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第35話 課題は、貸し借りのバランスとフェアリーのイメージアップと社畜化

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!

妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!

妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!

フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!

異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!

オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!

凄すぎる英雄基本能力!

妖精たちが主戦力!

新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 全身クリーニングの魔法で身体を光らせた後ソフィアお母様に抱っこされて歩く、王宮に到着したと思ったらすぐに謁見の間に通された。

「よくやった!妖精使いアルヴィン! 近くの魔の森の中心に世界樹を生やしたそうだな! この目で確認した! それに気付いておるか?魔力に降り積もる、マナの量が増えている事に! では集めてきた世界樹の樹液を出してもらおうか!」とゴキゲンな王様。

 身体を光らせる事もなく世界樹の樹液のビン、大ビン200個小ビン4000個を出す。

「こちらの小ビン4個はフロレーテ迷宮の世界樹の樹液で、うち3個は粗悪品です」ぼくは何食わぬ顔で報告する。

「ふむ?“妖精使いアルヴィン印の高級世界樹の樹液・産地フロレーテ迷宮の世界樹。ラベル代理執筆インプのタンポポ”? こちらは“妖精使いアルヴィン印の世界樹の樹液・産地フロレーテ迷宮の世界樹・妖精たちのだ液入り。ラベル代理執筆インプのタンポポ”? ふむ?」と王様、不思議そうにぼくの方を見る。

「妖精たちのだ液入りと言うのは、妖精たちが世界樹の樹液を飲んだ後のビンから、世界樹の樹液を集め直したものです。残りの大ビン200個と小ビン3996個は、世界樹キルヒアイスの樹液です」

「世界樹キルヒアイス?」と王様。

「意思疎通の魔法を世界樹の種に使い、名前を付けました」

「なるほど……では報酬は、世界樹キルヒアイスの影響範囲の迷宮をアルヴィン迷宮とし、迷宮プラチナ貨8枚、迷宮大金貨9枚、迷宮金貨99枚、迷宮大銀貨100枚、迷宮銀貨100枚(合計約1億円)と階級を少尉とする!」と王様。

「あの~。迷宮プラチナ貨8枚、迷宮大金貨9枚、迷宮金貨99枚、迷宮大銀貨100枚、迷宮銀貨100枚(合計約1億円)は、フィリオーネの報酬では?」

「もちろん!フィリオーネにもやる! それにフロレーテにもな!」と王様、ぼくとフィリオーネとフロレーテの前にそれぞれお金の山を作る。

「これ、もらっていいの?」とフロレーテ、自分のお金の山にフラフラと近づいてぼんやりとお金の山を眺める。

「わ~い!」とフィリオーネ、自分のお金の山に飛び込む。

「それはそうとお前たち、英雄になったそうそう英雄狩りと戦ったらしいな!」と王様、ぼくとフィリオーネとリリオーネとフロレーテを順番に確認するように見ながら。

「はい! ぼくとフィリオーネとリリオーネとフロレーテが英雄化したのを、英雄狩りに見つけられました!」

「英雄の力とはどんなものか解るか?」と王様。

「世界の主人公の力で、世界を崩壊させかねない危険な力でしょうか?」

「そうだ。そして世界を運営するための基本の力であり、英雄の力自体にも世界のバランスをたもとうとする力がある。一定数の英雄たちが世界の崩壊を防ぐために英雄を間引こうとしたりするのも、英雄の力の世界のバランスをたもとうとする力ゆえにだし。英雄が一般人を虐殺しようとすると、その一般人の中からその状況を何らかの方法でどうにかしてしまう英雄が複数現れるのもそうだ。そして英雄の力を使う者同士のどちらか一方の借りが返しきれないほどになった時、英雄は使徒化しとかする……」

「使徒化? 王様が言いよどむぐらいまずいものですか?」

「英雄の力からの使徒化とは返しきれないほどの借りがある状態を英雄の力が世界のバランスが崩れると判断し、強制的に借りを返させる状態の事を言う。使徒化した者は、善悪よりも使徒化の原因の借りを返す事を優先するようになる」

「え? じゃあぼく報酬をもらいすぎてるから使徒化の危険があるんじゃないですか? 今回の報酬返します!」

「報酬を返す事は許さん! それに安心しろ、わしも部下が善悪を持たぬ者になる事を望んではいない。今回の報酬はわしがお前たちの使徒にならずなおかつ、お前たちの労働で十分返せるだけの報酬として考えてある。お前の報酬にエリクサーを1つ渡す案もあったがエリクサーはオークションで迷宮大プラチナ貨1枚(約1億円)以上するが今回お前たちが集めてきた世界樹の樹液を国家錬金術師に安く買わせる事で軍では、迷宮大プラチナ貨1枚(約1億円)より安くまとまった数を確保する計画がある。そうなるとお前への報酬として、渡しすぎになるか少なすぎるのか判断が難しくなる。そこでお前には自力で四肢欠損を直させる事にした、妖精たちが自然治癒で四肢欠損を直せるようだし難しくはないだろうとな」

「そうですか……。そう言えばジョンさんに英雄狩りから助けてもらったんですけど、ジョンさんの力が圧倒的すぎてどうやって借りを返せばいいのか……」

「普通はそのような事が起こらないように英雄の力の作用で実力が違いすぎる英雄同士や英雄と英雄狩りの縁を結ばないように作用するのだが、ジョンとジェイムズとお前たちは例外だな。妖精使いアルヴィンの紹介で『街の警備の仕事をしたい』と言ってきたジョンとジェイムズを少し面接したが、お前たちに返しきれないほどの借りがあるそうではないか。むしろジョンとジェイムズこそ、近いうちに借りを返さなければ使徒化しかねない」王様が深刻な顔をする。

「ええ?ほんの少し助けただけなんですけど?」

「ジョンとジェイムズの側から見れば、7971年捕まっていた牢獄から助けられたそうだ。英雄の力がすぐさまジョンとジェイムズを使徒化しないのは、ほんの少し借りを返す時間的チャンスをあたえているのだろう。ジョンとジェイムズとお前たちの英雄の力が因果律を引き寄せて、お前たちに続けざまの試練を与える事が予想される。うっかり死なないようにな? それとジョンとジェイムズの経歴は秘密にするようにわしも言われている、お前たちも気を付けるように」王様はぼくだけではなくフェアリー8匹・ピクシー1匹・インプ1匹とも、1匹1匹と目を合わせて念押ししていく。

「使徒化しかねないのは、ぼくと妖精たちも同じですよね?」

「まあそうだな」

「おたがいに英雄化した瞬間に、英雄ではなかった期間も含めて貸し借りのバランスが問題になるんですよね」

「ああ、その通りだ! フェアリーの木を切って妖精たちと縁を切るか?」

「そんな!」「ひどい!」「人でなし!」フェアリー7匹・ピクシー1匹・インプ1匹が、思い思いに罵倒ばとうした後。

「フェアリーの木は切らない約束でしょ!」フロレーテが約束を持ち出す。

「そうです! フェアリーも世界樹の樹液集めならできる事を証明しました!」

「そうか……では、フェアリーの木は切らないでおいてやる! 妖精使いアルヴィンが生きている間はな!」

「え? ぼくたぶんすぐに転生できるんですが?」

「そんな保証がどこにある! それに転生するにしても1年妖精たちを、とくにフェアリーを自由にさせとくつもりか?」王様は、ぼくに言い聞かせるように言う。

「それは、大変かもしれないですが……」

「解ったら世界樹の樹液の在庫がなくなるまで、フェアリー関連の苦情処理でもしていろ。良いな?」

「はい……」どうするべきだろう? 英雄の力からの使徒化も問題だが、1番の優先はフェアリーのイメージアップ? それともフェアリーの社畜化しゃちくかだろうか? そんな事を成功させるより、素直にぼくが死なないようにした方が早い?いやいやぼくが死んだときのためにイメージアップと社畜化は必要……。 あとは四肢欠損を治す魔法はあの場にいた妖精たちが名乗り出なかったんだから、気長に新しく四肢欠損を治す魔法を使う妖精と知り合いになれるのを待つしかないかな?


挿絵(By みてみん)

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「妖精使いアルヴィン」は妖精たちが大活躍する物語ですが、さすがに第1話から活躍はさせてあげられませんでした。

第3話の最初の戦闘で、どのように活躍するのかのおおざっぱな方向性を。

第8話で、一般的なフェアリーと言う種族のしょうがない可愛さを。

第15話で、飛び回る妖精たちの可能性を。

第18話第19話で、フェアリーの木の種のシャレにならないやばさを。

第20話で、フェアリーたちの純粋さを。

第25話で、妖精の集団によるとびぬけた大物狩りを。

第26話で、ピクシーとインプの秘密を。

第28話で、強すぎる英雄狩りの脅威の基本能力を。

第33話で、フェアリーたちの大活躍を。

第35話で、英雄化した者たちの「世界がバランスをたもとうとする」新たな縁の注意点を。

読んで妖精たちのファンになってくださると、僕もアルヴィンもよろこびます!

第35話で1巻想定分ですが、応援されれば果てしなく続きます!

僕に「妖精使いアルヴィン」を書かせてください!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


画像のフェアリーが大きいのとアルヴィン以外の赤ちゃんは誰?と言うのは、BingチャットAIさんとBing画像生成AIさんに言ってください伏線とかではないです。

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