスも大カメレオンも大ガエルも無害な動物でしょ?」とフェアリーの1匹。
「そんなわけないじゃない!大ガラスと大カメレオンと大ガエルは他に食べ物があってもピクシーを狙って食べる、ピクシーの天敵よ!」とピクシーの1匹。
「ええ~~?大ガラスも大カメレオンも大ガエルも、フェアリーを襲ったなんて聞いた事ないよ!」と別のフェアリーの1匹。
「大ガラスと大カメレオンと大ガエルはインプの天敵でもあるのよ?」とインプのタンポポ。
「まさかすでにインプとピクシーは、世界の駆除対象になってる?」
「(中略たくさん)「そんなぁ~~!あんまりだよ!」(中略たくさん)」とピクシーとインプ。
「じゃあ大ガラスと大カメレオンと大ガエルを駆除するとして、大ガラスと大カメレオンと大ガエルってどんな戦い方するの?」
「普通のカラスとカメレオンとカエルと大体一緒! ただ最初に炎の魔法を消す魔法の雨を降らしたり電撃を放ったりしてくるぐらいかな? あと大カメレオンの特に大きいのはピクシーの木に取り付いているわよ!」とピクシーの1匹。
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第36話~第52話までは、「『妖精使いアルヴィン』面白いじゃん! ほぼ確実に小説の賞とれるから、書籍化のためにも3冊分ぐらいは書いとかないと! いや~、まいっちゃうな~」と脳天気に書いていた部分で。
第53話からは、「なぜか『妖精使いアルヴィン』が一次選考にも引っかからない! でも『妖精使いアルヴィン』より面白いネタが思いつかないから、続編を書きながら筆力をあげよう!」と書いている部分になります。
第75話で第2章一時完結にしてアイディア出しをしていたのですが、カクヨムの短編コンテスト「KAC2024」に短編を8本書いた結果、その内の7本をまとめて続編短編を付け足していく形で「オマージュなしの長編化」をして完成した長編をその時やっていた「ラノベ小説賞」に応募することにしました!
僕の短編に興味を持った方は、「カクヨム」まで見に来て評価の★を付けていってください!
今まで評価の★を付けてと言ってなかったのですが、評価が付かないとあんまり読んでもらえません!
評価の★をジャンジャン付けて、僕の執筆意欲をかきたててください!
ここまで読んでくださった人たちなら、このぐらいのお願いしても良いよね?
ドングリしろうと南都那氏
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