第31話 アルヴィンは創造神? ドングリ30トン攻撃
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面白い事しか書かないつもりで書いた、妖精たちを活躍させる設定もりだくさん!
妖精たちの可愛さを愛でるほのぼの展開!
妖精たちの可愛い性格からくるコメディ!
フェアリーピクシーインプ主力みんな美少女!
異世界転生したばかりの赤ちゃんと妖精たちが大活躍!
オタク趣味の魔法を使う男主人公赤ちゃん!
凄すぎる英雄基本能力!
妖精たちが主戦力!
新たなジャンル、コミカルメルヘンファンタジー!
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「心の回復には同じような境遇の人が有効と言われてますからそのせいかもしれないですけど、似すぎていますよね?」ぼくも、英雄狩りを見つめて言う。
「ああ……。可能性としてはお前が私よりたくさんの魔力の層をまとえるか私より強い信念からくる意志力で英雄の力を制御してか、もしくはその両方を使って、私の記憶を読んで話を合わせているのではないだろうな?」英雄狩りが疑わしそうに、ぼくをにらみつける。
〈〈〈そうなの?アルヴィン?〉〉〉とフィリオーネとリリオーネとフロレーテの、驚きと希望の感情が伝わってくる。
「ちがうよ!! いや、ちがいます! ぼくは無力な赤ちゃんです! ぼくとしては、ぼくと英雄狩りさんのどちらかもしくは両方が記憶を改ざんされた分身と言う説を押したいのですが?」ぼくはへりくだった態度で、英雄狩りのおうかがいを立てる。
「分身には本体があるものだが? 両方が分身なら本体はなんだ!」
「ぼく前世は違う世界の人間だったんですが、信号機や横断歩道のペイントが全く同じでぼくの趣味と言っていいアニメやライトノベルもこの世界にはあるんです」ぼくは英雄狩りの目を見て話す。
「それだけ聞けば、お前の前世の世界の者が複数こちらに来ている可能性にしかならないだろう?」英雄狩りが不思議そうに聞く。
「もちろんそうです! でもただのまんじゅう屋がこちらではありえないほどの歴史がある事などから、ぼくは疑いを持っているんです。この世界は、ぼくが生まれたタイミングで記憶や歴史ごと創られた新しい世界なのではないかと……」ぼくは真剣な顔で英雄狩りに話し続ける。
「「「ええーーー?! それってつまり……」」」とフィリオーネとリリオーネとフロレーテ。
「お前は、自分の事を創造神だと思っていると言う事か……。まあその分身と言う事を言いたいのだろうが、おろかものめ! そう言えばお前たちは、初手で足手まといを置いて逃げたくずどもだったな!」英雄狩りが烈火のごとく怒り、ぼくを怒鳴りつける。
「いいえ!あれは私の指示です!英雄狩りなら英雄以外は狙わないだろうと見越した上です!」とソフィアお母様が、怒っている英雄狩りのセリフに割り込んで言う。
「お前たちの命を助けてやるための条件が必要のようだな! お前たち英雄4人、いや1人と3匹に条件をつける! お前たちで殺しあって1人か1匹、英雄を殺せ! それをもってお前たちが、英雄狩りとしてやっていける事を証明しろ!」英雄狩りがぼくたちを見回して、最後にぼくに視線を固定して無理難題を言ってくる。
「「「そんなの、できるわけ無いでしょ!」」」とフィリオーネとリリオーネとフロレーテが、英雄狩りに怒ってつめよるがぼくの少し前までしか出ない。
「生まれる前から一緒にいた幼なじみなのよ!」とフィリオーネ、何故かぼくと英雄狩りの視線が交わる位置から少し横にどく。
「ほら!アルヴィンも何か言ってやってよ!」とリリオーネが、英雄狩りと見つめあっているぼくに話を振ってくる。
〈おそらくぼくは死んでも記憶を持ったまま転生させてもらえるから、ぼくを殺して〉ぼくが、気が向かないながらも声に出さずにフィリオーネとリリオーネとフロレーテとしゃべれる魔法で指示をすると。
〈何言ってるの!アルヴィン?〉とリリオーネ、フィリオーネとフロレーテも驚愕している感情が伝わってくる。
その反応を英雄狩りも見ているので、何らかの方法でぼくたちがナイショ話をしているのはバレている。
〈死ぬときはすごく痛いのよ?〉とフロレーテ、心配そうにぼくをのぞき込む。
〈アルヴィンの転生って異世界に転生する可能性があるのよ? 異世界に転生したらあたしと一生あえなくなるのよ! いいの?〉とフィリオーネ、リリオーネとフロレーテとは違ってこちらに飛んでこないで英雄狩りの後ろの何かを見ている。
〈転生させてくれる神様と話せたらたのんでみるけど、ダメだったら異世界に転生も仕方がないかなって思ってるんだけど……〉とぼくが意思疎通魔法でしゃべっていると、途中でフィリオーネがさえぎって。
〈そんなのダメよ! ちょっと話を中断して、あたしの方に来て道路の先の方見てくれない?〉とフィリオーネに言われたので、英雄狩りと視線をあわせていたのを中断して道路の先の家がある方を見てみると、道の20メートル先の見えない壁に何かの戦争のようないきおいで火の玉や電撃がぶつかっていてその周りの空にはフェアリーを中心とした妖精たちが無数に飛んで火の玉や電撃をうっていたがこちらには向こうの音が全く聞こえてこない。周りが真空なので物音がしないのは分かるのだが、真空でもしゃべれるマ●ドライブをした妖精たちの声も聞こえない。
〈え?あれって結界か何かがあって助けに来れないの?〉と言う、ぼくの表情変化を見ていた英雄狩りも振り返り。
「ああ、あれか? 残念ながら……」と英雄狩りが何か言いかけた所で。
〈アルヴィンと離れ離れになるなんて、いや~~~!〉と言ってフィリオーネの感情の爆発とともに、フィリオーネが収納魔法からドングリを10トン出して英雄狩りを押し流していく。
それを見ていたフロレーテがソフィアお母様を、リリオーネがぼくを、釣り上げて上空に運んでいく。
その間も、フィリオーネは英雄狩りのいる場所を見失わないようにしながらも英雄狩りの上空に移動し。
「英雄狩りなんて死んじゃえ!」と言ってさらに、20トンのドングリを落とす。
そのフィリオーネのとなりに、ぼくとソフィアお母様をつりさげたリリオーネとフロレーテが飛んで行き。
〈〈アルヴィンと離れ離れになるなんて、いや~~~! 英雄狩りなんて死んじゃえ!〉〉とやりながら感情を爆発させようとするが、リリオーネとフロレーテの収納魔法は開かない。
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「妖精使いアルヴィン」は妖精たちが大活躍する物語ですが、さすがに第1話から活躍はさせてあげられませんでした。
第3話の最初の戦闘で、どのように活躍するのかのおおざっぱな方向性を。
第8話で、一般的なフェアリーと言う種族のしょうがない可愛さを。
第15話で、飛び回る妖精たちの可能性を。
第18話第19話で、フェアリーの木の種のシャレにならないやばさを。
第20話で、フェアリーたちの純粋さを。
第25話で、妖精の集団によるとびぬけた大物狩りを。
第26話で、ピクシーとインプの秘密を。
第28話で、強すぎる英雄狩りの脅威の基本能力を。
第33話で、フェアリーたちの大活躍を。
第35話で、英雄化した者たちの「世界がバランスをたもとうとする」新たな縁の注意点を。
読んで妖精たちのファンになってくださると、僕もアルヴィンもよろこびます!
第35話で1巻想定分ですが、応援されれば果てしなく続きます!
僕に「妖精使いアルヴィン」を書かせてください!
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